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寄付金の使いみち

日本全国でココだけ!北海道の大自然で子どもたちが学ぶ「ふるさと自然体験教育」

地域が誇る銘菓やブランド牛、 旬の農産物や水産物、店舗や旅行で便利に使用できる優待 券など、ふるさと納税には、バラエティに富んだ返礼品が揃っています。

ふるさと納税の楽しみは、 返礼品を選び、 受け取ることだけではありません。

縁(ゆかり) のある地方自治体や、お世話になった思い入れのある自治体の寄付金の使いみちを選ぶことで、自身の寄付金が市区町村に与える影響を知ることも一つの醍醐味となるでしょう。

ふるさと納税バイブルは、 返礼品が目的の寄付だけではない選択肢を知ってもらうため に、全国の自治体に寄付金の使いみちを伺い、その想いを発信していきます。

今回お話を伺ったのは、 お米の定期便やメロン、日本酒などの返礼品で人気の北海道栗山町 3大会ぶり3度目の優勝を果たした 「WBC (World Baseball Classic)」 2023年度日本代
表の監督である栗山英樹さんのゆかりの地 (※) としてもお馴染みです。

※栗山監督は苗字が同じという縁から野球場兼自宅である「栗の樹ファーム」を運営(現在休館中)

令和3年度のふるさと納税寄付件数は12,076件。 寄付額 283,356,300円。 (うち170,539,00 0円を令和4年度事業に活用) 今回は、 毎年多くの寄付が集まる、教育分野での寄付金の使いみちをご紹介します。

「人と自然の共生」を目指したふるさと自然体験教育

栗山町は、里山の川で遊んだり、虫取りをしたりと、自然体験を通して自ら考え行動する「くりっ子」を育てるための「ふるさと自然体験教育」に力を入れています。

令和3年度の活用額は5,100,000円。 栗山町の豊かな自然環境を活用し、小中学校における体験学習の支援を行っています。

栗山町の自治体の方は、こうした自然教育が発展したきっかけについてこう語ります。

「栗山町が自然へ注目するきっかけになったのは、1985年(昭和60年) 国蝶であるオオムラサキの発見でした。その後、自然環境保全を目的とした『人と自然が共生するまちづくり』が進められ、同時に子どもたちへの自然体験環境教育活動も積極的に展開していきました」

小学校水辺の生き物調べ

廃校を再利用!学びの拠点「コカ・コーラ環境ハウス」の運用

廃校となっていた雨煙別小学校(昭和11年建設)が「雨煙別小学校コカ・コーラ環境ハウス」として生まれ変わり、栗山町の自然体験教育の拠点となったそう。

「宿泊滞在型で、質の高い自然体験プログラムの展開が可能になりました。林間学校や学校の合宿所として使われることもあり、時には外国からの留学生や、スポーツ選手も訪れるそう。文化やスポーツなど、さまざまな分野の学びの場として活用されています」

寄付金は、「雨煙別小学校コカ・コーラ環境ハウス」施設運営費にも充当されています。

令和3年度で、ふるさと自然体験教育の利用者数は7,809名。雨煙別小学校コカ・コーラ環境ハウスの宿泊者数は1372名にのぼりました。

雨煙別学校

春夏秋冬栗山の自然に触れ、子どもたちの五感を鍛える

自然体験プログラムは、季節ごとに60種類以上用意。初夏の田植え、冬のスノーハイクなど、春夏秋冬その季節ならではの栗山の自然を体験ができ、一般の方も参加可能です(要事前予約)。

町内の小学校から高校までふるさと自然体験教育が授業のカリキュラムに組み込まれているのは全国でも珍しい取り組みで1番多いの小学校。年に7〜8回ほど自然体験教育があるそう。

夏の夜の森を探索する「ナイトハイク」は、町内の子どもたちも多く参加。

ライトがなくまわりが見えにくい場所で、聴覚や触覚など、視覚以外の感覚を研ぎ澄ませて自然を感じる体験をする。今世の中で起きている環境問題を自分ごととして考えるための基礎を学びます。

「栗山町では、働くことの大変さや、自然環境の面白さを肌で感じ、理解している若者達が多い印象です。それはやはり、田植えや薪割り、川遊びやハイキングなどを通したふるさと自然体験教育の影響が大きいと感じますね」

小学校ネイチャーハイク

栗山キッズクラブ

全国的に珍しい町営の介護福祉学校運用

ほかにも、北海道介護福祉学校の運用にも寄付金が活用されており、令和3年の活用額は12,000,000円。

「設立当初は全国で唯一の町立の介護福祉学校で、全国的にも非常に珍しいとされています。昭和63年の開校以来、2,200名を超える卒業生が国家試験を突破し、プロの福祉専門職として活躍しています」

公立というだけでなく、ふるさと納税の寄付金があるからこそ、北海道内の介護福祉養成校の中でもっとも安い学費を実現することができてるそう。

栗山町は、学生が経済面で学ぶことを諦めないためにという想いで、教育支援体制の充実を図っています。

介護福祉学校①

栗山町  介護福祉学校2

「栗山町に住む子どもたちに、栗山町を誇りに思ってほしい」

春夏秋冬、自然に触れ合える教育プログラムや、質の高い町営介護福祉学校の運用。子どもたちが生き生きと学べる環境づくりに励んできた栗山町の、具体的な取り組みをご紹介しました。

「栗山町に住んでいる子どもたちに、栗山町を誇りに思って欲しい。そうした思いで、教育分野の取り組みに力を入れてきました。栗山の教育環境に惹かれて移住してきた方もいらっしゃいます。今後も積極的に教育分野の発展に取り組んでいき、そうした取り組みや栗山町の魅力を町内外にも発信していけたらと思っています」

栗山町では、ふるさと納税の寄付金の具体的な使いみちをパンフレット「栗山町ふるさと応援寄附パンフレット」という形で見える化し、紹介しています。

現在令和3年度の情報が公開されており、活用額や返礼品のカタログも見ることができますので、ぜひ併せてご覧ください。

自治体情報

栗山町は、北海道空知総合振興局管内南部にある町。東は夕張市、北は岩見沢市に隣接。南西は、夕張川を隔てて由仁町および長沼町に接している。道都札幌市、空の玄関口新千歳空港、港湾苫小牧市に車で約1時間の距離にある、1次、2次、3次産業のバランスがとれた町で、人口は約11,000人。面積約203km。町名の由来は、アイヌ語の「ヤム・ニ・ウシ」。栗の木が繁茂しているところに起源。

栗山町のふるさと納税

北海道栗山町の基礎情報や返礼品をまとめてご覧いただくことができます。

 

栗山町のふるさと納税

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