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寄付金の使いみち

日本有数の豪雪地帯で、安心して暮らせるまちづくりを

地域が誇る銘菓やブランド牛、旬の農産物や水産物、店舗や旅行で便利に使用できる優待券など、ふるさと納税には、バラエティに富んだ返礼品が揃っています。

ふるさと納税の楽しみは、返礼品を選び、受け取ることだけではありません。

縁(ゆかり)のある地方自治体や、お世話になった思い入れのある自治体などの寄付金の使いみちを選ぶことで、自身の寄付金が町や村に与える影響を知ることも一つの醍醐味となるでしょう。

ふるさと納税バイブルでは、返礼品が目的の寄付だけではない選択肢を知ってもらうために、全国の自治体に寄付金の使いみちを伺い、その想いを発信していきます。

今回紹介するのは、魚沼産コシヒカリや越後杉箸などの返礼品が人気の、新潟県津南町です。
名産品の魚沼産コシヒカリの栽培がさかんで、一定の栽培基準を満たした高品質のコシヒカリは津南町認証米として出荷されています。

全国有数の豪雪地帯、津南町

津南町は日本有数の豪雪地帯で、冬期間が長い特徴があります。寄付金の多くも、降雪時期の除雪事業に充当されています。

「降雪時期は、平均1メートル雪が積もります。12月頭から振り始め、3〜4月まで振り続けることもあります。

2022年の2月は、冬型の気圧配置の影響で、新潟県は朝にかけて上越と中越の山沿いを中心に大雪が降りました。その際津南町では、16年ぶりに積雪が4メートルを超えました。」(「」…津南町自治体の方の言葉)

降雪の際の具体的な除雪事業は、主にロータリー除雪機などの機械を用います。

ロータリー除雪機

「ロータリー除雪機には、雪堤を切り崩す拡幅除雪、運搬排雪といった機能があり、降雪時期は毎日この除雪機を走らせています。

そのほかにも、道路の下から温水を流して雪を溶かす、消雪パイプを利用することもあります。」

積雪は地域一体となり乗り越えていく課題

津南町は、1年を通して、幅広い農産物を栽培しています。

「津南町は新潟県の魚沼地域に属していて、魚沼産のコシヒカリを栽培している農家さんも多く、主に春先から秋にかけて稲作が行われます。

また、お米以外にも、アスパラや雪下人参(雪の下で育て春に掘り起こす人参)、夏はスイートコーン、カサブランカなど。年中通して農作物を広く栽培しています。」

雪下人参

しかし降雪時期は、農作物の作付けができなくなります。

農家を含め、津南町で暮らしている町民にとって、積雪は切っても切り離せない課題となっています。

「降雪時期は、加工品を作ったり、別の仕事をしている農家さんも多いです。建設業者さんも、降雪時に道路の整備や家を建てたりするのは難しく、行政発注で道路除雪に出てもらうこともあります。

積雪は、津南町一体となって乗り越えていく課題だと感じています。」

豪雪地帯だからこそ実現。つなん雪まつり

豪雪地帯だからこそ、実現できることもあります。

「津南町では、毎年『つなん雪まつり』を開催(※)し、スキー場を会場として出店やステージイベントを実施しています。こちらの開催費用にも、寄付金が充てられています。

会場には雪遊びエリアやアトラクションもあり、厳しい寒さのなかでも雪を楽しめる遊びの空間創造と、雪本来の美しさを一層際立たせる演出が魅力となっています。」

※2020~2022は新型コロナウイルスの影響で未開催

津南雪まつりが誇るメインイベントは、夜空に舞う幻想的なスカイランタンです。

打ち上げられるスカイランタン

「ランタンとは、タイや中国のお祭りで打ち上げられる熱気球の一種です。

津南町では、長野県北部地震および東日本大震災の復興と鎮魂の思いを込め、2012年2月15日から打上げを始めました。

回を重ねるごとにスカイランタンの個数も増え、現在では、一人ひとりの願いや思いを込めて打ち上げる津南町の冬のイベントとして、毎年町内外からもたくさんのお客様にお越しいただいています。」

スカイランタンの打ち上げイベントは、雪の多い津南町だからこそ実現できたものだそう。

「スカイランタンのイベントが始まった当時、あまり全国でも事例がありませんでした。

火をつけて飛ばすものなので、落下すると危険もあります。人家や建物のないスキー場、さらに降雪もあり落ちても心配がない環境ということで、津南町だからこそ実現できた催しなのではないかと思います。

また、ランタンの素材自体も、環境問題を考慮して再生可能なものを使用しています。」

一昨年は災害レベルの積雪。安心して暮らせるまちづくりを

津南町では、2022年2月24日の1時に積雪が419cmまで増加し、観測史上1位の記録を更新しました。これは、2006年2月に記録した416cmを上回り、1990年の観測開始以来、最も多い記録です。

積雪が多いことで家屋が倒壊する恐れもあり、新潟県は津南町に災害救助条例を適用しました。当時の津南町の人びとは除雪作業に追われ、顔には疲れが滲んでいたと言います。

豪雪地帯津南町では、誰もが安心して暮らせるまちづくりを目指しています。

津南町への支援をお考えの方は、ぜひふるさと納税で寄付してみてはいかがでしょうか。

自治体情報

津南町は新潟県の最南端にあり、千曲川が信濃川と名を変える長野県境にあります。

日本有数の豪雪地帯で、冬期間が長い特徴があります。一方、夏は北西の涼風に恵まれ、爽やかな気候が続きます。

信濃川沿いには、日本一と言われる雄大な河岸段丘の上に水田や畑が広がり、山間地には棚田が点在する、広大な農地と山間農地の両方を兼ね備えた中山間地域です。

名産品は、良食味高品質の魚沼産コシヒカリが有名で、一定の栽培基準を満たした高品質のコシヒカリは津南町認証米として出荷されています。

新潟県津南町のふるさと納税

新潟県津南町の基礎情報や、返礼品をまとめてご覧いただくことができます。

津南町のふるさと納税

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