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寄付金の使いみち

スポーツを核に大崎町が取り組む「健康」なまちづくりとは

地域が誇る銘菓やブランド牛、旬の農産物や水産物、店舗や旅行で便利に使用できる優待券など、ふるさと納税には、バラエティに富んだ返礼品が揃っています。

ふるさと納税の楽しみは、返礼品を選び、受け取ることだけではありません。

縁(ゆかり)のある地方自治体や、お世話になった思い入れのある自治体などへの寄付金の使いみちを選ぶことで、自身の寄付金が町や村に与える影響を知ることも一つの醍醐味となるでしょう。

ふるさと納税バイブルでは、返礼品が目的の寄付だけではない選択肢を知ってもらうために、全国の自治体に寄付金の使いみちを伺い、その想いを発信していきます。

今回取り上げるのは、陸上競技を中心としたアスリート合宿の招致やイベントの開催など、スポーツ事業で地域振興に力を入れている鹿児島県大崎町です。

合宿の拠点となる「ジャパンアスリートトレーニングセンター大隅」

大崎町では、アスリート合宿の誘致をはじめとしたスポーツによる地域経済の活性化にふるさと納税の寄付金が役立てられています。

現在、アスリート合宿の中心的拠点となっているのが、2019年4月に鹿児島県が町内に建設した「ジャパンアスリートトレーニングセンター大隅」です。陸上競技に特化した日本初のトレーニング施設で、少子高齢化によって廃校になった町内唯一の高校の跡地が活用されています。直線距離150mのレーンを備えた室内競技場には冷暖房が完備されており、季節や天候を問わず快適な環境でトレーニングに集中することができます。

「トラック競技だけでなく、投擲などを含めた陸上競技にかかわるすべての種目を施設内で行えるのが特徴で、これまでに日本のトップアスリートや海外のナショナルチームの方にもご利用いただいています。周囲に大きな音がするようなアミューズメントパークなどがあるわけでもなく、都心部のように人が多くいるわけでもなく、『静かな環境で練習に集中できる』とご好評の声をいただいています」(大崎町自治体担当者・以下同)

近くには全長7kmにもおよぶ砂浜と松林が広がる名所「くにの松原」があり、クロスカントリーコースも整備されています。日本の白砂青松100選にも選ばれた美しい風景の中で森林浴をしながらのトレーニングが可能で、主に長距離走の練習コースとして利用されています。

「トレーニングセンターができてから、スポーツ関係の合宿数が目に見えて増えました。これまで年間1,500泊ほどだったのが、センターができた年は4,500泊と3倍に。2023年は5,500泊と過去最高を記録しています。一方でそうした急増に対して、おもてなしや地域経済への波及施策といった面で、町が十分に対応しきれていないのも現実です。そうした仕組みづくりに寄付金を活用できればと考えております」

町をあげてスポーツイベントやスポーツ教室も開催

アスリート合宿のほかにも、スポーツを通した地域の交流人口・関係人口の創出に向けてさまざまな取り組みを打ち出している大崎町。2021年に初開催されて以降、年に一度のペースで開かれている陸上競技大会「Japan Athlete Games in Osaki」もそのひとつです。日本のトップアスリートを招聘した全国規模の大会で、県内の陸上競技の発展・普及も目的に掲げています。

「この大会は、ふるさと納税の寄付金と地元企業の協賛金のみで開催しています。大崎町ではスポーツ観戦と観光を一緒に楽しむスポーツツーリズムの分野にも力を入れていく予定で、2024年の大会開催にあわせてモニターツアーの企画なども検討しています」

こうした大規模なイベントだけでなく、町内の小学校でのスポーツ教室も開催。アスリートと地域住民との交流の場をつくり、町民がスポーツに親しむ機会の拡大、健康・体力づくりの促進を目指しています。

「寄付金を活用してアスリートの招致やスポーツ振興に取り組んできたからこそ、こうした子どもたちに向けたスポーツ教室も開催できるようになりました。将来、大崎町で育った子どもたちの中からオリンピアンが生まれたらとても嬉しいですね」

「スポまち!長官表彰2023」を受賞。スポーツ全般に対するアプローチ強化へ

大崎町では現在、地元の食材を使ったアスリート向けの弁当開発など、地域の特色を生かした施策にも力を入れています。こうした一連の取り組みはスポーツ庁からも評価され、スポーツを活用した「地方創生」「まちづくり」に積極的に取り組む自治体を表彰する「スポまち!長官表彰2023」を受賞しました。

今後は、スポーツを核としたまちづくりをさらにレベルアップさせていくため、陸上競技のみならず、他スポーツに対するアプローチも強化していくといいます。

「その一環として、この度、Vリーグに所属するバレーボールチーム・兵庫デルフィーノを運営する株式会社デルフィーノスポーツ様と地域連携協定を結びました。2023年8月には、兵庫デルフィーノの選手を招き、町内の小中学生向けにバレーボール教室も開催しました。

2024年4月には、九州で初となるプロビーチバレーチームの立ち上げも行います。くにの松原内にあるビーチスポーツ専用の競技場を拠点とする予定で、その競技場の整備やバレーボールイベントの企画などにも寄付金を活用していければと考えております」

スポーツを通して地域経済・社会の活性化を目指す大崎町の取り組みを応援したいという方は、ぜひ大崎町への寄付にご協力をお願いします。

自治体情報

鹿児島県の大隅半島東部に位置する大崎町は、豊かな自然環境に恵まれ、「食の宝庫」とも称されます。良質な天然の地下水で養殖されるうなぎを筆頭に、鹿児島黒牛、ブランド黒豚「優美豚(ゆうびとん)」、短期間で飼育され、弾力と甘みが特徴のブロイラー(国産鶏肉)などの特産品が揃っています。鹿児島県で一位の生産量を誇るマンゴーは、「べっぴんマンゴー」「鉢入り娘」「夏姫」などのブランドが有名です。


 


 
志布志湾に面した町の南東部には白砂青松の海岸・松林が広がり、産卵のためにウミガメが上陸するほど美しい環境を誇ります。焼却に頼らない分別型のゴミ処理を長年継続しており、2023年までに累計14回リサイクル率日本一を達成。「SDGs未来都市」にも選ばれています。

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