
投稿日:2026年9月30日
地域が誇る銘菓やブランド牛、旬の農産物や水産物、店舗や旅行で便利に使用できる電子ポイントなど、ふるさと納税には、バラエティに富んだ返礼品が揃っています。
ふるさと納税の楽しみは、返礼品を選び、受け取ることだけではありません。
縁(ゆかり)のある地方自治体や、お世話になった思い入れのある自治体などへの寄附金の使い道を選ぶことで、自身の寄附金が町や村に与える影響を知ることも一つの醍醐味となるでしょう。
ふるさと納税バイブルでは、返礼品が目的の寄附だけではない選択肢を知ってもらうために、全国の自治体に寄附金の使い道を伺い、その想いを発信していきます。
今回ご紹介するのは、南アルプスの清流と甲府盆地の寒暖差が生み出す果物の恵みと、子育てしやすい街を目指す取組が進む山梨県富士川町です。
自然と交通の利便性が共存する、富士川町の魅力
山梨県南巨摩郡に位置する富士川町は、四季折々の自然が豊かなまちです。
北から南アルプスの山々を背負い、眼前には富士川が流れる自然豊かな環境の中で、のびのびと子どもたちが育つ環境が整っています。
交通の面では、中部横断自動車道が通っており、町内に増穂インターチェンジがあります。
このインターを利用することで、静岡方面へはもちろん、中央自動車道にもつながるため、長野方面や東京方面にもアクセスでき、利便性の高い立地です。
子育て支援にも力を入れています。国の制度では3歳から5歳の保育料は無償化されていますが、富士川町では町独自の施策として0歳から2歳の保育料も無償化にしています。
自然が豊かな環境の中で子どもたちが思い切り遊び成長できる環境を整え、「子育てしやすい町ナンバーワン」を目指しています。
寄附金の使い道の事業について
令和6年度(2024年度)の富士川町へのふるさと納税総額は約2億5,000万円。そのうち返礼品の経費を除いた残りを各事業に充てており、令和6年度は主に以下の三つの事業に寄附金が活用されました。
1.新中学校指定制服等購入費補助事業——二つの中学校が一つになる日、子どもたちの制服を町が一新
富士川町では少子化の流れを受けて、町内に二つあった中学校を統合することになりました。令和7年4月から「富士川中学校」として新たなスタートを切ることになり、制服や体操着のデザインも全面的に新しくなりました。
ただし、令和8年度末の完成・令和9年夏の引越しを経て同年2学期からの使用が予定されている新校舎が建設中であるため、令和7年4月時点では2年生と3年生の子どもたちは暫定的に旧校舎で新しい学校に在籍することになりました。
そこで、すでに旧校舎の制服を持っているにもかかわらず新しい制服を購入しなければならないこれらの学年の保護者の方に向けて、制服・体操着の購入費を町として補助しました。この補助の全額にふるさと納税の寄附金が充てられています。
金額的に安いものではない制服と体操着をそろえる保護者の負担を、寄附金で軽減するこの取組は、子育て支援に力を入れる富士川町ならではの事業です。
現在は全学年が新しい制服を着て、富士川中学校として歩み始めています。

② 在宅育児応援事業——保育所に預けずに育てる家庭にも、月2,000円の支援を
富士川町では町独自の施策として0歳から2歳の保育料も無償化しています。
しかし、保育所・保育施設を利用していない、つまりご自宅でお子さんを育てている家庭には、この恩恵が届きにくい面がありました。
そこで令和6年度から始まった「在宅育児応援事業」では、0歳から満3歳のお子さんを保育所・保育施設を利用せずに育てているご家庭に、お子さん1人あたり 月2,000円(年間24,000円)の補助を出しています。
この事業の費用の全額にも、ふるさと納税の寄附金が活用されています。
保育所を利用する子どもたちへの無償化に加え、在宅で育てる家庭にも手を差し伸べることで、どのような育て方を選んでも支援が届く体制を整えています。
③ 富士川町親水公園ドッグランオープニングイベント運営費——川沿いの無料ドッグランに、愛犬と飼い主が集まった日
令和6年6月9日、富士川町に「富士川町親水公園ドッグラン」がオープンしました。富士川沿いの親水公園内に整備されたこのドッグランは、道の駅富士川のすぐ近くに位置し、川の美しい景色を楽しみながら愛犬と過ごせる施設です。
オープニングイベントでは、式典のほか、ワンちゃんと飼い主さんの写真撮影会や、整理券制(定員20組)でのしつけ認定会なども開催されました。
このオープニングイベントの運営費の全額にふるさと納税の寄附金が活用されました。
訪れた方からは「無料でこんな素晴らしい施設があることに感動した」「富士川沿いの景色が綺麗な公園で飼い主も気持ちよく過ごせる」といった声が寄せられており、地域の新しいにぎわいの場として親しまれています。

