投稿日：2021年5月23日
高い技術と繊細なデザインで、世界からも注目を集める日本の伝統工芸品。有名なものは手に取ったことがあるという方も多いと思いますが、日本には各地域で実にさまざまな伝統工芸品があります。そんな伝統工芸品、ふるさと納税の返礼品としても手に入るのをご存じですか？今回は、中部地方にフォーカスして、伝統工芸品の返礼品6品をご紹介します。紹介する6品以外にもさまざまな伝統工芸品があるので、この機会にぜひチェックしてみてください。
【miyama.】haku110ccカップ五色組
自治体名: 岐阜県瑞浪市
寄附金額: 10,000 円
美濃焼は、美濃国と呼ばれる地域で古くから生産されてきた陶磁器です。美濃焼の見た目や質感はさまざまで、時代に合ったデザインや特徴で生産される傾向にあるため、生活に溶け込みやすい焼き物です。こちらの返礼品は、ポップで使い心地の良さそうな、美濃焼のカップ5色セットです。日常使いにぴったりな器で、煎茶碗や茶碗蒸しなどの器としても使えます。カラーは、白磁・キャメル・コーラルピンク・アーモンドグレー・オパールグリーンの5色。カラフルですが、和の食卓にも自然と馴染みます。木箱入りなので、ご自宅で使うのはもちろん、贈りものとしても喜ばれそうですね。
輪島塗花嫁お箸と九谷焼豆皿セット【能登の花嫁のれんオリジナル】
画像出典: さとふる
自治体名: 石川県七尾市
寄附金額: 11,000円
輪島塗とは、日本海に面した能登半島、石川県輪島市で生産されている漆器です。美しさはもちろんのこと、丈夫で堅牢な漆器として有名です。同じく石川県の南部で生産されている九谷焼は、色鮮やかな色彩と大胆な絵付けが魅力的な陶磁器です。こちらは、輪島塗のお箸と九谷焼の豆皿の2種類の伝統芸能がセットになった返礼品です。輪島塗のお箸には、能登七尾の風習として受け継がれる「花嫁のれん」をイメージし、デザインされています。九谷焼の豆皿は色彩が魅力で、 石畳をデザイン化した幾何学紋様は、縁起のいい模様だそうです。次の返礼品には、食卓を華やかにしてくれる石川県の伝統工芸品はいかがでしょうか。
【漆器たかやすみ】蜃気楼塗り 御汁椀(内黒) 1客
自治体名: 富山県魚津市
寄附金額: 10,000 円
魚津漆器は、室町時代末期を起源に、現在の魚富山県津市の地域を中心にして発展しました。現在では、鷹休漆器店が魚津漆器の伝統を受け継いでいる唯一のお店だそうです。魚津漆器は、実用性はもちろん、堅牢かつ安価なのが特徴。こちらのお茶碗は、口当たりの優しさと、末永く使用する事で味わい深い椀になっていくので、日常使いにぴったり。美しい朱と黒の漆のグラデーションも特徴的です。これは、「蜃気楼の見える街」として知られる魚津市で、その真昼のファンタジーな現象を漆塗りの技法で表現しており、「蜃気楼塗」と呼ばれています。海面に浮かんだ蜃気楼をイメージしたグラデーションは、塗師の匠の技が発揮された逸品です。
軽井沢彫 7寸丸盆(三連桜) 長野県伝統工芸品
自治体名: 長野県
寄附金額: 15,000円
軽井沢彫とは、長野県北佐久郡軽井沢町の木工作品で、家具や小物などに手彫り彫刻を施したものです。繊細な絵柄が多いのが特徴で、明治時代に軽井沢を訪れた外国人避暑客のために木地師や彫刻家が日本の伝統的な技法を用いて作り始めたのが起源です。こちらの返礼品は、桜の彫刻が施された丸いお盆で、天然木のやさしさも楽しめます。こちらのお盆を製作した一彫堂は、初代から万平ホテルや三笠ホテル、宣教師別荘の洋家具などを製作してきた軽井沢彫の老舗です。日本の優れた技を受け継ぐ彫刻師や木地師が、西洋的なエッセンスを加えつつ、今日の軽井沢彫へと発展させた芸術品、この機会に家に迎えてみませんか？
thermo mug×越前漆器『うるしモバイルタンブラー 唐草』朱色
自治体名: 福井県鯖江市
寄附金額: 21,000円
こちらは、福井県鯖江市で生産される伝統工芸品である「越前漆器」と、スタイリッシュなデザインと保温・保冷機能を備えた二重構造のキッチンウェアブランド「thermo mug」のコラボレーション商品です。「URUSHI MOBILE TUMBLER」は、漆器の文化を日常生活に広げていきたいという思いから生み出されました。天然の漆を使用し、職人がひとつずつていねいに作り上げた逸品です。外側に結露ができにくく、長時間の保温や保冷ができます。飲み口部分に密閉性の高い「スクリュー式」を採用しているので、持ち運びにも◎。コーヒーブレイクに使いたくなる粋なタンブラーですね。
【ミニチュアダックス】浜松注染そめ 手ぬぐい2枚 天竜杉タペストリー棒セット
自治体名: 静岡県浜松市
寄附金額: 20,000 円
こちらの返礼品は、犬好きの方なら、家に飾りたくなりそうなワンちゃんが描かれた手ぬぐいです。手ぬぐいは、染め職人によって、静岡県浜松市の伝統工芸「浜松注染そめ（はままつちゅうせんそめ）」で染められたもの。浜松注染そめの特徴は、「色ぼかし」と言われる独特の濃淡が美しいグラデーション。また、裏表をキレイに染める技術を活かし、2枚合わせて「のれん」にできるようにデザインされています。反転させると違う図柄が楽しめるのも好評です。洗濯するほど、ふんわりとやわらかくなる綿100%の手ぬぐいで、肌の弱い方も安心して使えます。通気性や速乾性、肌触りも抜群。手ぬぐいやのれん以外にも、ほこり避けや台ふき、ワンちゃんの体拭きなど、使い道もたくさんありそうです。
ふるさと納税で手に入る、中部地方の伝統工芸品6品を紹介しました。カップや茶碗、お箸、お盆などは日々の食卓で使える使い勝手の良さはもちろん、繊細で美しいデザインによって日々をていねいに過ごしたくなりますね。持ち歩きが便利なタンブラーは、毎回コーヒーを買っている方なら、エコ＆節約にもつながります。ワンちゃんの手ぬぐいは、かわいいだけでなくさまざまな使い方ができるのが魅力的。ユニークでありながらも、生活に馴染むシーンを想像できるものが多く、生活に根ざした使い方ができそうですね。
