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「戦争の最前線だったまち」から未来へ──鹿屋市が受け継ぐ記憶と願い

地域が誇る銘菓やブランド牛、旬の農産物や水産物、店舗や旅行で便利に使用できる電子ポイントなど、ふるさと納税には、バラエティに富んだ返礼品が揃っています。
ふるさと納税の楽しみは、返礼品を選び、受け取ることだけではありません。

縁(ゆかり)のある地方自治体や、お世話になった思い入れのある自治体などへの寄附金の使い道を選ぶことで、自身の寄附金が町や村に与える影響を知ることも一つの醍醐味となるでしょう。

ふるさと納税バイブルでは、返礼品が目的の寄附だけではない選択肢を知ってもらうために、全国の自治体に寄附金の使い道を伺い、その想いを発信していきます。

今回ご紹介するのは、戦争の記憶を未来へつなぐまちづくりを進めながら、地域の歴史を知るきっかけを広げる環境づくりに力を注ぐ、鹿児島県鹿屋市の取組です。

子どもたちの未来を守り、豊かな自然と暮らす鹿屋市

鹿児島県の大隅半島に広がる鹿屋市は、錦江湾と高隈山系に囲まれた、穏やかな自然と温かな暮らしが息づくまちです。
 
豊かな土壌と温暖な気候に恵まれたこの土地では、農業が古くから人々の暮らしと深く結びついてきました。農業産出額は全国でもトップクラスを誇り、畜産や野菜、さつまいもなど、多彩な恵みが地域の営みを支えています。
 
鹿屋市の食の魅力は、こうした自然の力が育んだ確かな味わいにあります。
牛肉やうなぎ、焼酎といった名産は全国的にも知られ、とりわけ黒毛和牛は5年に一度開催される「和牛のオリンピック」で日本一に輝いた実績を持つ、まちを象徴する存在です。生産者一人ひとりの丁寧な手しごとが息づく味わいは、鹿屋の誇りとして多くの人に親しまれています。
 
また、鹿屋市は“駅のないまち”ですが、その分、車社会ならではの暮らしやすさが整っています。
幹線道路が市内を横断し、商業施設も車でアクセスしやすい場所に集約されているため、日々の生活を軽やかに支えています。
自然と都市機能のバランスが心地よく、のびやかな暮らしが広がっています。
 
さらに、子育て支援の充実も鹿屋市の大きな魅力です。医療費の無料化をはじめとした家族を支える制度が早くから整えられ、合計特殊出生率は国、県と比較して高い水準にあります。地域の温かなつながりの中で、子どもたち一人ひとりを大切に育む風土が息づいています。
 
このように鹿屋市は、自然の恵みと豊かな食、暮らしやすい環境、そして未来を育む力強い基盤がそろった魅力あふれるまちです。

ふるさと納税で育む「鹿屋市の未来」―寄附金の使い道

鹿屋市では、戦争の記憶を未来へつなぐまちづくりの一環として、記録を継承する取組を大切に進めています。
ふるさと納税による寄附金は、この活動を支える大きな力となっており、残された資料の保存や展示環境の整備など、記憶を次世代へ確かに手渡していくための取組に活用されています。
 
過去に起きた出来事を風化させることなく、学びとして伝えていく。その静かな営みが、鹿屋市の未来を形づくる土台となっています。

戦争の記憶を未来へ──子どもたちに手渡すための鹿屋市の取組

鹿屋市に刻まれた戦争の記憶

鹿屋市は、豊かな自然と食の恵みで知られる一方で、太平洋戦争と深く関わったまちでもあります。

市内にはかつて3つの海軍航空基地が置かれ、特別特攻隊の出撃地となりました。陸軍特攻基地があった知覧とも歴史的に密接な関わりを持ち、1,271人もの若者がこの地から飛び立っていきました。現在も市内に多数残る戦争遺跡が、当時の面影を静かに今へと伝えています。

さらに、真珠湾攻撃作戦が実は鹿屋で考えられたということや、戦後西日本で初となる米軍上陸の拠点となった「金浜海岸」なども、この地の歴史を語るうえで欠かすことはできません。

華やかな観光地としての表情の奥に、「戦争の最前線であったまち」というもう一つの姿が刻まれています。

記憶を未来へつなぐための鹿屋市の歩み

こうした歴史を、未来を生きる子どもたちへ確かに伝えていくために、鹿屋市では「戦後80年事業」を進めてきました。戦後80年を迎えた今、戦争を自らの体験として語ることのできる世代は90歳を超え、記憶を直接受け取れる時間は限られつつあります。だからこそ、戦争を単なる年表上の出来事や知識としてではなく、この地に刻まれ、地域に受け継がれてきた“記憶”として次の世代へ伝えていくことが求められています。

