投稿日：2023年6月17日
地域が誇る銘菓やブランド牛、旬の農産物や水産物、店舗や旅行で便利に使用できる優待券など、ふるさと納税には、バラエティに富んだ返礼品が揃っています。
ふるさと納税の楽しみは、返礼品を選び、受け取ることだけではありません。
縁（ゆかり）のある地方自治体や、お世話になった思い入れのある自治体などの寄付金の使いみちを選ぶことで、自身の寄付金が町や村に与える影響を知ることも一つの醍醐味となるでしょう。
ふるさと納税バイブルでは、返礼品が目的の寄付だけではない選択肢を知ってもらうために、全国の自治体に寄付金の使いみちを伺い、その想いを発信していきます。
今回は、お米や乳製品、地酒などの返礼品で人気の「新潟県佐渡市」の寄付金の使いみちをご紹介します。
日本海最大の島、佐渡島
佐渡市は、新潟県の佐渡島全域を市域とする市。2004年（平成16年）に島内の旧10市町村が合併し、誕生しました。
佐渡島は日本海最大の島であり、海流（対馬暖流）の影響で夏は本土よりも涼しく、冬は暖かい特徴があります。
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恵まれた自然環境で、多種多様な植物や海生生物が見られるのも魅力の一つ。島内の大部分は、国定公園や県立自然公園に指定されています。
>2022年、「佐渡島の金山」は世界遺産登録に向け、ユネスコへ推薦されました。
現在佐渡市は、「佐渡島の金山」の世界遺産登録応援の寄付を募り、寄付金を文化財保護に充当しています。
「佐渡島の金山」を世界遺産に！
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佐渡市の自治体の方は、「佐渡島の金山」の世界遺産登録が、佐渡島に住む人びとにとって悲願であったと語ります。
「もともと相川金銀山は、1601年に山師3人により発見されたと伝えられています。1603年には、徳川幕府の直轄地となり佐渡奉行所が置かれ、小判の製造も行われ江戸幕府の財政を支えました。
平成元年3月（1989年）、金銀山は操業を休止。そこから20年以上、佐渡出身の方の支援、平成28年以降はふるさと納税の寄付金も活用し、整備を行ってきました。そして、やっと『佐渡島の金山』はユネスコへの推薦が決まったのです。」（「」…佐渡市自治体の方の言葉）
時代を超えて佐渡を繋ぐ、島のシンボル
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佐渡金銀山が、佐渡にもたらしたものは大きいと語ります。
「佐渡金銀山は、かつて佐渡が他地域と交渉し、交流するための大きな財源でした。金銀山の影響で、各地から佐渡へ文化が流入し、佐渡の独特な文化が形成されていきました。
そのため、佐渡金銀山は島民にとって現在でも、島のシンボルとして讃えられているのです。佐渡島出身の方の中には、先祖が金銀山に関わっていたという人も少なくないはずです。」
時代を超え、佐渡を繋ぐもの。それが島民の人びとにとっての佐渡金銀山だと言います。
佐渡市では今後も寄付金を活用し、佐渡金銀山遺跡や、関連する建物の保全を行っていく予定です。
世界遺産登録は、島全土に大きな影響をもたらす
「佐渡島の金山」が世界遺産に登録される影響は、とても大きいと予想されます。
「『佐渡島の金山』が世界遺産に登録されれば、観光客も増え、産業が潤います。産業が潤うことで移住者や働く人が増え、さらに佐渡を知ってもらうきっかけにもなるでしょう。人口減少を食い止めることもできるかもしれません。」
佐渡市は人口減少が著しく、現在は約50,000人。人口減少に高齢化。多くの地域が抱える問題を、佐渡市もまた抱えています。
「佐渡島の金山」が世界遺産に登録されることは、まさに佐渡市にとって「希望」。
江戸時代から伝承された文化は、今後も佐渡の活性化につながり、佐渡市の未来を明るく照らすでしょう。
佐渡金銀山の操業休止から数十年、いよいよ世界遺産登録が現実味を帯びつつあります。
佐渡市に協力したい方は、「佐渡島の金山」世界遺産登録応援のための寄付をしてみてはいかがでしょうか。
自治体情報
佐渡市は、新潟県の佐渡島全域を市域とする市。2004年（平成16年）に島内の旧10市町村が合併し、誕生。
市役所は地理的な中央部である金井地区に置かれているが、県や国の出先機関は主に相川地区に置かれ、商業の中心は佐和田地区、本州と結ばれる玄関口は両津地区（両津港）および小木地区（小木港）とされており、各地に機能が分散している特徴がある。
海流（対馬暖流）の影響で、夏は本土よりも涼しく、冬は暖かい。恵まれた自然環境で、多種多様な植物や海生生物が見られる。島内の大部分は、国定公園や県立自然公園に指定されている。
佐渡市のふるさと納税
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