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寄付金の使いみち

過疎化が進む北竜町。日本最大級のひまわり畑で町おこし

地域が誇る銘菓やブランド牛、旬の農産物や水産物、店舗や旅行で便利に使用できる優待券など、ふるさと納税には、バラエティに富んだ返礼品が揃っています。

ふるさと納税の楽しみは、返礼品を選び、受け取ることだけではありません。

縁(ゆかり)のある地方自治体や、お世話になった思い入れのある自治体などへの寄付金の使いみちを選ぶことで、自身の寄付金が町や村に与える影響を知ることも一つの醍醐味となるでしょう。

ふるさと納税バイブルでは、返礼品が目的の寄付だけではない選択肢を知ってもらうために、全国の自治体に寄付金の使いみちを伺い、その想いを発信していきます。

今回取り上げるのは、日本最大級のひまわり畑で観光振興に力を入れる北海道北竜町です。

ひまわり畑で町を活性化。見ごろがわかるウェブカメラが好評

北竜町の町のシンボルとなっているのが、日本最大規模を誇る「ひまわりの里」です。23ヘクタールもの斜面に約200万本のひまわりが花を咲かせ、一面が黄色に染まる様子はまさに絶景です。

北竜町でのひまわり栽培の歴史は、昭和54年(1979年)から始まります。当時の農協職員が、研修で訪れた旧ユーゴスラビアのひまわり畑の美しさに感動し、健康食品としての可能性にも注目したことがきっかけでした。昭和62年に第1回が開催された「ひまわりまつり」は今なお続き、7月下旬から8月上旬の開催期間中には多くの観光客で賑わいます。年間の来場者数は約20万人以上。北竜町きっての人気スポットとなっています。

「このひまわりの里の活性化事業にふるさと納税の寄付金を充当しています。令和4年には、ひまわりの開花状況がわかるようウェブカメラを設置しました。年間を通して、YouTubeでリアルタイムの様子を配信しています。

これまでですと、時期によってひまわりの開花が早かったり遅かったりして、観光シーズンに訪れても、『まだ開花前で残念だった』といった声が聞かれました。ウェブカメラを設置したことで、町外の方でもその年の見ごろがわかるので、ご好評をいただいています」(北竜町自治体担当者・以下同)

ウェブカメラの設置のほかにも、ひまわりの里の景観整備、観光シーズンの国道の交通渋滞対策、ひまわり観光センターの維持管理費などにも寄付金が活用されています。

環境・健康に配慮した北竜町のまちづくり

全面積のおよそ7割が山林で、肥沃な土地と豊かな水資源に恵まれた北竜町は、稲作を中心とした農業の町でもあります。平成2年(1990年)に「国民の命と健康を守る安全な食糧生産宣言」を出し、全国に先駆けて、低農薬による安心・安全な農業を実践してきました。 

「ふるさと納税の返礼品としてお出ししているお米も『北竜ひまわりライス生産組合』が生産している化学合成農薬を50%以上カットした『低農薬米』です。

また、北竜町では、ひまわりの種から絞った『ひまわり油』も特産品のひとつとなっています。血中の悪玉コレステロールを減らす働きのあるオレイン酸や抗酸化作用をもつビタミンEが含まれており、健康や美容にも優れた油です。そのひまわりの栽培にあたっても、契約農家で播種後は農薬を使わず、機械や手除草で管理を行っています」

このように環境や健康に配慮した取り組みに力を入れている北竜町。令和4年9月に「ゼロカーボンシティ宣言」を行い、脱炭素化の一環として行っている電気自動車の導入にも寄付金が役立てられています。

「役場で使用している公用車に電気自動車を2台導入しており、寄付金を充てました。災害が起きた際の非常用電源としても活用可能です」(2台とも寄付金を充てています)

また、健康面では、がん検診推進事業にも寄付金が活用されています。

「町内の高齢化・人口減少が進む中で、町民に対する支援として健康増進に力を入れています。住民検診等で実施する各種がん検診については無料で受診することができます。」

年間通して楽しめる観光スポット・道の駅「サンフラワー北竜」

高齢化・過疎化が進む北竜町では、今後も、ひまわりの里を中心とした観光振興の取り組みで、町の認知度アップを目指します。

ひまわりが夏季限定の目玉である一方、年間を通して楽しめる観光スポットとなっているのが、道の駅「サンフラワー北竜」です。天然温泉やレストラン、ホテルが集まった一体型の施設で、北竜町の魅力を満喫できるスポットとして親しまれています。 

「この中で、温泉の環境整備にふるさと納税の寄付金を活用しています。日帰り入浴もOKの天然温泉で、源泉100%掛け流しの露天風呂や大浴場、ジャグジー付きの寝風呂、サウナなど、さまざまに楽しんでいただけます」

こうした観光客の呼び込みのみならず、町民に寄り添う事業としてICT環境の整備にも取り組む北竜町。町内にある2つの小中学校それぞれに電子黒板を導入、情報教育環境の整備など、教育支援にも寄付金が役立てられています。

40年以上の歴史をもつひまわりの町・北竜町の多様な取り組みを応援したいという方は、ぜひ北竜町への寄付にご協力をお願いいたします。

自治体情報

北海道の空知管内に位置し、人口は約1,600人。海洋性と内陸性の中間型気候で、冬の積雪量が多い一方、夏は温暖な自然条件に恵まれ、水稲や畑作に適した環境です。

力を入れているひまわりでの町おこし。「ひまわりライス」や「ひまわりメロン(北竜産龍の鈴)」「ひまわりスイカ(黄色小玉西瓜)」など、町の特産品にもその名が冠されています。

低農薬で栽培されたお米「ひまわりライス」は、生産情報公表農産物JASを取得し、生産者や圃場、使用農薬などの情報をインターネットで確かめることができるなど、安心・安全にこだわっています。水田転作による果菜類の作付けも盛んで、メロンやスイカは道内でも有数の生産地となっています。 

北海道北竜町のふるさと納税

北海道北竜町の基礎情報や返礼品をまとめてご覧いただくことができます。

北竜町のふるさと納税

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