投稿日:2026年4月20日
地域が誇る銘菓やブランド牛、旬の農産物や水産物、店舗や旅行で便利に使用できる電子ポイントなど、ふるさと納税には、バラエティに富んだ返礼品が揃っています。
ふるさと納税の楽しみは、返礼品を選び、受け取ることだけではありません。
縁(ゆかり)のある地方自治体や、お世話になった思い入れのある自治体などへの寄附金の使い道を選ぶことで、自身の寄附金が町や村に与える影響を知ることも一つの醍醐味となるでしょう。
ふるさと納税バイブルでは、返礼品が目的の寄附だけではない選択肢を知ってもらうために、全国の自治体に寄附金の使い道を伺い、その想いを発信していきます。
今回ご紹介するのは、子育て支援や木育、乗馬公園の文化継承など、多方面から未来づくりを進める北海道浦河町の取組です。
“馬と生きる日常”が息づく、競走馬のふるさと・浦河町
北海道日高地方に位置する浦河町は、山と海に抱かれた豊かな自然環境が広がるまちです。太平洋沿いの海岸線には荒々しくも美しい海が続き、背後には、日高山脈の長い山並みがゆるやかに続いています。海の恵みと山の風景が生活の中に当たり前のようにあり、“自然と寄り添う暮らし”がこの地域の大きな魅力になっています。
浦河町を語るうえで欠かせないのが、競走馬(軽種馬)の産地としての歴史と文化です。広大な牧草地に馬たちがのびのびと過ごす牧歌的な風景は、この地域ならではのもの。馬産地として培われてきた技術と伝統が息づき、“馬とともにある日常”が町の個性として深く根付いています。放牧地を渡る風や、朝靄の中を歩く馬の姿は、訪れる人の心にも静かな印象を残します。
一方で、暮らしのリアルにも触れておく必要があります。公共交通は都市部ほど便利とは言えず、最寄りの空港までは車で約2時間、JR線も廃線となりました。とはいえ、車があれば生活は十分に成り立ち、市街地には日用品の買い物ができる店舗も揃っています。ただし、市街地と集落部では利便性に差があり、冬季には高齢者の運転負担など、地域ならではの課題も存在します。
また子育てに過度な負担がかかりにくく、落ち着いて子どもと向き合える環境が整っています。都市部のような利便性はないものの、自然の中でのびのびと育てたい家庭にとっては、相性の良い環境が整っています。海や山、牧場など、日常の中に多様な体験の場があり、子どもたちが自然と触れ合いながら成長できる環境が広がっています。
このように浦河町は、山と海が寄り添う自然環境、馬産地としての確かな文化、そして暮らしのリアルが共存するまちです。
ふるさと納税で育む「浦河町の未来」―寄附金の使い道
浦河町では、子育て支援から自然・文化の継承まで、地域の未来を育む多彩な取組が進められています。
こうした挑戦を支えているのが、ふるさと納税による寄附金です。寄附金は、浦河町ならではの地域資源や強みを生かした施策に活用され、将来を見据えた持続可能な地域づくりを後押しする大きな力となっています。
具体的には、以下のような事業に充てられています。
子育て支援と地域経済をつなぐ浦河町の医療費助成
浦河町では、子育てを支えながら、地域経済も元気にすることを目指し、ふるさと納税による寄附金を活用した新たな取組を進めています。
その中心となるのが、子どもの医療費の自己負担分を、町内で使える地域通貨「うらかわタウンポイント UP‑C(アプカ)」として還元する制度です。子育て支援でありながら、地域内での消費を促す仕組みとしても機能している点が大きな特徴です。
この制度では、病院や調剤薬局で支払った医療費の領収書を申請すると、自己負担額に応じて1ポイント=1円として保護者に付与されます。付与されたポイントは町内の登録事業所で買い物や飲食に利用でき、日常の暮らしの中で自然と地域経済へ循環していきます。以前は紙の商品券形式でしたが、現在は電子ポイントへ移行し、より使いやすい仕組みへと進化しています。
申請はLINE公式アカウントから簡単に行うことができ、領収書を撮影して送るだけで手続きが完了します。支払った医療費の自己負担分は、数日後には電子ポイントとして戻ってくるため、実質的な負担を軽減できる仕組みです。付与されたポイントはすぐに利用でき、日々の少額負担や入院時のまとまった支出など、家計に響きやすい場面で確かな助けとなっています。
