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寄付金の使いみち

「町」から「市」へ。アップデートを続ける都会のオアシス、那珂川市

地域が誇る銘菓やブランド牛、旬の農産物、水産物のほかブランド牛、店舗や旅行で便利に使用できる優待券など、ふるさと納税には、バラエティに富んだ返礼品が揃っています。

ふるさと納税の楽しみは、返礼品を選び、受け取ることだけではありません。

縁(ゆかり)のある地方自治体や、お世話になった思い入れのある自治体などの寄付金の使いみちを選ぶことで、自身の寄付金が市や村に与える影響を知ることも一つの醍醐味となるでしょう。

ふるさと納税バイブルでは、返礼品が目的の寄付だけではない選択肢を知ってもらうために、全国の自治体に寄付金の使いみちを伺い、その想いを発信していきます。

今回ご紹介するのは、明太子やベーグル、金太郎卵などの返礼品が人気の福岡県那珂川市。


福岡県那珂川市は、県中西部の筑紫地域に位置する、人口約5万人の市です。 市北部は住宅地、南部は山や田畑が広がる自然豊かな街。 南部には川遊びができる公園やキャンプ場など、自然を楽しむスポットが多く「都会のオアシス」として人気を集め、移住者も増え始めています。

人口5万人の壁を突破。「町」から「市」へ移行

那珂川市は、2018年10月、(※)「町」から「市」へ移行しました。単独で町から市に移行したのは、九州では1997年の古賀市以来、21年ぶりのこと。

那珂川市では、ふるさと納税の寄付金も活用し、さまざまな人口増加施策を行いました。

「もちろん市制施行は目指していましたが、そこは通過点だと考えています。子育て、教育、移住などさまざまな分野の施策に取り組んできた結果として、人口5万人に達することができました。」

(以下「」太字…那珂川市担当者の方の言葉)

※1956年に始まった「那珂川町」は、当初人口約9千人。2015年に実施した国勢調査で人口5万人を突破し、2018年に「那珂川市」となりました。

寄付金は学校関係や移住政策にも充当

那珂川市が寄付金を充てた主な事業は、学校関係の施策や、移住施策です。

学校関連では、市の学力を底上げする目的で、多くの施策を打ちました。

ICT教育の環境整備や、市内の小中学校の児童および生徒一人ひとりにタブレット端末を支給し、さらに市内の中学3年生向け等の「スペシャル講座事業」を実施しました。

「市内中学校に在籍する3年生を対象として、学力の向上、学習習慣の定着を図るために個別指導の講座を実施したものです。」

ほかにも、那珂川市は移住施策に力を入れています。

市内住宅への移住者を対象にした補助金の交付により地域コミュニティの活性化や、人口増加を促すための施策を実施しました。

こうした施策の効果もあり、那珂川市への移住者は増え続けています。

「都会のオアシス」那珂川の魅力

那珂川市は、山林が7割の、自然豊かな市です。JR博多駅から新幹線で8分ほどで、福岡都心部にもアクセスしやすく、南部に行けば山や田園風景が広がる。いわゆる中山間地域と呼ばれる地域です。

単なるベッドタウンではなく、現在は「暮らしたい街」として移住者の増えている「南畑地域」がメディアで特集を組まれることもあります。

「移住相談や南畑地域で暮らしたい人と、暮らしている人の交流の場である移住交流促進センターを中心とした取組があり、移住者が増えている理由だと感じます。また、テレビでタレントの方が那珂川市の南畑地域に住みたいと仰って下さって、そういったメディアの効果もあり、移住先としての注目も集まっています。」

南畑地域にある五ケ山クロスには、「モンベル 五ケ山ベースキャンプ」があります。

キャンプ場は、福岡市側や佐賀県側からもアクセスがよく、県内外問わず多くの観光客が来ています。また、五ケ山クロスや周辺の山々約32キロを走るトレイルランの大会(五ケ山・脊振クロストレイル)も開催されています。五ケ山クロスは、市の観光部署も力を入れ、アーバンアウトドアの聖地というコンセプトがあります。キャンプ場は、ふるさと納税の返礼品としても掲載されており、那珂川市の魅力を発信するきっかけの場にもなっています。

財産は「人」。まち全体で廃校危機を阻止

那珂川市の南畑地域にある小学校(南畑小学校)は、2018年、人口減少のあおりを受け、廃校の危機に陥っていました。

その際に、地域の方々が立ち上がって組織を作り、廃校を阻止する取り組みに尽力。その一環として、人口を増やすための移住政策にも力を入れたのです。那珂川市は、南畑に移住交流促進センターを開設し、南畑地域の魅力を発信し続けました。

結果、74人ほどだった生徒数が、100人を超えるまで増加。無事廃校の危機を免れました。

那珂川市の寄付対象事業の一つに、「協働のまちづくりの推進」があります。

これは、まちづくり推進における「人」は大きな財産であり、地域を愛し盛り上げていく住人を育て、共に歩みながらまちづくりを進めていこうという内容です。

「南畑の活性化を目指す組織は、今も地域を盛り上げるためにイベント等を開催しています。他県から来た移住者も中心となって活躍されています。まち全体で地域を盛り上げていく姿勢が、現在の那珂川市の活気に繋がっているのだと思います。」

那珂川市のまちづくりに協力したいと思った方は、ぜひ寄付に協力してみてはいかがでしょうか!

自治体情報

福岡県西部にある「那珂川市」は、南高北低の地形で、総面積は74.95平方km。2018年10月、「町」から「市」へ移行。1956年に始まった那珂川町は人口約9千人だったが、2018年には5万人を突破し、市制施行の要件を満たし「市」となる。
福岡市の都心部から、13kmの距離に位置。東部は春日市と大野城市、筑紫野市、南部は佐賀県、北部・西部は福岡市に接していて、立地が良い。南部は三方を背振連山に囲まれ、市の中央を南北に那珂川が貫いており、ロケーション抜群。

福岡県那珂川市のふるさと納税

福岡県那珂川市の基礎情報や返礼品をまとめてご覧いただくことができます。
福岡県那珂川のふるさと納税

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