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寄付金の使いみち

港の活気、子どもの笑顔。寄附が支える日南市の観光と暮らし

地域が誇る銘菓やブランド牛、旬の農産物や水産物、店舗や旅行で便利に使用できる電子ポイントなど、ふるさと納税には、バラエティに富んだ返礼品が揃っています。
ふるさと納税の楽しみは、返礼品を選び、受け取ることだけではありません。

縁(ゆかり)のある地方自治体や、お世話になった思い入れのある自治体などへの寄附金の使い道を選ぶことで、自身の寄附金が町や村に与える影響を知ることも一つの醍醐味となるでしょう。

ふるさと納税バイブルでは、返礼品が目的の寄附だけではない選択肢を知ってもらうために、全国の自治体に寄附金の使い道を伺い、その想いを発信していきます。

今回ご紹介するのは、宮崎県日南市です。黒潮が打ち寄せる海と、江戸時代の面影を残す飫肥(おび)城下町を有するこのまちでは、クルーズ船の誘致によるにぎわい創出や、学校給食費の無償化、コミュニティバスの運行など、観光と暮らしの両面を支える取組に寄附金が活用されています。

海と歴史、人のあたたかさが息づくまち・日南市

宮崎県南部に位置する日南市。まず思い浮かぶのは、どこまでも広がる青い海と、温暖な気候に包まれた穏やかな風景ではないでしょうか。取材の中で最初に挙がった魅力も「海がきれいなところ」という一言でした。海岸線の美しさは、日南市を訪れた人の記憶に強く残ります。

一方で、日南市の魅力は自然だけではありません。飫肥(おび)城下町には、約400年前の江戸時代の街並みが残り、歴史的建造物が今も大切に守られています。石垣や武家屋敷が並ぶ町並みは、まるで時代を遡ったかのような趣があります。また、海沿いの断崖に建つ鵜戸神宮も、国内外の観光客から人気を集めるスポットです。

暮らしの面では「人が穏やか」という声が印象的でした。都会の利便性と比べれば公共交通の本数は多いとはいえませんが、その分、ゆったりとした時間が流れています。近年は東九州自動車道の整備も進み、宮崎市方面からのアクセスも向上。プロ野球やサッカーのキャンプ地としても知られ、季節ごとに多くの人が訪れるまちでもあります。

自然、歴史、そして人のあたたかさ。そうした日南市らしさを支えているのが、寄附金の存在です。

寄附金が支える、日南市の3つの取組

1.クルーズ船誘客促進事業 ― 港から生まれるにぎわい

日南市の寄附金活用の中でも、ひときわ地域性が色濃く表れている事業が「クルーズ船誘客促進事業」です。
世界的にクルーズ旅行の需要が高まる中、日南市には大型クルーズ船の受け入れが可能な油津港(あぶらつこう)があります。最大22万トン級の船に対応できるこの港には、実際に4,000人以上を乗せた大型船も寄港。ラグジュアリークラスの数百人規模の船から、数千人規模のカジュアル船まで幅広く受け入れています。

2025年度は14隻、2026年度は20隻の寄港を予定しており、コロナ禍で一時落ち込んだ寄港回数も、着実に回復と拡大を見せています。

クルーズ船が入港すると、港の風景は一変します。乗客は寄港地観光ツアーに参加し、市内各所へと足を運びます。なかでも人気なのが、海沿いの断崖に佇む鵜戸神宮や、江戸時代の面影を残す飫肥城下町。歴史と自然が調和する日南らしい景観は、海外からの来訪者にも強い印象を残します。

グルメもまた、大きな魅力です。日南市はカツオの一本釣り漁業水揚げ量日本一を誇るまち。新鮮なカツオをはじめとする魚介類は、日本人観光客はもちろん、海外の来訪者にも高く評価されています。また、宮崎牛は特に欧米圏の観光客から人気が高く、寄港をきっかけに地元飲食店を訪れる人も少なくありません。

こうしたにぎわいを支えているのが、寄附金による受け入れ体制の整備です。
寄港時には、岸壁に地元事業者のブースが並び、焼酎をはじめとした特産品など、地元ならではの土産物が販売されます。太鼓や民謡の披露、寄港ごとに工夫を凝らした見送りイベント、時には夜空を彩る花火――。単なる寄港地ではなく、「また来たい」と思ってもらえる港を目指し、地域一体となったおもてなしが行われています。

さらに、通訳ボランティアの配置や、船会社・旅行会社への営業活動なども重要な取組です。油津港や日南市の知名度は、まだ十分とは言えません。だからこそ、地道なPR活動と丁寧な受け入れが次の寄港につながるのです。

クルーズ船の寄港は、観光施設だけでなく、商店街や飲食店、交通事業者など市内全体に経済波及効果をもたらします。数千人規模の来訪者が一度に市内を巡るインパクトは大きく、地域経済にとって確かな追い風となっています。

