1. ふるさと納税バイブルTOP
  2. 特集
  3. 寄付金の使いみち
  4. 伝統工芸品を現代風にアレンジ!変化を受け入れ発展するまち波佐見町

寄付金の使いみち

伝統工芸品を現代風にアレンジ!変化を受け入れ発展するまち波佐見町

地域が誇る銘菓やブランド牛、旬の農産物や水産物、店舗や旅行で便利に使用できる電子ポイントなど、ふるさと納税には、バラエティに富んだ返礼品が揃っています。

ふるさと納税の楽しみは、返礼品を選び、受け取ることだけではありません。

縁(ゆかり)のある地方自治体や、お世話になった思い入れのある自治体などへの寄附金の使いみちを選ぶことで、自身の寄附金が町や村に与える影響を知ることも一つの醍醐味となるでしょう。

ふるさと納税バイブルでは、返礼品が目的の寄附だけではない選択肢を知ってもらうために、全国の自治体に寄附金の使いみちを伺い、その想いを発信していきます。

今回取り上げるのは、町の特産品「波佐見焼」の振興や子育て支援に力を注いでいる長崎県波佐見町の取り組みです。

焼き物と農業のまち波佐見町

長崎県波佐見町は、400年以上の歴史を誇る陶磁器「波佐見焼」の産地として知られています。一方で、豊かな自然に恵まれた農業のまちでもあります。緑あふれる風景の中に、焼き物の窯元の煙突が立ち並び、伝統と文化が共存する風情ある町並みが広がっています。
波佐見焼は、特に日常使いの食器で全国的なシェアを誇る特産品です。職人の技と新しいデザインが融合したモダンな器は、国内外で高い人気を集めています。
また、波佐見町は子育て支援にも力を入れた、暮らしやすいまちです。学力向上への取り組みや保育士の確保など、子どもたちの未来を支える施策が充実しています。
「活力と潤いにみちた陶磁と緑のまち 波佐見」を目標に、伝統を守りながら、新しい魅力を生み出すまちづくりが進められています。


 

シンプルでモダンな波佐見焼


「消費者のニーズに合わせて変化・改良を重ねてきた波佐見焼の魅力は、『特徴がないことが特徴』にあります。他の焼き物の技術を取り入れながらも、伝統にとらわれることなく進化を続け、新しいデザインや製法を生み出してきました。波佐見町の作り手は柔軟な発想を持ち、新しいものを積極的に受け入れる文化が根付いているのです」(波佐見町自治体担当者)
伝統と革新が融合した波佐見焼は、今もなお進化を続け、多くの人々に愛される焼き物として輝き続けています。


波佐見焼の生地づくり

波佐見焼の陶器は、生活に馴染みやすいシンプルでモダンなデザインが特徴です。高い品質を保ちながらも手頃な価格で提供され、多くの人々に親しまれています。
全国の一般家庭で使われている日用食器の約13%が波佐見町で生産されており、まさに日本の暮らしに欠かせない存在です。町内には約400の陶磁器関連の事業所があり、約2,000人が窯業に携わっています。
波佐見町における窯業は町の基幹産業ですが、近年は後継者不足が深刻な課題となっています。特に生地を作る職人の減少が進んでおり、伝統の技術を継承する人材の育成が求められています。
この課題に対応するため、生地職人の育成・支援にふるさと納税の寄附金が活用され、町全体で後継者の確保に取り組んでいます。


陶器の焼き上がり
 

波佐見町は観光推進にも力を入れていれており、年間150万人の来町を目指しています。
なかでも毎年ゴールデンウィークに開催される「波佐見陶器まつり」は、20万人以上が訪れる一大イベント。

この陶器まつりで販売する商品の開発にも、ふるさと納税の寄附金が活用されています。
さらに、ふるさと納税の返礼品として、陶器まつりで使用できる商品券も提供されており、観光と地域産業の活性化につながっています。