鹿屋市は、その節目の年に合わせ、戦後80年関連事業を一つのプロジェクトとして位置づけ、記録と継承の取組を着実に積み重ねてきました。

戦後80年を迎えた記録継承事業の広がり

本プロジェクトの柱となる取組の一つが、2024年から2025年にかけて二度実施されたクラウドファンディング型のふるさと納税です。

多くの方々からの温かな支援は、記録継承の取組を力強く後押ししました。2024年度に集まった寄附金は、創作演劇の制作をはじめ、戦争体験談集の編集、そして戦争体験者の証言を残す映像制作などに活用されています。

中でも戦争体験談集には、映画『永遠の0』に描かれた鹿屋市の実話や、千利休の子孫である千玄室氏による証言など、地域に残されてきた貴重な記録が丁寧に整理されています。点在していた記憶を一つひとつ掘り起こし、次の世代へ手渡すための基盤づくりが進められているのです。さらに、市内では全18事業からなる「戦後80年事業」が展開されました。令和6年度に制作された戦争体験談集は、戦後80年事業として各学校の平和学習に活用されています。

2025年8月には特別企画展が開催され、鹿屋からのみ飛び立った特攻機「桜花」の展示をはじめ、舞台『野里国民学校』の上演、戦没者合同追悼式など、多角的な学びと追悼の場が設けられました。会期10日間で来場者は6,000人を超え、世代を越えた関心の高さがうかがえます。この取組の成果について、鹿屋市の自治体関係者の方は次のように語っています。

「特に10代からのアンケート回答が多く、『初めて知った』『次の世代につなぎたい』といった声が数多く寄せられました。小学生の子どもたちが、展示を一生懸命に見つめ、何かを感じ取ろうとしている姿を見ると、胸にぐっとくるものがありました」(鹿屋市自治体関係者・以下同)

こうした反応は、戦争の記憶を過去の出来事として終わらせるのではなく、未来へ確かに手渡していくための大きな一歩となっています。

鹿屋市が目指す、戦争の記憶を未来へ伝える新たなかたち

戦後80年を迎えた今、戦争体験を自らの言葉で語れる世代はごくわずかとなりました。まさに“最後のタイミング”ともいえるこの時期に、記憶をどのように残し、どう未来へつないでいくのか。その問いは、鹿屋市にとっても大きな課題です。かつては戦争を「恥」として語れなかった時代もあったそうです。しかし近年、語り継ぐことの意義は社会全体で見直されつつあります。

「記憶を継ぐことは、地域を知り、その未来を守ること」

そんなメッセージが、少しずつ広がりを見せています。鹿屋市では、戦争の記憶を観光資源としても発信し、市内外の人々に地域の歴史を知ってもらうきっかけづくりを進めています。こうした取組を通じて、内外へのPRを強化しながら、次世代への確かな橋渡しを目指しています。

鹿屋市では、戦争の記憶を単に保存するだけでなく、地域の歴史として発信する取組も進めています。観光資源としての側面も含め、市内外の人々がこの地の歩みに触れるきっかけをつくることで、歴史を“自分ごと”として考えてもらう場を広げようとしているのです。内外への発信を強化しながら、次世代へと確かな橋を架ける挑戦が続いています。

この取組への思いを、自治体の関係者の方は次のように語ります。

「自衛隊基地とともに歩んできた町として、次の世代に合った伝え方を整えていきたいと考えています。こうした取組をきっかけに多くの方に足を運んでいただき、地域経済にもつなげていければと思っています。
さらに、歴史を学ぶ場を整えるだけでなく、教育旅行などを通じて市外の子どもたちにも地域の歴史や魅力を知ってもらい、将来的な交流や地域づくりにも広げていきたいと考えています」

戦争の記憶は、過去を振り返るためだけのものではありません。未来を選び取るための羅針盤でもあります。

鹿屋市の地域づくりを支える、ふるさと納税の力

鹿屋市は、戦争の記憶を確かに未来へと手渡そうとしています。
戦争の歴史を見つめ直し、学びの場を整え、次の世代へと語り継ぐ——その歩みを支えているのが、ふるさと納税による寄附金です。

鹿屋市では、戦争の記憶を未来へつなぐ取組を進めながら、地域の歴史を知るきっかけを広げるまちづくりを推進しています。
こうした挑戦を力強く支えているのが、ふるさと納税の寄附金です。

返礼品をお楽しみいただいたそのあとに、ぜひ一度、鹿屋市の魅力を現地で感じてみてください。
穏やかな自然と豊かな食、そして静かに受け継がれてきた歴史に触れたとき、あなたの寄附がどのようにまちの未来に生かされているのか、きっと実感していただけるはずです。

