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寄付金の使いみち

京都府宮津市・天橋立に広がる幻想的な夜。伝統の燈籠が織りなす400年の歴史を次世代へ届けるために

地域が誇る銘菓やブランド牛、旬の農産物や水産物、店舗や旅行で便利に使用できる電子ポイントなど、ふるさと納税には、バラエティに富んだ返礼品が揃っています。

ふるさと納税の楽しみは、返礼品を選び、受け取ることだけではありません。

縁(ゆかり)のある地方自治体や、お世話になった思い入れのある自治体などへの寄附金の使い道を選ぶことで、自身の寄附金が町や村に与える影響を知ることも一つの醍醐味となるでしょう。

ふるさと納税バイブルでは、返礼品が目的の寄附だけではない選択肢を知ってもらうために、全国の自治体に寄附金の使い道を伺い、その想いを発信していきます。

今回ご紹介するのは、日本三景の一つ・天橋立を有し、古くから神話や深い歴史が息づく京都府宮津市です。

天橋立が通学路になる町、宮津市の魅力

日本三景と唯一無二の自然環境

京都府北部、日本海に面した宮津市の最大の魅力は、なんといっても日本三景のひとつ「天橋立」です。

日本海と宮津湾という地理的条件が長い年月をかけて生み出した全長約3.6キロの砂州(※さす)は世界屈指の自然の造形美で、その芸術的な姿は宮津市のシンボルとなっています。

天橋立の楽しみ方は一つではありません。天橋立駅からすぐの「天橋立ビューランド」から股の間から逆さに景色を眺めると、松並木が天に昇る龍のように見える「飛龍観」を楽しめます。

一方、反対側の「傘松公園」から眺めると、天へと真っ直ぐ一文字にのびる姿が龍の昇天を思わせる「昇龍観」が広がります。

縦と横、二つの展望所から異なる表情を見せるのが天橋立の醍醐味であり、この「股のぞき」でしか味わえない唯一無二の景色は、一度見たら忘れられないものです。全長3.6キロの松並木はちょうどいい散歩コースで、レンタサイクルで走り抜けることもできます。


昇龍観

そして宮津ならではの特別さは、天橋立が「観光地」であると同時に「生活の場」でもあるという点です。地元の高校生が自転車で天橋立の松並木を通学路として毎日走り抜ける——そんな日常が当たり前のようにある場所は、日本三景の中でも宮津だけかもしれません。

「気づいたらもうそこにあったもので、特別感はないんですけど、改めて見ると綺麗だなって思ったりする」と、地元に長く関わってきた担当者は語ります。特に冬の雪景色の天橋立は格別の美しさだといいます。

※砂州(※さす)とは、沿岸流によって運ばれた砂や小石が、海や湖に向かって細長く突き出た地形(くちばし状の地形)のこと

2000年以上の歴史と伝説が息づくまち

天橋立には、神話の世界から続く深い歴史があります。

イザナギが天と地を行き来するために作った梯子が倒れてできたという一説があり、天橋立周辺には古くから神話が息づいています。

傘松公園の麓には、その神代の歴史を今に伝える「元伊勢籠神社」があります。もともとここに伊勢神宮の神様がおられ、各地を移動した末に三重県の伊勢に落ち着いたと伝えられることから、「元伊勢(もといせ)」という名を持つ、2000年以上の歴史を紡いできた丹後一の宮です。

また、室町時代の画聖・雪舟が天橋立を描いた水墨画も国宝に指定されています。

海・山・歴史・神話が凝縮したこのまちは、「ロマンあふれる土地」と表現するのがぴったりかもしれません。

年間300万人以上の観光客が訪れる京都府随一の観光地でありながら、地域の人々の日常と交差し続けているところが、宮津ならではの深みを生んでいます。


傘松公園 天橋立雪景色

京の奥座敷・丹後の食の恵み

宮津市がある丹後地域は、昔から京都の祇園や洛中と呼ばれる地域に野菜や魚を供給してきた一大生産地であり、食の豊かさは今も健在です。

海産物では、宮津湾と日本海が生み出す多彩な幸が揃っています。

冬の主役はカニとブリで、特に宮津市が発祥の地となるブリしゃぶは、冬の宿の目玉メニューとして知られています。

また、春から初夏にかけて出荷される丹後とり貝に加え、肉厚で評判の宮津湾の天然とり貝は、日々の漁獲量を制限し、資源を守り次代につなぐ環境にやさしい漁業に取り組まれています。さらに、夏には岩牡蠣、11月6日から解禁される松葉ガニ(ズワイガニ)など、春夏秋冬を通じて旬の食材が揃います。