富士川町の地域づくりを支える、ふるさと納税の力
富士川町では、統合した新しい中学校での新生活を支える制服補助から、在宅で子育てをする家庭への応援、愛犬と楽しめる新施設のオープンまで、このまちならではの取組が今日も続けられています。
こうした取組を力強く支えているのが、ふるさと納税の寄附金です。
返礼品をお楽しみいただいたそのあとに、ぜひ一度、富士川町の風景を現地で感じてみてください。
あなたの寄附がどのようにまちの暮らしに生かされているのか。その答えを、きっと目で見て、心で感じていただけるはずです。
返礼品の紹介
1.シャインマスカット
山梨県は全国有数のぶどうの産地であり、富士川町もその恵みを受けた果物のまちです。
南アルプスの清流と甲府盆地の寒暖差、日照時間の豊かさが、みずみずしいシャインマスカットを育てます。
富士川町の農家の中には、除草剤を使わずに育てたり有機肥料にこだわったりと、より良いものを作ろうと工夫を重ねる生産者も多く、そのこだわりが品質の高さに表れています。

2.卵
富士川町の返礼品の中で最もリピート率が高い商品が卵です。養鶏場では毎朝自分たちで15種類ほどの材料を混ぜた独自の餌を手作りし、ニワトリの健康状態に合わせてその量を細かく調整しながら育てています。
こうしたきめ細やかな飼育が、より良い卵を生み出す秘訣です。毎月寄附を繰り返すリピーターが多いのも、その美味しさと品質の高さの証といえます。

3.富士の介
「富士の介」は、山梨県水産技術センターが開発した山梨県オリジナルのブランド魚です。
マス類で最高級とされるキングサーモンと、山梨県で生産量ナンバーワンのニジマスを交配させて誕生した魚で、キングサーモンの血を引く魚は全国で唯一の存在です。
富士川町の清らかな川で養殖されており、県内でも生産できる養殖場は数か所しかありません。
山梨県の共通返礼品にも指定されているこの逸品は、きめ細かな身質とほどよい上品な脂、豊かな旨味が特徴で、切り身として味わえます。

自治体情報
山梨県南巨摩郡に位置する富士川町は、南アルプスの山々を背に富士川が流れる自然豊かなまちです
四季折々の自然の中で、農業が盛んであり、甲府盆地の寒暖差と豊富な日照時間、南アルプスからの清らかな水を生かした、柚子やシャインマスカットなどの果物栽培が盛んです。
交通の面では中部横断自動車道が通り、町内に増穂インターチェンジがあります。静岡方面や、中央自動車道を経由して長野・東京方面へのアクセスも可能で、交通の利便性を備えたまちです。道の駅富士川も近くに位置し、地域の特産品や観光情報の発信拠点となっています。
子育て支援では0歳から2歳の保育料を町独自に無償化するなど、全年齢の保育料無償化を実現。また在宅で子育てをする家庭への月2,000円の補助など、どのような形の子育てにも寄り添う取組を進めています。
令和7年4月には町内の中学校が統合し、富士川中学校として新たなスタートを切りました。令和8年度末に新校舎が完成し、令和9年から使用開始が予定されており、子どもたちの学びの環境がさらに整っていきます。
自然の恵みと子育て支援、交通の利便性が調和する富士川町は、これからも次の世代へその豊かさをつないでいくまちです。
山梨県富士川町のふるさと納税
山梨県富士川町の基礎情報や返礼品を、まとめてご覧いただくことができます。