さらに、この仕組みは地域経済にも良い循環を生み出しています。ポイントは町内でのみ利用できるため、普段は町外で買い物をしている人も、ポイントをきっかけに町内の店舗を利用するようになります。登録店は飲食店や小売店、クリーニング店など幅広く、金融機関などが実施する来場ポイント施策なども含め、地域全体で活用の場が広がっています。
このように、ふるさと納税による寄附金は、浦河町の子育て世帯を支えるだけでなく、地域経済を動かす力にもなっています。子どもたちの健やかな成長と、地域の未来をともに育てていく仕組みとして、大きな役割を果たしています。

子どもの成長を浦河の木で祝う「木育」事業
町の総面積の約8割が森林を占める自然豊かな浦河町では、子どもたちの健やかな成長を地域全体で祝う「木育事業」を進めています。出生届を提出した家庭に、浦河産材を使った木の食器や木工玩具を贈呈し、地域の自然の恵みと木の温もりを日々の暮らしの中で感じてもらうことを目的としています。
贈呈されるのは、大皿や深型ボウル、木のスプーンなど、赤ちゃんの食事シーンで長く使えるアイテムです。いずれも浦河町の森林資源を活かして作られたもので、手に取ると木の香りややさしい手触りが伝わり、家族の新しい生活を温かく彩ります。
この木育事業には、地域の資源を子どもの成長と結びつけるという思いが込められています。町の自然を身近に感じながら育つことは、子どもたちの豊かな感性を育むきっかけとなり、同時に地域の林業や木工産業を支えることにもつながります。
このように浦河町では、子どもたちの誕生を地域全体で祝福し、自然とともに歩むまちの魅力を次世代へ受け継いでいくために、木育事業を大切に育てています。
浦河の馬を未来へつなぐ ― 乗馬公園支援のクラウドファンディング
馬とともに歩んできた浦河町の乗馬公園には、競走馬を引退した馬や、穏やかな性格から乗馬用として第二の道を歩む馬など、個性豊かな15頭が暮らしています。子どもから高齢者まで、多くの町民が乗馬体験やサークル活動を通じて馬とふれあい、地域の大切な交流の場となっています。
しかし、馬たちが健やかに暮らすためには、年間約380万円の飼料代に加え、装蹄や予防接種など多くの維持費が必要です。馬たちの管理は町の職員が担い、生活費はすべて町が負担していますが、財政状況は決して余裕があるとは言えません。
そこで浦河町では、「馬のまち」として受け継がれてきた文化を未来へつなぐため、2026年3月2日から5月30日まで、ふるさと納税型クラウドファンディングを実施しています。
本プロジェクトへの寄附金は、馬たちの“飼料代”をはじめ、装蹄や予防接種などの健康管理費に活用されます。さらに、目標額を超えた場合には、施設の修繕費としても大切に使われる予定です。
これは、地域の誇りである馬の文化を、これからも絶やすことなく未来へ受け継いでいくための挑戦です。
クラウドファンディングの詳細はこちらから↓
https://www.furusato-tax.jp/gcf/5199?utm_source=hokkaido_urakawacho&utm_medium=referral&utm_campaign=lgmk_01607
浦河町の地域づくりを支える、ふるさと納税の力
浦河町では、子育て支援や木育、馬文化の継承など、地域の未来を育む多様な取組が進められています。こうした取組を力強く支えているのが、ふるさと納税の寄附金です。
返礼品をお楽しみいただいたそのあとに、ぜひ一度、浦河町の魅力を現地で感じてみてください。
あなたの寄附がどのようにまちの暮らしに生かされているのか。その答えを、きっと目で見て、心で感じていただけるはずです。
ふるさと納税返礼品
浦河町では、地域の未来につながる取組と並行して、地域の魅力や技術を知っていただけるよう、個性豊かな返礼品をご用意しています。ここからは、その中でも特に人気の3品をご紹介します。