ふるさと納税返礼品

鹿屋市では、地域の未来につながる取組と並行して、地域の魅力や技術を知っていただけるよう、個性豊かな返礼品をご用意しています。ここからは、その中でも特に人気の3品をご紹介します。
どれも鹿屋市ならではのこだわりが詰まった逸品ばかりです。

1.うなぎ 

まずご紹介するのは、温暖な気候と豊かな地下水に恵まれた鹿屋市ならではの返礼品、ふっくら肉厚のうなぎです。
 
清らかな水でじっくり育てられたうなぎは、身がほどよく締まりながらも驚くほど柔らかく、脂のりも絶妙。熟練の職人が一尾ずつ丁寧に焼き上げ、香ばしさと旨みを最大限に引き出しています。
 
タレは鹿児島らしい甘みと深みがあり、炭火の香りと絡み合うことで、思わず箸が止まらなくなる味わいに。ご家庭で温めるだけで、専門店さながらの贅沢な一品を楽しめます。
 
自然の恵みと職人の技が息づく鹿屋市のうなぎを、ぜひ食卓でご堪能ください。

2.  黒毛和牛

続いてご紹介するのは、鹿児島の豊かな自然が育んだ「黒毛和牛」です。
 
きめ細かな霜降りと深い旨みが特徴で、どの部位を味わっても、口の中でふわりと広がる甘みとコクが楽しめます。
 
中でも、希少部位として知られるシャトーブリアンは、しっとりとした柔らかさと上品な味わいが際立つ特別な存在。焼き上げれば外は香ばしく、中はとろけるような食感に仕上がり、黒毛和牛の魅力を存分に感じられます。
 
A4等級以上の品質にこだわり、選び抜かれた肉だけをお届けします。ご家庭でも、ひと口ごとに贅沢な時間が広がる、特別な一品です。
 
鹿屋の恵みと職人の技が詰まった黒毛和牛を、ぜひ大切なひとときにお楽しみください。

3. 黒豚 

最後にご紹介するのは、鹿児島の風土が育んだ鹿児島県産黒豚の切り落としです。

黒豚ならではのしっかりとした旨みと、脂の甘さがふわりと広がる味わいは、どんな料理にも寄り添う確かな存在感があります。薄くスライスされた切り落としは火の通りもよく、炒め物や煮物、しゃぶしゃぶまで幅広く活躍。日々の食卓に、ひとさじの贅沢を添えてくれます。

たっぷり使える大容量でありながら、品質には一切妥協はありません。鹿児島の生産者が丁寧に育てた黒豚の魅力を、気軽に、そして存分に味わえるセットです。

南国の恵みが息づく黒豚の美味しさを、ぜひご家庭でお楽しみください。

自治体情報

鹿児島県大隅半島の中央に位置する鹿屋市は、錦江湾の穏やかな海と高隈山系の深い緑に包まれ、南国らしい光と風が行き交うまちです。海と山が近く、四季の移ろいが日常の景色に静かに映し出され、市民の暮らしに静かな豊かさをもたらしています。

市街地には住宅地や商業施設が整い、利便性と自然の近さが心地よく調和しています。そんな豊かな自然のなかで、ゆっくり、じっくり育てられた、黒毛和牛や黒豚を中心とした農畜産物など、多彩な食の恵みが育まれています。

市の中心部に佇む「鹿屋航空基地史料館」には、戦争の歴史を伝える資料が静かに展示され、訪れる人に平和への思いを深く刻みます。近くの「鹿屋航空基地」では、海上自衛隊の活動が地域とともにあり、空のまちとしての一面も息づいています。

一方、自然と花の魅力を象徴する「かのやばら園」では、春と秋に数千品種のバラが咲き誇り、街全体に華やかな彩りを添えます。園内を歩けば、南国の陽光に照らされた花々が風に揺れ、訪れる人の心をやさしく包み込みます。

高隈山系の山あいには、清らかな渓谷や登山道が広がり、ハイキングや自然観察を楽しむ人々の憩いの場となっています。山頂から望む錦江湾と桜島の雄大な景色は、鹿屋ならではの迫力と静けさを併せ持ち、訪れるたびに新しい表情を見せてくれます。

また、鹿屋は古くから農村文化が息づく土地でもあり、地域ごとに伝統行事や祭りが受け継がれています。このような地域に根差した神社の祭礼は、市民の暮らしに寄り添いながら、まちの歴史と絆を今に伝えています。

鹿屋市のふるさと納税

鹿児島県鹿屋市の基礎情報や返礼品をまとめてご覧いただくことができます。

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