波佐見陶器まつり

●波佐見陶器まつりで使える商品券
4/29~5/5に開催される「波佐見陶器まつり」で使用できる商品券が、ふるさと納税の返礼品として提供されています。波佐見焼をお得に楽しめる商品券を利用し、陶器まつりに足を運んでみてはいかがでしょうか。


波佐見焼は、日常使いしやすいシンプルなデザインが特徴。湯呑みやお皿、マグカップなど、バリエーションも豊富です。
 

保育園から高校まで ― 充実した支援で子育てしやすいまちへ

波佐見町は未来への投資として、 子育てしやすい環境づくりにも力を入れています。
保育園から高校まで安心して子育てができるよう、それぞれの年代に応じた施策を実施しています。
その一環として取り組んでいるのが、保育士不足の解消です。

「保育園や認定こども園に補助金を支給し、基準以上の保育士を確保できるよう支援しています。さらに採用された保育士には、3年間で30万円の就職祝金を支給し、町外からの入職者には月額3万円を上限に、5年間の家賃補助も提供しています。こうした取り組みの成果により、保育士の採用が増え、より安定した保育環境の整備につながっています」

小中学生への支援として、給食費の完全無償化の実施をはじめました。さらに、学力向上のために教材の充実やタブレットの配布、英検・漢検の受験無償化などの取り組みを進めています。
また、学校には指導員に加え、1学年につき1~2人のサポート教師を配置し、きめ細やかな学習支援を実施。さらに、毎年400~500万円を図書購入に充当し、子どもたちが本に親しめる環境を整えています。


高校生への支援は、入学祝金の支給、通学費用補助、町外在住の生徒への住宅補助などを実施しています。
町内の波佐見高校は、美術・工芸科を設置し、専門的な学びの場を提供。さらに、野球部が全国大会へ出場するなど、特色ある学校づくりが進められており、そうした生徒への支援にも力を入れています。

「波佐見町は野球がさかんな町です。野球部の全国大会出場に伴う旅費補助など、スポーツ振興のためにふるさと納税の寄附金を活用しています。また、高校の生徒募集にも寄附金を活用し、人口減少や私立高校志向の高まりのなかで、町の高校が存続できるよう施策を講じています」

このように、波佐見町のふるさと納税は、子どもたちの未来を支えるための大切な役割を果たしています。


ふるさと納税の寄附金は、波佐見町の伝統文化の継承や子どもたちの育成に大きく貢献し、窒業の振興を高めるための重要な財源となっています。 
ふるさと納税を利用し、波佐見町の魅力的な返礼品を手に入れ、波佐見焼きや子どもたちの未来を応援してみてはいかがでしょうか。

自治体情報

長崎県のほぼ中央に位置し、佐賀県との県境にあるまち。
長崎県で唯一海に面していない波佐見町は、緑豊かな里山の景色が広がります。
窯業のほか農業もさかんで、特に米、麦、大豆を多く生産しています。

波佐見町は観光地としても人気が高く、なかでも日本の棚田百選に選ばれた鬼木棚田は、四季折々の美しい風景が楽しめ、その景観は訪れる人々を魅了しています。
また町内には多くの陶器店や窯元があり、陶芸体験や手作り雑貨の教室なども開催されています。
波佐見町は、伝統と新しい文化の融合が魅力のまちです。


鬼木棚田

波佐見町のふるさと納税

長崎県波佐見町の基礎情報や返礼品をまとめてご覧いただくことができます。

 

寄付上限額シミュレーター

シミュレーターで寄付上限額をチェックしましょう。
ふるさと納税バイブルでは働き方に応じたシミュレーターを用意しています。

同じカテゴリの記事

特集

タグ一覧

  1. ふるさと納税バイブルTOP
  2. 特集
  3. 寄付金の使いみち
  4. 伝統工芸品を現代風にアレンジ!変化を受け入れ発展するまち波佐見町

閉じる

公式Twitter 返礼品おためしキャンペーン