港に大きな船が現れるその瞬間から、まちに活気が広がる。
寄附金は、そのにぎわいを生み出す土台として、日南市の未来への航路を静かに支えているのです。

2.学校給食費支援事業 ― 子育て世帯への直接支援

令和6年度からスタートした学校給食費の無償化は、日南市が力を入れる子育て支援策の一つです。市内すべての小中学校に通う児童生徒の給食費を市が公費で負担しており、保護者にとっては年間およそ5万〜6万円の負担軽減となります。これにより、日々の生活費や習い事、将来の教育費などに充てることが可能となります。家計の負担軽減につながるこの支援は、少子化対策の観点からも大きな意義を持っています。

実際、保護者からは好意的に受け止められており、これまで課題となっていた給食費の未納問題も解消されました。あわせて、学校現場での徴収業務がなくなったことで、教職員の負担軽減にもつながっています。

物価高騰により食材費は上昇していますが、「給食の質を落とさない」という方針のもと、予算を確保しながら運営されています。

県内や地元産の食材を積極的に活用し、年に数回は郷土料理や日南特産の果物なども提供しています。子どもたちが地域の味を知り、ふるさとへの愛着を育む機会にもなっています。

寄附金は、こうした日常の安心と学びを支える基盤となっています。

3.コミュニティバス運行事業 ― 移動を支えるインフラ

車での移動が中心となっている日南市において、運転ができない人にとって公共交通は暮らしを支える重要な存在です。

平成20年10月、民間路線バスの廃線をきっかけにスタートしたコミュニティバスは、現在、市内の北郷・日南・南郷の3地域を結ぶ6路線を運行しています。人が暮らすエリアを広くカバーし、高齢者の通院や買い物、子どもたちの通学手段として欠かせない役割を担っています。

料金は大人210円、小中学生50円と利用しやすい設定で、路線ごとに1日5〜6往復程度を運行。特に免許を返納した高齢者や、まだ車を運転できない子どもたちにとって、日常の「当たり前の移動」を支える生活インフラとして定着しています。

寄附金は、運行を委託している交通事業者への委託費など、運行経費に活用されています。今後はAIデマンド交通や自動運転技術の導入も視野に入れ、より持続可能な交通体系を目指す方針です。観光振興と同時に、市民の日々の暮らしを守る――。日南市の寄附金活用は、その両輪で進められています。

寄附の先にある、日南市の未来

クルーズ船がもたらす交流と経済効果。
子どもたちの健やかな成長を支える給食支援。
高齢者や子どもの移動を支えるコミュニティバス。

日南市の寄附金は、観光によるにぎわいと日常の暮らし、その両方を支えています。

返礼品を味わうことも、ふるさと納税の楽しみの一つ。しかしその先に、地域の未来を形づくる取組があることを知ると、寄附はより意味のある選択になるはずです。

青い海と歴史の町・日南市。あなたの一歩が、このまちの次の物語を支えています。

日南市の魅力を味わう返礼品

1.マンゴー

温暖な気候に恵まれた日南市は、マンゴーの名産地でもあります。完熟した果実はとろけるような甘みと芳醇な香りが特徴。贈答品としても人気が高く、南国宮崎の太陽を感じられる逸品です。

2.宮崎牛の赤身肉

全国的にも評価の高い宮崎牛。中でも赤身肉は、脂の甘みと赤身の旨みのバランスが魅力です。すき焼きやローストビーフ、焼肉など、幅広い料理でその味わいを楽しめます。

自治体情報

宮崎県の南部、黒潮が打ち寄せる日向灘に面して広がる日南市は、青い海と温暖な気候に恵まれたまちです。海岸線にはダイナミックな岩礁や入り江が続き、水平線と空が溶け合う景色が訪れる人を迎えます。背後には山々が連なり、海と山の豊かな自然が日々の暮らしを支えています。

市内には、歴史の面影を今に伝える飫肥(おび)城下町が広がります。江戸時代の町割りが残る武家屋敷通りや石垣は、静かな風格をたたえ、往時の記憶を現代へとつないでいます。また、断崖絶壁の洞窟内に本殿を構える鵜戸神宮は、日南を象徴する存在です。海を望むその佇まいは、自然と信仰が寄り添ってきたこの地の歴史を物語っています。

日南市は、海の恵みにも支えられてきました。一本釣りカツオの水揚げ量日本一を誇る港町として知られ、新鮮な魚介類が食卓を彩ります。温暖な気候はマンゴーをはじめとする農産物の栽培にも適しており、山あいの畑と海辺の港が織りなす風景は、自然と産業が共存する日南らしい光景です。

観光資源にも恵まれ、飫肥城下町や鵜戸神宮をはじめ、北郷の温泉や景勝地など、四季折々の魅力が点在しています。春には新緑、夏には青い海、秋には実り、冬には澄んだ空気と星空。季節ごとに異なる表情が、訪れる人を楽しませます。

さらに、プロ野球やサッカーのキャンプ地としても知られ、スポーツを通じた交流が地域に活気をもたらしています。港にクルーズ船が入港すれば、国内外から多くの人が訪れ、まちはにぎわいを見せます。
海と歴史、そして人の温もり。日南市は、自然と文化、産業と暮らしが穏やかに溶け合いながら、次の世代へと受け継がれていくまちです。

日南市のふるさと納税

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