農産物では、丹後産コシヒカリが代表的です。良食味米として、日本穀物検定協会の全国食味ランキングで通算12回の最高評価を獲得している高品質なお米で、農業者をはじめ関係機関が連携し、おいしいお米をご家庭の食卓へお届けできるよう取り組んでいます。

最近では生姜の振興ブランド化にも力を入れており、新生姜が出回る秋ごろから、天然の横穴などで保管する“囲い生姜”として楽しんでいただいています。

生のまま食べたり、お寿司屋さんのガリのように酢漬けに加工したりと、若手農家を中心に新たな産品づくりが進んでいます。

他にも和菓子の材料にも使われるきめの細かいやまのいもや、九条ねぎといった京野菜も多く作られており、食材の宝庫とも言える美食のまちです。

交通アクセスと暮らしやすさ

京都縦貫道の延伸により、車での移動は大幅に便利になりました。

京都市内から約2時間、大阪からも2時間20分の好アクセスで、公共交通も整備され「日帰りで気軽に来られるけど、非日常感を味わえる」というちょうど良い距離感が観光地としても選ばれる理由の一つです。

暮らしの面では子育て支援に力を入れています。天橋立を望む商業施設「宮津シーサイドマートミップル」には子育て支援センター「にっこりあ」が設けられており、お子さんとお父さん・お母さんが一緒に遊べる場所や読み聞かせ教室などが充実しています。

再来年の秋頃には、宮津市役所の全庁舎機能がこのミップルに集約される予定で、市民に開かれ海に開かれた宮津の窓となる庁舎として整備が進んでいます。

また、ふるさと納税を活用した保育園留学も受け付けており、移住や二拠点生活を検討されている方が安心して子育てできる環境づくりが進んでいます。

寄附金の使い道の事業について

① 天橋立保全事業——日本三景を次の世代へ

昭和40年(1965年)に設立された「天橋立を守る会」を中心に、宮津市・与謝野町・観光協会などが連携した保全活動が60年以上にわたって続けられています。

天橋立の松並木は、長年の波による砂の堆積や浸食、松枯れ病、外来植物の侵入などと戦い続けています。

具体的には、一斉清掃による漂着ゴミの撤去、浚渫工事(砂の堆積を取り除く工事)、松の剪定・植栽管理、土壌の落ち葉の撤去、害虫(松枯れ)対策などを実施しています。丹後天橋立大江山国定公園として指定され、宮津市は京都府と連携しながらこれらの保全活動を官民一体となって行っています。

寄附金は「環境保全のため」という使途で充当されており、こうした保全の費用に活用されています。

また、ハード面の保全活動だけでなく、天橋立の世界遺産登録を目指した推進活動やシンポジウムの開催などのソフト事業にも寄附金が使われています。

「宮津市を知らない人に宮津を紹介するとき、やっぱり天橋立と言ったら伝わる。それがアイデンティティ」と担当者は語ります。

市民の日常と観光が交差するこの唯一無二の景観を、次の世代へ守り続けるための取組へのご支援をお願いしています。

② 宮津燈籠流し花火大会——400年の魂を継ぐ、ガバメントクラウドファンディング

宮津市には、約400年前に始まった伝統行事「燈籠流し」があります。

戦国武将・細川藤孝(幽斎)が入国して城下町を築いた際、城下に暮らす人々がお盆に迎えた祖先の霊を極楽浄土へ送り出すため、供物にささやかな灯火を添えて海へ流したことが、現在に続く燈籠流しの起源と伝えられています。

毎年8月16日、宮津湾には2種類の祈りが流れます。一つは初盆を迎えた家から流される「精霊船」。モールや造花で飾られた船が宮津湾へ曳き出され、海上で点火されます。炎は勢いよく燃えるほど供養になるとされています。

そしてもう一つが、ろうそくの炎が揺らめく紅白の「追っ掛け燈籠」です。多くの燈籠が流され、日本三大燈籠流しに数えられています。精霊船を囲むように水面を進む光景は儚くも美しいものです。


精霊流し

午後7時50分になると、その厳かな光景に船上から約2,000発の花火が加わります。宮津の町は北の宮津湾以外の三方を山に囲まれているため、花火の音が反響して会場全体を包み込む重低音は、開けた都会の花火大会では絶対に味わえない魅力です。

花火が終わった後は、「二度と行こまい丹後の宮津、縞の財布が空となる♪」と唄われる「宮津おどり」に合わせた盆踊り大会が午後9時30分まで続き、祖先を楽しく送り出す一夜となります。

