1. ふるさと納税バイブルTOP
  2. 特集
  3. 寄付金の使いみち
  4. 世界遺産のまち、鹿角(かづの)。道の駅整備改修により観光客増加

寄付金の使いみち

世界遺産のまち、鹿角(かづの)。道の駅整備改修により観光客増加

地域が誇る銘菓やブランド牛・豚、旬の農産物や水産物、店舗や旅行で便利に使用できる優待券など、ふるさと納税には、バラエティに富んだ返礼品が揃っています。

ふるさと納税の楽しみは、返礼品を選び、受け取ることだけではありません。

縁(ゆかり)のある地方自治体や、お世話になった思い入れのある自治体などの寄付金の使いみちを選ぶことで、自身の寄付金が町や村に与える影響を知ることも一つの醍醐味となるでしょう。

ふるさと納税バイブルでは、返礼品が目的の寄付だけではない選択肢を知ってもらうために、全国の自治体に寄付金の使いみちを伺い、その想いを発信していきます。

今回は、夏を過ぎても食べられる「かづの北限の桃」や、有名ブランド米「あきたこまち」などの返礼品で人気の、秋田県鹿角市をご紹介します。

世界遺産のまち、鹿角

鹿角市は郷土の伝統芸能も色濃く引き継がれている地で、「大日堂舞楽」「花輪祭の屋台行事(花輪ばやし)」「毛馬内の盆踊(風流踊)」という三つのユネスコ無形文化遺産、さらには「大湯環状列石」(世界文化遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」の構成資産の一つ)がある「世界遺産のまち」としても有名です。

「鹿角市は世界に誇る文化遺産等を観光資源とし世界遺産のまちを作っていく『ヘリテージツーリズム』に力を入れており、施設管理費や付随する観光施設の活性化にも寄付金を充当させていただいています。」

ユネスコ無形文化遺産の「大日堂舞楽」は、鹿角市八幡平の大日霊貴神社(=大日堂)に伝わる舞楽で、毎年1月2日に奉納されます。大里、小豆沢、長嶺、谷内の4地区の人々により1,300年余りの間伝承されています。

大日堂舞楽

同じくユネスコ無形文化遺産の「花輪祭の屋台行事(以下、花輪ばやし)」は、鹿角市花輪の産土神、幸稲荷神社及び花輪神明社の例大祭で、毎年8月19日、20日にわたって奉納される祭礼囃子です。祭り期間外は、道の駅かづのにある「祭り展示館」に祭りの屋台などが展示されており、雰囲気を楽しむことができます。

花輪ばやし

同じくユネスコ無形文化遺産の「毛馬内の盆踊(風流踊)」は、鹿角市十和田毛馬内で行われる盆踊りで、毎年8月21日から23日まで開催されます。かがり火を囲んで踊る、情緒豊かで優雅な盆踊りとして秋田県の三大盆踊りの一つとされています。

毛馬内の盆踊

「北海道・北東北の縄文遺跡群」の構成資産の一つである「大湯環状列石」は、鹿角市に所在する世界遺産です。4,000年前に作られた実物の環状列石が見られる遺跡で、冬季(11月中旬~4月中旬)以外は見学することができます。隣接する大湯ストーンサークル館では、遺跡で出土した土器などの遺物がみられるほか、4Kシネマ映像、ホログラムなどの映像コンテンツを楽しむことができます。

大湯環状列石

全国から人が集まる花輪スキー場

鹿角市中心部から車で10分ほどの場所にある花輪スキー場は、立地の良さもあり、冬季国体、インターハイ、インカレなど全国規模の大会が開催されています。

一つのスキー場の中で、アルペン、クロスカントリー、ジャンプ競技など、さまざまな大会が一度に観戦できるのが大きな魅力です。

「大会や競技が行われるということは、それだけ市外や県外から人が訪れてくれるということ。大会が行われるたびに、全国の方々とスポーツ交流ができるのが嬉しいですね。」

スキー場が近くにあることもあり、鹿角の人々にとってスキー競技は馴染み深いものだそう。

クロスカントリーで培った力は長距離走や駅伝競技にも派生し、鹿角出身のスキー選手・マラソン選手も多く輩出しています。なかには国際大会やオリンピックに出場した選手もおり、鹿角でスポーツに打ち込む人々にとってスキー場で過ごした経験は、想像以上に大きな財産となっていることが分かります。

