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寄付金の使いみち

環境問題に積極的に取り組む神河町「クールチョイスなまち宣言」

地域が誇る銘菓やブランド牛、旬の農産物や水産物、店舗や旅行で便利に使用できる優待券など、ふるさと納税には、バラエティに富んだ返礼品が揃っています。

ふるさと納税の楽しみは、返礼品を選び、受け取ることだけではありません。

縁(ゆかり)のある地方自治体や、お世話になった思い入れのある自治体などの寄付金の使いみちを選ぶことで、自身の寄付金が町や村に与える影響を知ることも一つの醍醐味となるでしょう。

ふるさと納税バイブルでは、返礼品が目的の寄付だけではない選択肢を知ってもらうために、全国の自治体に寄付金の使いみちを伺い、その想いを発信していきます。

今回ご紹介するのは、シャインマスカットや希少な天然香料を使ったお線香などの返礼品が人気の、兵庫県神河(かみかわ)町です。

クールチョイスなまち宣言

神河町は、まち全体で地球温暖化対策に取り組んでおり、地球温暖化対策事業に多くの寄付金を充当しています。

「地球温暖化対策は、今や世界中の大きな課題となっています。

2015年12月のCOP21で採択されたパリ協定は、歴史上初めてすべての国が参加する、温室効果ガス削減のための取組みになりました。

日本においては、2014年7月に温室効果ガスの排出量を2030年度に2013年度対比で26%を削減する目標を掲げ、取り組んでいます。

このような状況下において、神河町では2017年5月8日に、地球温暖化対策のための国民運動である『クールチョイス』(※)に賛同しています。

その一環として、地方公共団体カーボン・マネジメント強化事業など、温室効果ガス削減に向けた取組みを実践しています。」(「」太字…神河町自治体の方の言葉)

クールチョイス…CO₂などの温室効果ガス排出量削減のため、日常のなかで行う脱炭素社会づくりに貢献する「賢い選択」。たとえば、「製品の買換え」、「サービスの利用」、「ライフスタイルの選択」など

まち全体でCO2ゼロを目指し、未来の発展に繋げる

神河町は、河川の氾濫や床下浸水など、自然災害の多い地域です。そのため、環境問題を身近に感じ、積極的に対策を行う人が多いまちでもあります。

「近年の気候変動による大規模な自然災害の恐ろしさを目の当たりにし、神河町では改めて次世代に安全・安心なまちを継承していくためにできることを考えました。

そして温室効果ガスを削減させる『クールチョイスなまち』づくりを宣言し、下記のようなことを取り組んでいくことに決めました。」

  • 各家庭・各地域、そして町全体でCO2ゼロを目指す
  • 温室効果ガスの排出における気候変動による自然災害等を減少させるためCO2を削減する
  • エコな暮らしを推進するため、国民運動(クールチョイス)に取り組む

「未来の世代に、災害を減らすための知識を持ってもらうことが、まちの発展を未来へ繋げることにもなると思っています。」

まち全体で環境問題を考える「環境塾」

「クールチョイスなまち宣言(地球温暖化対策)」実現のため、神河町では「かみかわ未来環境塾」を定期的に開催しています。

「環境塾は、町民の皆さまが自ら地球温暖化を中心とする環境問題について考え、学び、今後どのような取り組みが必要なのかを考え、対策を始めるきっかけとなることを目的に開催されました。

さらに、地域活動のリーダー育成や、神河町の未来について語り合う場になればという想いもあります。」

環境塾では、すぐに実践できる省エネ対策など、町民が各家庭・各個人で行える身近なアクションについて考える講演などが開かれています。

小学校でも環境塾を開催

環境塾は、子どもに環境問題を身近に感じてもらうため、小学校に赴く出前授業も開催しています。

「関西電力さんなどと協力しながら、エネルギー資源がどのように地球の役に立っているのかを感じられる実験などを行っています。たとえば太陽光の発電実験や、風力・自然エネルギーを使った実験などです。」

「出前授業は2021年から始まり、毎年継続して行っています。現在、小学校・中学校だけでなく、町内の高校でも開催できないか検討している状況です。

毎年継続し、新たなニーズが開拓できているのは、環境塾が学校にとって実りある授業であり、子どもたちにも楽しんでいただけている証拠なのかと思っております。」

環境塾の出前授業は、各家庭の環境問題への意識向上にもつながっていると言います。

「地球温暖化対策といっても、『結局は何なんだろう』『何をしたら良いんだろう』と具体的なイメージが付いていないお子さんは多いと思います。環境塾の授業は、子どもが身近なところで環境問題に触れてみるきっかけになっているのではないでしょうか。

また、授業でエネルギーの大切さを学び、家に帰って授業で触れたことを家族に共有することで、各家庭でのこまめな節電につながるのではないでしょうか。」

環境のためにできること、今後も積極的に考えていく

今後も神河町では、どういった取り組みに効果があるのか検証し、環境のためにできることを模索していきます。

さらにその取り組みが、まちのPRにもつながるのではないかと考えています。

「町全体で地球温暖化対策に取り組み、地球に優しい町であることが浸透することで、人口増加や転入につながるかもしれません。

もちろん日本や世界のために環境問題を考えることは大切ですが、『クールチョイスなまち宣言』により、環境問題を考える方々が神河町に来てもらえたら、さらにまち全体で主体的な環境対策ができるのではないでしょうか。」

神河町の今後の具体的な地球温暖化対策として、「まちの山林の活用」を検討しています。

「神河町は、面積の8割を山林が占めており、山林はco2の吸収に役立つとされています。

ただ、若い木の方がよりCO2の吸収が良いとも言われているので、新しく木を植えることで地球温暖化対策ができないか検討しております。」

神河町の地球温暖化対策事業を応援したいという方は、ぜひ寄付に参加してみてはいかがでしょうか。

自治体情報

兵庫県のほぼ中央に位置する、ハート型のまちです。 2005年11月7日に神崎町と大河内町が合併し、誕生しました。 豊かな自然や農産物、多くの観光資源、文化・スポーツ施設などが充実しており、各集落における住民主体の自治活動も活発に行われています。

面積の8割を山林が占めており、千町ケ峰を筆頭に、千ケ峰や暁晴山など、1,000m級の山々に囲まれています。峰山・砥峰高原は関西地方でも有数の高原地帯であり、自然志向型の都市住民との交流の場にもなっています。

一方平野部分は、小田原川や市川、越知川といった河川沿いに集落が点在している特徴があります。河川には「ホタル」や「アマゴ」など清流ならではの生き物が生息し、自然と触れ合える環境づくりも進められています。

兵庫県神河町のふるさと納税

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