来場者は7万人を超える、宮津市最大の伝統行事です。

花火大会が始まったのは大正13(1924)年のこと。鉄道(旧国鉄宮津線、現在の京都丹後鉄道)の開通を記念して打ち上げられた花火が起源で、宮津市民にとってかけがえのない行事です。

しかし近年、物価高騰などの影響により開催が困難な状況に置かれています。この伝統の灯火を次世代につないでいくため、宮津市では今年初めてガバメントクラウドファンディング(ふるさとチョイスGCF)での寄附募集を実施しています。いただいた寄附は花火大会の開催・運営費用として活用され、目標金額に達しない場合でも全額が事業費に充当されます。

寄附受付期間:2026年6月1日〜8月29日(目標金額:100万円)

宮津の夏の夜を彩るこの伝統行事を守るため、ぜひご支援をお願いいたします。

宮津市の地域づくりを支える、ふるさと納税の力

宮津市では、2000年以上の歴史を持つ天橋立の保全から、400年続く灯籠流しの継承まで、このまちならではの取組が今日も続けられています。こうした取組を力強く支えているのが、ふるさと納税の寄附金です。

返礼品をお楽しみいただいたそのあとに、ぜひ一度、宮津市の風景を現地で感じてみてください。あなたの寄附がどのようにまちの暮らしや自然に生かされているのか。その答えを、きっと目で見て、心で感じていただけるはずです。

返礼品の紹介

旅行クーポン券

年間300万人以上の観光客が訪れる宮津市への旅行クーポン券は、ふるさと納税の返礼品の中でも右肩上がりの人気を誇っています。天橋立をはじめ、日本海の海の幸、歴史ある神社仏閣、海と山が共存するアクティビティなど、現地でしか味わえない体験が待っています。ふるさと納税をきっかけに、ぜひ宮津市を訪れてみてください。

富士酢(飯尾醸造)

130年以上の歴史を持つ「株式会社飯尾醸造」が作る「富士酢」は、こだわりを言葉で言い表せないほどの職人の酢です。お酢の原料であるお米から自分たちで栽培するという徹底したこだわりのもと、現在の当主がさらにブランディングを再構築。原点まで掘り下げた商品開発で、全国の食通から高い評価を受けています。宮津市が誇る、一度使うと手放せない本物の酢をぜひお試しください。



オイルサーディン(竹中罐詰)

宮津湾や丹後近海で水揚げされたイワシを使った「竹中罐詰」のオイルサーディンは、全国に熱烈なファンを持つ高級缶詰です。天橋立をモチーフにしたパッケージも美しく、宮津市を代表する昔からの特産品。沖ギスやホタルイカなどバリエーション豊富な缶詰も揃っており、贈り物としても喜ばれる一品です。



自治体情報

京都府北部、丹後半島の付け根に位置する宮津市は、日本三景の一つ・天橋立と、日本海・宮津湾の豊かな自然が重なり合う、歴史と食文化が息づくまちです。長い年月をかけて形成された全長約3.6キロの砂州・天橋立は、松並木が美しく、年間300万人以上の観光客が訪れる京都府随一の観光地です。

海辺を離れるとすぐ山が迫るコンパクトな地形の中に、観光・農業・漁業が共存しています。丹後コシヒカリをはじめとする高品質なお米、やまのいも、九条ねぎや賀茂なすなどの京野菜、カニ・ブリ・とり貝など四季折々の海の幸と、「京の奥座敷」と称されてきた食材の宝庫です。ブリしゃぶは宮津が発祥の地として知られています。

歴史も深く、社伝に2000年以上の歴史を刻む丹後一の宮「元伊勢籠神社」があり、雪舟が描いた天橋立の水墨画は国宝に指定されています。

400年以上続く灯籠流しは、宮津市民の魂ともいえる伝統行事として毎年8月16日に受け継がれています。
お車でお越しの場合は京都縦貫道の利用で京都市内から約2時間、大阪からも約2時間20分でアクセスできます。子育て支援や移住定住促進にも取り組んでおり、日常と観光が交差する唯一無二の環境の中で、宮津市は次の世代へその豊かさをつないでいます。

海と山と歴史が折り重なる宮津市は、どこか神聖さを感じさせながらも、新しい魅力を取り込み続けるまちです。天橋立の松風と宮津湾の潮風に抱かれたこの地は、今も静かにその豊かさを語り続けています。

宮津市のふるさと納税

京都府宮津市の基礎情報や返礼品をまとめてご覧いただくことができます。

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