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寄付金の使いみち

早くてユニーク!市民最優先で施策を生み出し続ける大府市の挑戦

地域が誇る銘菓やブランド牛、旬の農産物や水産物、店舗や旅行で便利に使用できる優待券など、ふるさと納税には、バラエティに富んだ返礼品が揃っています。

ふるさと納税の楽しみは、返礼品を選び、受け取ることだけではありません。

縁(ゆかり)のある地方自治体や、お世話になった思い入れのある自治体などの寄付金の使いみちを選ぶことで、自身の寄付金が町や村に与える影響を知ることも一つの醍醐味となるでしょう。

ふるさと納税バイブルは、返礼品が目的の寄付だけではない選択肢を知ってもらうために、全国の自治体に寄付金の使いみちを伺い、その想いを発信していきます。

今回は、寝具やおせち、シャインマスカット、バイオリン、黒毛和牛などの返礼品が人気の愛知県「大府市(おおぶし)」の寄付金の使いみちをご紹介します。

元祖・健康都市、大府

大府市の南部は健康・医療・福祉・介護関連の機関が集中するウェルネスバレーを擁しており、「元祖・健康都市」として1970年から半世紀以上にわたって健康に意識的なまちづくりを推進してきた歴史があります。寄付金も、健康に関する事業に多く充当されているそう。

大府市 ウェルネスバレーの風景

「大府市の事業は、基本的にすべて『健康』に紐づくように計画されています。現在、国立長寿医療研究センターや愛知県の健康プラザなどの拠点施設が集まり、国内有数の健康長寿の一大拠点が大府市で形成されています。」(以下「」太文字…大府市自治体担当者の言葉)

大府市が始まった1970年当初から、健康に関する施策を積極的に行ってきました。2008年に策定された「ウェルネスバレー構想」では、健康長寿の関連施設を活用したモデル事業の支援や産業の集積などを行っています。

「日本は、世界で一番はじめに超高齢社会に突入している国なんです。ウェルネスバレー構想では、世界的な課題を、大府市に集まった国や県の機関と連携してモデルケースを作り解決につながる取組を進めています。」

現在、大府市の健康寿命延伸の取り組みはさまざまな場所から発信され、「大府市に住むことで、健康で長く過ごせる」というイメージが浸透し始めています。

合計特殊出生率1.93、東海3県トップ。子育て世代に選ばれるまちづくり

高齢者が増えてきた現状もあり、少子高齢化に力を入れている大府市。「合計特殊出生率」(一人の女性が産む子どもの人数を示す数値)の高さからも、子育て世代に大府市が子育てをしやすいまちとして選ばれていると言えます。

大府市立 荒池保育園

大府市の合計特殊出生率は、東海三県トップの1.93。これは、女性1人につき2人ほど子どもを生む計算になります。

さらに大府市は、2023年4月から新しい育児支援「食べる機能健診」を始め、メディアでも話題を呼びました。

対象は生後10か月の子どもで、口の開き方や舌の動きをチェックし、その子に合った離乳食を提案します。

ほかにも、保育園利用者以外の方でも無料で一時的に子どもを預けられる制度や、赤ちゃん1人15万円給付、特定不妊治療1つの治療につき10万円までの補助など、さまざまな少子化対策を打ち出しています。

オリジナリティ溢れる施策で人口増加を図る

大府市は名古屋市の隣に位置し、もともとベッドタウンの側面があり、現在まで人口増加が続いています。

全国的に人口減少の流れがある中、大府市では、現在約9万人の大府市の人口を、2030年に10万人まで引き上げようという目標に向けて取組を進めているそう。

目標の達成に向けて、市民や移住検討者の興味を惹くユニークな施策が必要だと言います。

「全国的には人口減少の流れのなかで、それに抗えるようなオリジナリティあふれる政策を打ち出しています。市民が参加できるお笑いコンテスト『OBU-1グランプリ』や、小学校でのバイオリン授業なども、そういった政策の一環です。」

OBU-1グランプリ 2022

大府市では、2021年に日本で一番最初にバイオリンの生産を始めた「鈴木バイオリン製造」を誘致。

鈴木バイオリン 製造の様子

2022年には、小学校授業でのバイオリンの演奏体験や、保育園・小中学校でのバイオリン演奏会の開催、野外バイオリンコsuンサートの開催など、バイオリンの楽しさを知ってもらう取り組みを積極的に行っています。

「早く、独自に、付加価値を付けて」

大府市では、3つの「one(ワン)」を大切にしています。

First One(ファーストワン)…早く

Only One(オンリーワン)…独自のことを

Plus One(プラスワン)…付加価値を付けて

「市民のニーズにいち早く気づき、真っ先に優先順位あげて行うことが大切だと感じます。さらに毎年同じことをやり続けるのではなく、工夫しながら1歩1歩階段を登っていき、市民が健康で過ごせる魅力あるまちづくりを心がけています。」

実は、全国で最も早い時期にコロナ給付金(特別定額給付金)の支給を始めたのも大府市です。市民最優先で、スピード感のある施策。そして行政力の高さ。

常に先を見据え、誰もが健康で長く過ごせる町を目指すその一貫した姿勢は、メディアでも注目を集め、その結果近隣からの移住者も増えているそうです。

大府市の施策やまちづくりへの想いに共感した方は、ぜひふるさと納税を利用して寄付を行ってみてはいかがでしょうか。

自治体情報

愛知県大府市は、県西部・名古屋市の隣、知多半島の北に位置する人口約9万3千人の市。

南部には健康・医療・福祉・介護関連の機関が集中するウェルネスバレーが形成され、丘陵部では愛知用水を利用した都市近郊農業が行われている。

市内には多くの公園が整備されており、広大な敷地を持つ「あいち健康の森公園」や水遊びができる「大府みどり公園」などがある。「大倉公園」は国の文化財に指定されている茅葺門や建造物が見られる公園として有名。 

登録有形文化財の茅葺門

大府市のふるさと納税

愛知県大府市の基礎情報や返礼品と、まとめてご覧いただくことができます。

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