投稿日：2023年11月13日
地域が誇る銘菓やブランド牛、旬の農産物や水産物、店舗や旅行で便利に使用できる優待券など、ふるさと納税には、バラエティに富んだ返礼品が揃っています。
ふるさと納税の楽しみは、返礼品を選び、受け取ることだけではありません。
縁（ゆかり）のある地方自治体や、お世話になった思い入れのある自治体などの寄付金の使いみちを選ぶことで、自身の寄付金が町や村に与える影響を知ることも一つの醍醐味となるでしょう。
ふるさと納税バイブルでは、返礼品が目的の寄付だけではない選択肢を知ってもらうために、全国の自治体に寄付金の使いみちを伺い、その想いを発信していきます。
今回ご紹介するのは、木製のキッズファニチャーや手作りクッキーなどの返礼品で人気の、兵庫県川西市です。
川西市は、良質な住宅団地、利便性の高い交通環境などにより、住宅都市として人気が高く「にほんの里 100 選」に選ばれた黒川の里山や清和源氏の発祥の地でもあります。
コミュニティ文化が根付く川西市。ふるさと支援金の効果とは
川西市では、「市民によるまちづくり活動の推進」事業に力を入れており、寄付金も多く充当されています。
川西市には概ね小学校区を単位として、14 のコミュニティ組織 （※）があります。市外在住のふるさと納税の寄付者は、各コミュニティ組織を指定して寄付することができます。
※川西市では、概ね小学校区を単位とし、その地域内で活動する自治会をはじめとした地域活動団体で「コミュニティ組織」が結成されている
コミュニティを指定して寄付された寄付金は、ふるさと支援金として各コミュニティ組織に交付されます。お祭りや体育祭などの地域交流イベントや、防犯や安全・安心なまちづくり、地域福祉の向上に関する取り組みなど地域の活性化や課題解決に活用されています。
「各コミュニティ組織の皆さんが、さらに自分の地区の魅力を知ってもらおうと積極的に活動するようになりました。地域の活気に繋がる取り組みになったと感じます。」（「」太字…川西市自治体の方の言葉）
長年「市民主体のまちづくり」に取り組んできた
川西市の「地域を指定しての寄付」という取り組みは、令和元年から始まりました。
川西市は、昔からコミュニティ活動に力を入れてきたまちとして知られています。
昭和29年8月1日、川辺郡川西町・多田村・東谷村が合併し、川西市が発足しました。川西市は大阪まで通勤圏内の距離ということもあり、住宅開発が広範囲で進み、人口も急増していきました。そんななか市では昭和50年代ごろから、コミュニティの力を強めるまちづくりを進めるようになりました。
市制施行70周年。地域課題の克服で未来につなげる取り組みを
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長年、市民の主体性を伸ばす取り組みを行ってきた川西市。今後は、年々深刻化する地域課題に対し、市民一人ひとりが主体的に動ける取り組みを考えています。
「人口減少や少子高齢化が高まり、担い手不足も深刻になってきている現在、長期的に不透明な時代を迎えつつあるといえます。
市民一人ひとりが地域課題を認識し、主体的に動くことで持続可能なまちが実現し、市民が将来にわたって愛着を持ち、ずっと住んでいたいと思えるまちになると考えています。」
川西市は、令和6年8月1日、市制施行70周年を迎えます。節目の年ということもあり、令和６年は、「笑顔つづくミライへ。」をテーマに川西市に愛着を持ってもらえる取り組みを行う予定で、各イベント等に寄付金も充当される見込みです。
川西市の未来を応援していきたい方は、寄付で支援してみてはいかがでしょうか。
また、川西市の各コミュニティの詳細は、こちらから確認することができます。HPを開設しているコミュニティでは、寄付金をどのように活用したかなどの情報を載せている場合もあるので、ぜひチェックしてみましょう。
自治体情報
兵庫県の南東部に位置。大阪府に接しているエリアで、南北に細長いタツノオトシゴのような地形をしている。 自然が多く残っていて、文化的建造物も多い。商業施設も多く、都会と自然が共存するまちである。
「にほんの里 100 選」にも選ばれた黒川の里山、清和源氏の発祥の地、活発な市民活動など、市内外に誇れる多くの魅力をもっている。
兵庫県川西市のふるさと納税
兵庫県川西市の基本情報や、返礼品をまとめてご覧いただくことができます。
