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寄付金の使いみち

四万十川の風景を未来へつなぐ、四万十市の地域活動に迫る

地域が誇る銘菓やブランド牛、旬の農産物や水産物、店舗や旅行で便利に使用できる電子ポイントなど、ふるさと納税には、バラエティに富んだ返礼品が揃っています。
ふるさと納税の楽しみは、返礼品を選び、受け取ることだけではありません。

縁(ゆかり)のある地方自治体や、お世話になった思い入れのある自治体などへの寄附金の使い道を選ぶことで、自身の寄附金が町や村に与える影響を知ることも一つの醍醐味となるでしょう。

ふるさと納税バイブルでは、返礼品が目的の寄附だけではない選択肢を知ってもらうために、全国の自治体に寄附金の使い道を伺い、その想いを発信していきます。

今回ご紹介するのは、四国・高知県の西部に位置し、日本最後の清流とも称される四万十川を有するまち、高知県四万十市です。

豊かな自然とともにある暮らしや、川を軸にした独自のまちづくりが魅力のこの地域では、寄附金もまた、その環境や文化を未来へつなぐために大切に活用されています。

四万十川とともに生きるまち

四万十市の魅力を語るうえで欠かせないのが、日本最後の清流とも称される「四万十川」の存在です。

同市では「川とともに生きるまち」というキャッチフレーズを掲げ、川を中心とした暮らしと観光の両立を進めています。

カヌーやSUPといったアクティビティを楽しめる観光資源である一方で、四万十川は今もなお人々の生活に密接に関わる存在です。日常の中に川があり、人と自然の距離が近い風景が、今も当たり前のように残っています。

川を守るためのまちづくり

四万十市では、川の景観を守るための「景観計画」を策定しています。建物や施設を新たに整備する際にも、川への影響を第一に考え、必要に応じて届出を行うなど、徹底した配慮がなされています。

単なる開発ではなく、「川を守ること」を前提としたまちづくりが、四万十市らしさを支えています。

川と海の恵みが生む食の魅力

四万十市は食の魅力も豊かです。川ではアユやツガニ、青のりなどが親しまれ、河口に近い地域では海の恵みも楽しめます。

特に有名なのがカツオの塩たたき。なかでも、ポン酢ではなく地元の柑橘果汁を効かせた特性の塩だれで味わう「中村の塩たたき」は、柑橘の爽やかさと、鮮度の良いカツオが楽しめる四万十ならではの食文化です。

豊かな自然に囲まれながらも、スーパーや飲食店、医療機関などの生活環境が整っている点も特徴です。高知県西部の中では比較的利便性が高く、子育てのしやすさという面でも評価されています。

車は必須ではあるものの、自然と生活のバランスが取れた暮らしができる地域といえるでしょう。

四万十川とともに広がる地域の取組

四万十市では、寄附金を活用して、四万十川と深く関わる地域資源の維持や活用を進めています。ここでは代表的な2つの事業を紹介します。

入田ヤナギ林菜の花まつり

四万十川沿いを彩る春の風景

四万十川の下流域に広がる「入田ヤナギ林」では、毎年春になると一面に菜の花が咲き誇ります。

この場所は、上流から流れてきた菜の花の種が定着し、芽吹いたことに端を発した景観で、今では春の四万十川を代表する風景のひとつとなっています。

毎年2月末から3月中旬にかけて開催される「菜の花まつり」では、約1000万本の菜の花が咲き、まるで黄色いじゅうたんのような絶景が広がります。

寄附金で支える景観の維持

この美しい景観は、自然に任せるだけでは維持できません。菜の花がきれいに咲くためには、草刈りや耕運など、人の手による環境整備が不可欠です。寄附金は、こうした整備にかかる費用として活用されています。

ふるさと納税が、四万十川沿いの風景そのものを支えているといえるでしょう。

地域と観光をつなぐイベント

菜の花まつりでは、菜の花の鑑賞だけでなく、地元の飲食店による出店や物産販売、学生による吹奏楽のコンサートなど、さまざまな催しが行われます。

期間中の来場者は約1万人にのぼり、地元住民の憩いの場であると同時に、県内外から観光客が訪れるイベントとなっています。四万十川の自然と地域の営みが一体となった、象徴的な取組です。

四万十川ウルトラマラソン

四万十の自然を体感する長距離レース

四万十市を代表するイベントのひとつが、「四万十川ウルトラマラソン」です。100kmと60kmの部門があり、四万十川沿いや山あい、沈下橋など、雄大な自然の中を走るコースが特徴です。