どれも浦河町ならではのこだわりが詰まった逸品ばかりです。
1.日高産サクラマス スモークサーモン切り落とし
まずご紹介するのは、浦河町の海と桜の恵みを味わえる「日高産サクラマス スモークサーモン切り落とし」です。
近年、海産物の価格が高騰する中でも、日高沖で水揚げされたサクラマスを、名所「うらかわ千本桜」の剪定枝で丁寧に燻製した、浦河ならではの贅沢な味わいをお届けします。しっとりとした身に桜の香りがふわりと広がり、切り落としでも品質はそのまま。使いやすい小分けパックで、サラダやパスタ、手巻き寿司など幅広い料理に活躍します。
ふるさと納税の返礼品として特に人気のスモークサーモン。価格が上がり手に取りづらくなっている今こそ、浦河町ならではの味わいをぜひご家庭でお楽しみください。
2. 日高昆布

次にご紹介するのは、浦河町の海が育んだ名産「日高昆布」です。
太平洋の荒波にもまれながら育つ日高昆布は、澄んだ旨みと上品な香りが特長。出汁はもちろん、煮物や昆布巻きなど、さまざまな料理でその深い味わいを楽しめます。肉厚でしなやかな昆布は火が通りやすく、日々の食卓で使いやすいのも魅力です。
丁寧に天日干しされた昆布は、自然の恵みがぎゅっと詰まった一品。料理に加えるだけで、いつもの味がぐっと引き立ちます。
ご家庭用としてはもちろん、料理好きな方への贈り物にも喜ばれる浦河町自慢の味。海とともに生きるまちが育てた、豊かな旨みをぜひご堪能ください。
3. サラブレッドタクシー

最後にご紹介するのは、浦河町ならではの体験型返礼品「サラブレッドタクシー」です。
タクシー事業者がガイドとなり、“馬のまち”を象徴する牧場や関連施設を巡るこのプランは、競走馬のふるさとを間近に感じられる特別な体験。牧場は衛生管理や感染症対策のため、普段は一般見学が難しい場所ですが、ガイド付きだからこそ、種牡馬繋養牧場など貴重な施設を訪ねることができます。
車窓に広がる牧草地やサラブレッドの姿、そしてガイドが語る馬産地の歴史。移動そのものが学びと発見に満ち、旅の記憶に残る上質な時間を演出します。
馬を愛する方はもちろん、北海道の自然や文化に触れたい方にもおすすめ。浦河町だからこそ叶う“ここだけの出会い”を、ぜひお楽しみください。
自治体情報
太平洋の海岸線から日高山脈の裾野へと続く、北海道南部・日高地方に位置する浦河町は、太平洋の広がりと山の静けさが寄り添う、どこか懐かしい穏やかさに包まれたまちです。潮の香りを運ぶ風が町を抜け、季節ごとに色を変える牧草地が広がる風景には、海と大地の恵みとともに歩んできた人々の暮らしが息づいています。
町を歩けば、漁港に並ぶ船の影や、早朝の市場に立ちのぼる湯気、牧場で草をはむ馬たちの姿が目に入り、海と馬産業が支えてきた浦河ならではの営みを身近に感じることができます。特にサラブレッドの生産はこの地を象徴する文化であり、広い空の下を駆ける馬の姿は、町の誇りとして今も大切に受け継がれています。馬産地としての歴史は古く、良質な水と気候、広大な牧草地が育む環境は、国内外から高い評価を得ています。
太平洋に面した海岸線では、荒波が削った断崖や、朝日が海面を染める静かな浜辺が続きます。春から夏にかけては昆布や海産物が豊かに水揚げされ、秋には山からの恵みが届き、季節ごとの味わいが食卓を彩ります。漁業、酪農、馬産業が町の基幹産業として根づき、自然の恵みを生かした加工品や特産品も地域の魅力を支えています。
観光の面では、優駿の里公園や馬の資料館など、馬産地ならではの文化に触れられるスポットが点在し、放牧地を望む展望地からは、日高らしい雄大な風景が広がります。また、町内には海を望む散策路や、太平洋を一望できる温泉地もあり、旅人に静かな癒しをもたらしています。春には桜並木が町を彩り、夏には海辺の涼風、秋には紅葉、冬には凛とした空気が広がり、四季折々の表情が訪れる人を迎えます。
海と山、そして馬とともに歩んできた浦河町。自然と暮らしが穏やかに重なり合うこのまちは、日高の風土が育んだ物語を、今も静かに語り続けています。
浦河町のふるさと納税
北海道浦河町の基礎情報や返礼品をまとめてご覧いただくことができます。