道の駅の改修、増築により観光客増加

世界文化遺産等やスキー大会等を通して、市外や県外から多くの人が訪れる観光とスポーツのまち、鹿角市。

訪れた人に滞在をより楽しんでもらうため、鹿角市は道の駅の整備や改修工事にも力を入れており、寄付金も多く充てられています。

「道の駅を改修したことにより、老朽化していた建物が綺麗になりました。また、市内の道の駅を一つ増やし、マルシェやお土産売り場のスペースも拡大しました。

(道の駅内にある)花輪ばやしのお祭り展示館も、改修してより見やすく展示されています。道の駅を改修したことで、以前に比べてお客さんは目に見えて増えているなという印象です。」

祭り展示館

ユネスコ無形文化遺産の一つ、花輪ばやしの屋台が一堂に展示されている「道の駅かづの あんとらあ」。

豪華絢爛な花輪ばやしの迫力を間近で体感できます。

淡雪こまちに北限の桃、かづの牛、八幡平ポーク

鹿角市は現在、地域独自のブランド産品の販売に力を入れています。

「(道の駅内の)マルシェやお土産売り場の充実を図った理由の一つに、そうした商品や農産物の販路を広げる目的もありました。

鹿角の有名なブランド産品は、淡雪こまち(米)、鹿角りんご、かづの牛、八幡平ポークなどです。」

特に生産に力を入れている鹿角の農産物の一つに、「北限の桃」があります。

「商標化されている『かづの北限の桃』は、1994年頃から市内の一部の農家が栽培をはじめ、2000年に鹿角での栽培適応性が確認され、遅出し出荷による高単価が期待できる桃として積極的に導入し始めました。

『北限』とは、桃栽培に取り組む農家が想いを込め、市場に出荷する時期が全国でもっとも遅い産地という意味合いで付けられた名前です。」

北限の桃のなかには、夏を過ぎ、10月になっても美味しく食べられるものがあります。希少価値の高い北限の桃は、ふるさと納税の返礼品として選ぶこともできます。

魅力的なブランド産品の多い鹿角市。

現在はより効率的な生産のため、スマート農業の推進事業によるドローンや水田水管理システムなど、省力化につながる農業機械の導入にも力を入れています。そうした生産者への支援にも、ふるさと納税の寄付金が充てられています。

鹿角の農業をサポートしたいという方は、ぜひ鹿角市に寄付してみてはいかがでしょうか!

自治体情報

北東北のほぼ真ん中、秋田県北部に位置する市。人口は約29,000人。郷土の伝統芸能も色濃く残る地で、「大日堂舞楽」と「花輪祭の屋台行事(花輪ばやし)」、「毛馬内の盆踊(風流踊)」といった三つのユネスコ無形文化遺産を有しており、さらには「大湯環状列石」(世界文化遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」の構成資産の一つ)を持つ「世界遺産のまち」としても有名。多種多様な民俗芸能があり、多くの観光客が訪れる。

鹿角市のふるさと納税

秋田県鹿角市の基礎情報や返礼品を、まとめてご覧いただくことができます。

鹿角市のふるさと納税

 

寄付上限額シミュレーター

シミュレーターで寄付上限額をチェックしましょう。
ふるさと納税バイブルでは働き方に応じたシミュレーターを用意しています。

同じカテゴリの記事

タグ一覧

  1. ふるさと納税バイブルTOP
  2. 特集
  3. 寄付金の使いみち
  4. 世界遺産のまち、鹿角(かづの)。道の駅整備改修により観光客増加

閉じる

公式Twitter 返礼品おためしキャンペーン