30回以上続く歴史ある大会で、参加者の約8割が県外から訪れるなど、全国的にも高い人気を誇ります。

寄附金で支える大会運営とおもてなし

大会の運営は、多くのボランティアによって支えられていますが、近年は高齢化や人手不足が課題となっています。
寄附金は、運営の一部委託による体制強化のほか、

  • ランナーが安心して走れる環境整備
  • 給水所や前夜祭などのおもてなしの充実
  • 参加賞や完走賞の改善

などに活用される予定です。

次世代へつなぐための取組

この大会は単なるスポーツイベントではなく、四万十市の魅力を知ってもらうきっかけでもあります。リピーターも多く、「また来たい」と思わせる力を持つイベントです。寄附は、この大会を未来へつなぐ支援でもあります。

観光を支える移動手段の整備

四万十市の課題:広いまちと交通の不便さ

四万十市は面積が広く、観光地が、四万十川沿いなど、広域に点在しているという特徴があります。
一方で、観光における移動手段については、路線バスなどの公共交通だけでは十分とはいえず、観光客にとっては移動手段が限られているという課題があります。

観光客のための「四万十川バス」と「循環周遊バス」

こうした課題を解決するために運行されているのが、観光バスです。四万十市では主に2種類の観光バスが運行されています。

■四万十川バス

  • 中村駅から江川崎駅までを結ぶ路線
  • 四万十川沿い(国道441号)を走行
  • 沈下橋や観光スポットに立ち寄り、四万十川の景観を楽しみながら移動できる
  • カヌー体験や遊覧船など、体験型観光とも連携

四万十川の景観を楽しみながら移動できる、四万十らしい観光ルートとなっています。

■まちなかぐるっと循環周遊バス

  • 市内の観光スポットを循環
  • 沈下橋やトンボ自然公園、郷土博物館などを巡る
  • 市街地観光をサポートする役割

観光の満足度を高める取組

これらのバスは、単なる移動手段ではありません。

観光地を「点」ではなく「線」でつなぐことで、

  • 滞在時間の延長
  • 観光のしやすさ向上
  • 地域内での消費機会の創出

といった効果が期待されています。
四万十川という自然資源を活かしながら、観光体験そのものの質を高める取組といえるでしょう。

四万十川の風景を未来へつなぐために

四万十市では、四万十川とともにある風景や暮らしを守りながら、自然と人が共に息づくまちづくりが進められています。

こうした取組を支えているのが、ふるさと納税による寄附金です。

返礼品を楽しんだその先に、ぜひ一度、四万十市を訪れてみてください。雄大な四万十川の流れや、そこに広がる人々の暮らしに触れることで、寄附がどのように地域に息づいているのかを、きっと実感できるはずです。

ふるさと納税の返礼品

四万十市では、地域の魅力を感じられる返礼品も充実しています。

1.ぶんたん

四万十市を代表する柑橘のひとつが「ぶんたん」です。爽やかな香りとさっぱりとした味わいが特徴で、定番かつ人気の返礼品となっています。

2.うなぎ

四万十の自然の恵みを感じられる「うなぎ」も人気の高い返礼品です。特別感のある一品として、食卓を豊かにしてくれます。

3.定期便(お肉・魚・野菜・加工品)

定期便では、四万十の食材が毎月届きます。お肉や魚、野菜、加工品、お惣菜など、内容は多彩。一度きりではなく、継続して四万十の魅力を味わえる点が特徴です。

自治体情報

高知県西部に位置する四万十市は、日本最後の清流とも称される四万十川とともにある風景が広がるまちです。山あいから海へと流れる大河と、その流域に広がる豊かな自然は、訪れる人の心をゆったりとほどいてくれます。澄んだ水の流れと四季折々に表情を変える景色は、市民の暮らしの中にも穏やかな豊かさをもたらしています。

市内には中村エリアを中心に商業施設や住宅地が広がり、自然に囲まれながらも日常生活に必要な環境が整っています。四万十川の恵みを受けた農産物や水産物、地域に根づく食文化も魅力のひとつで、アユや青のり、カツオの塩たたきなど、四万十ならではの味覚が楽しめます。

四万十市を象徴する風景のひとつが、川に架かる「沈下橋」です。増水時には水面下に沈む設計の橋で、自然と折り合いをつけて共存する流域の生活を象徴する存在です。橋の上から望む川の流れや周囲の山々の景色は、四万十らしい原風景として多くの人を魅了しています。

川沿いにはのどかな集落や田園風景が広がり、カヌーやサイクリングなど、自然を体感できるアクティビティも充実しています。また、下流域では海にも近く、川と海の両方の恵みを感じられる点も特徴です。

四万十川とともに受け継がれてきた暮らしや文化は、今も人々の営みの中に息づいています。豊かな自然とともに生きるこのまちは、どこか懐かしさを感じさせながらも、その魅力を未来へとつなぎ続けています。

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