
投稿日:2026年6月1日
地域が誇る銘菓やブランド牛、旬の農産物や水産物、店舗や旅行で便利に使用できる電子ポイントなど、ふるさと納税には、バラエティに富んだ返礼品が揃っています。
ふるさと納税の楽しみは、返礼品を選び、受け取ることだけではありません。
縁(ゆかり)のある地方自治体や、お世話になった思い入れのある自治体などへの寄附金の使い道を選ぶことで、自身の寄附金が町や村に与える影響を知ることも一つの醍醐味となるでしょう。
ふるさと納税バイブルでは、返礼品が目的の寄附だけではない選択肢を知ってもらうために、全国の自治体に寄附金の使い道を伺い、その想いを発信していきます。
今回ご紹介するのは、海と山の自然に恵まれ、かずの子の加工生産量日本一を誇る北海道留萌市です。
かずの子の加工生産量日本一を誇るまち
北海道の北西部、日本海に面する留萌市は、海と山の自然に囲まれたまちです。海の幸・山の幸の両方に恵まれていることが大きな魅力で、特に水産加工が盛んな地域として知られています。
中でも注目されているのが、かずの子の加工生産量日本一を誇る点です。かつてはニシン漁で栄えた歴史があり、その加工技術が現在のかずの子産業へと受け継がれてきました。こうした背景から、留萌市には特色ある食文化が根付いています。
また、人口約1万7千人のコンパクトなまちでありながら、生活に必要な都市機能は一通り整っており、札幌市や旭川市といった主要都市へのアクセスも良好です。市内は移動距離が短く、買い物や通学・通院なども比較的しやすい環境にあります。
夏には海水浴やSUP(スタンドアップパドル)などのアクティビティが楽しめ、子ども向けの自然体験も充実。一方で、冬は強い風と雪に見舞われる厳しい環境ではあるものの、四季を通じて豊かな自然を感じられる地域です。

寺子屋・るもいっこ事業について
子どもたちの未来を育てる寄附金の使い道
留萌市では、ふるさと納税の寄附金を活用し、子どもたちの学びと成長を支える「寺子屋・るもいっこ事業」を実施しています。
この事業は、地域の未来を担う子どもたちが、ふるさと留萌に誇りを持ち、自ら考え行動する力を育むことを目的としています。
背景には、留萌市内には大学や専門学校がなく、多くの若者が進学や就職を機に市外へ転出する現状があります。そのため、単に人を呼び込むのではなく、「一度離れても、また戻ってきたいと思えるまちにすること」、そして「離れても地元に誇りを持ち続けられること」が重視されています。
学び・体験・交流を組み合わせた多彩なプログラム
寺子屋・るもいっこ事業の特徴は、「学び」「体験」「交流」を組み合わせた多様なプログラムにあります。年間を通して複数回実施され、子どもたちが学校の授業だけでは得られない体験ができる機会が用意されています。
たとえば、プロの作家を講師に迎えた作文教室では、映画鑑賞と組み合わせながら文章表現を学び、「書くことの楽しさ」や「伝える力」を育てます。また、SUP(スタンドアップパドル)体験では、市内施設を活用しながら新しいスポーツに挑戦する機会を提供し、子どもたちの好奇心や挑戦心を引き出しています。

地域外とのつながりが広げる子どもたちの視野
この事業では、地域外の企業や専門人材と連携したプログラムも積極的に取り入れられています。
日本航空(JAL)のスタッフによる仕事講演会では、空港で働く人々の役割や仕事のやりがいについて学び、将来の職業観を育む機会を提供。さらに、宇宙をテーマにしたトークショーでは、宇宙飛行士や宇宙の暮らしについて学びながら、子どもたちの夢や興味関心を広げています。
こうした取り組みは、地域の枠を超えた学びを提供し、子どもたちに「自分の未来の選択肢」を意識させるきっかけとなっています。

子どもたちに人気の高い“地域の学びの場”
寺子屋・るもいっこ事業は、毎回多くの参加希望者が集まり、定員が埋まるほどの人気を集めています。学校では体験できない学びや出会いがあることから、子どもたちにとって貴重な機会となっており、保護者からの評価も高い事業です。また、地域住民やボランティアが関わることで、世代を超えた交流の場にもなっており、地域全体で子どもを育てる環境づくりにもつながっています。
「戻ってきたくなるまち」を目指して
留萌市では、移住者の増加だけに頼るのではなく、まずは地域にゆかりのある子どもたちに地元への愛着を育むことを重視しています。
寺子屋・るもいっこ事業は、子どもたちが留萌の魅力を知り、自分の将来と地域を結びつけて考えるきっかけを生み出す取り組みです。
その積み重ねが、「将来また戻ってきたい」「地元に関わり続けたい」という想いへとつながっていきます。
ふるさと納税の寄附金は、こうした未来への投資として活用され、地域の次世代を支える大切な役割を担っています。
ふるさと納税返礼品
留萌市の返礼品は、地域の特色を生かした海の幸・農産物が中心です。
1.かずの子
まず代表的なのが、かずの子です。日本一の加工生産量を誇る留萌市ならではの返礼品で、加工技術に裏打ちされた品質の高さが魅力です。

2.お米
近年力を入れているのがお米です。「ゆめぴりか」や「ななつぼし」といった北海道を代表するブランド米が生産されており、外部からも高い評価を受けています。収穫量は多くないものの、その分、品質の良さが際立つお米です。

3.筋子やいくら
さらに、筋子やいくらといった魚卵も人気の返礼品です。水産加工のまちならではの新鮮で味わい深い商品が揃っており、多くの寄附者から支持されています。

自治体情報
北海道北西部、日本海に面した留萌市は、雄大な海と空、そして厳しくも美しい自然が広がる港町です。夕日の名所としても知られ、日本海に沈む夕日は「日本一の落陽」と称されるほどの美しさを誇り、訪れる人の心を静かに惹きつけます。季節ごとに表情を変える海と空は、日々の暮らしの中に豊かな情景をもたらしています。
市街地には港を中心に商業施設や住宅地が広がり、コンパクトながらも生活に必要な機能が整っています。かつてニシン漁で栄えた歴史を持つ留萌市は、現在も水産業が盛んで、甘えびやかずの子など日本海の恵みが食卓を彩ります。港町ならではの食文化や、地域に根付く人々の営みが、このまちの魅力を形づくっています。
留萌港はまちの象徴的な存在であり、海とともに歩んできた歴史を今に伝えています。港周辺では、漁船が行き交う風景や、朝市のにぎわいなど、日常の中に息づく港町の風情を感じることができます。夕暮れ時には、水平線に沈む夕日が海面を赤く染め、訪れる人々を魅了します。
海岸線に沿って広がる風景は、ドライブや散策にも適しており、広い空と風を感じながらゆったりとした時間を過ごすことができます。一方で、内陸には自然豊かな丘陵地や森林が広がり、四季折々の風景が楽しめます。冬には厳しい寒さと雪に包まれる一方で、その静けさと白銀の世界が、この地ならではの魅力を生み出しています。
海とともに生き、自然と向き合いながら暮らしてきた留萌市。力強い自然と人々の営みが重なり合うこのまちは、どこか懐かしさを感じさせながら、今も変わらぬ魅力を静かに伝え続けています。
北海道留萌市のふるさと納税
北海道留萌市の基礎情報や返礼品をまとめてご覧いただくことができます。
