投稿日:2025年12月30日
地域が誇る銘菓やブランド牛、旬の農産物や水産物、店舗や旅行で便利に使用できる電子ポイントなど、ふるさと納税には、バラエティに富んだ返礼品が揃っています。
ふるさと納税の楽しみは、返礼品を選び、受け取ることだけではありません。
縁(ゆかり)のある地方自治体や、お世話になった思い入れのある自治体などへの寄附金の使い道を選ぶことで、自身の寄附金が町や村に与える影響を知ることも一つの醍醐味となるでしょう。
ふるさと納税バイブルでは、返礼品が目的の寄附だけではない選択肢を知ってもらうために、全国の自治体に寄附金の使い道を伺い、その想いを発信していきます。
今回ご紹介するのは、町の課題解決や地場産業の活性化に関わるチャレンジを応援するプロジェクト「試せる大地しべつ町」や、安心・安全なまちづくりに力を注ぐ、北海道標津町の取組です。
オホーツクの自然と人のあたたかさが息づくまち・標津町
標津町は北海道東部、根室海峡に面した豊かな自然に囲まれたまちです。澄んだ空気と豊かな水資源に恵まれ、海・山・川のすべてが暮らしと結びつき、漁業と酪農が調和する地域として発展してきました。秋鮭やホタテ、乳製品などの特産品は、豊かな自然環境に育まれた地域の誇る産物です。
四季折々に風景が表情を変える豊かさも、標津町の魅力です。春には新緑が広がり、夏はオホーツク海の涼風が心地よく、秋には鮭が産卵のために川をのぼり、冬には雪景色が町を包み込みます。自然の表情が暮らしに寄り添い、訪れる人々を魅了しています。
交通アクセスも良好で、中標津空港から車で約30分と道東の空の玄関口に近く、札幌や東京からの移動も便利です。都市との距離感を保ちながら、自然と共生する暮らしを実現できる環境が整っています。
また、標津町は人の温かさにあふれています。世代を問わず「まちをよくしたい」と自ら動くパワフルな住民たちが地域を支え合い、活気あるコミュニティを築いています。子育て支援も手厚く、給食無償化や体験教育、産前産後の支援など、安心して子育てできる環境が整備されています。
このように標津町は、自然の恵みと人の力が調和し、暮らしやすさと地域の温もりを兼ね備えた魅力あふれるまちです。
ふるさと納税で育む「標津町の未来」―寄附金の使い道
標津町では、未来に続く地域社会を育むため、町が抱える課題解決や地場産業活性化に関わるチャレンジを応援するプロジェクト「試せる大地しべつ町」や、安心・安全なまちづくりに力を入れています。
これらの取組には、ふるさと納税による寄附金が活用されており、具体的には、以下のような事業に充てられています。
地域資源を舞台に挑戦を育む「試せる大地しべつ町」
標津町では2023年から、新しい挑戦を応援する取組として「試せる大地しべつ町」プロジェクトが始まりました。町の課題や地場産業の可能性に挑む民間企業や大学・研究機関、地域住民など、さまざまな“チャレンジャー”を支援し、事業の成長や新たな取組の創出につなげています。これにより、産業の高度化や人材育成、さらには町と関わる人を増やすことを目指しています。
「このプロジェクトの根底にあるのは、標津町を100年後につなげたいという思いです。その実現に向けて、まちの資源を活用する町内外の挑戦者を支援しています。町民向けにはふるさと納税型クラウドファンディングなども取り入れながら、“標津町民のやってみたい”を応援する仕組みを作りました」(標津町自治体関係者)
このプロジェクトでは、主に次のような取組が行われています。
●しべつ町飛行機フェスティバル
2025年10月、標津町の広大な空と大地を舞台に、「作って、飛ばして、競い合う」体験型イベント「しべつ町飛行機フェスティバル」が初めて開催されました。
会場では、ラジコン飛行機の制作体験をはじめ、複数の機体が一斉に飛び立つ「サバイバルフライト」など、空を遊び尽くす多彩なプログラムが展開されました。参加した子どもたちは製作・操縦体験に夢中で取り組み、標津町ならではの自然を活かした新たな魅力発信の場となりました。

参加者からは、「子どもにとって貴重な体験になり、とても喜んでいた」「ぜひまた来年も参加したい」といった、感謝と喜びの声が数多く寄せられました。
このフェスティバルは、実証試験で生まれたエンジニアの方とのつながりを町内の教育に還元することを目的に実施されました。標津町ならではのフィールドを舞台にしたこの挑戦は、地域の未来に色とりどりの希望を描いています。

●しべつ牛乳を使ったジェラートづくり
「しべつ牛乳をもっと楽しんでほしい」――そんな想いから、2024年にこのプロジェクトは始まりました。
町内で生産された生乳を厳選し、低温殺菌で作られる「しべつ牛乳」の豊かな風味を活かした、濃厚でありながらすっきりとした後味のジェラートが誕生しました。

フレーバーは、ヨーグルト、栗とラム酒、クランベリーの3種類。町で試験栽培をしている栗やクランベリー。現在はまだ町外産のものを使用していますが、将来的には町内産の素材を使用した商品として展開し、地域の産業として根付くことが期待されています。
本ジェラートは、ふるさと納税の返礼品として全国へ届けられる予定で、地域の一次産業の魅力を味わうことができる取組です。
「試せる大地 しべつ町」では、地域資源の発掘や挑戦者の支援を通じて、町を未来に繋げています。
こうした取り組みが土台にある標津町へのふるさと納税の寄附金は、標津町の新たな産業の創出を後押しし、子どもたちの未来を支えるとともに、標津町ファンの輪を広げる力となっています。
猛暑から命を守る、安心の居場所づくり
標津町は夏は涼しく過ごしやすい気候に恵まれたまちです。しかし2025年の夏はこれまでにない異常な暑さに見舞われ、7月には36.4℃を観測しました。
例年では30℃を超えること自体が珍しい地域であるため、家庭にクーラーが設置されていないケースも多く、子どもや高齢者が安心して涼める場所が必要となりました。
こうした状況を受け、標津町では図書館を併設する生涯学習センターを、クールシェアスポットとして利用を呼びかけました。施設内にはウォーターサーバーも設置され、誰もが気軽に立ち寄れる環境が整えられています。

この施設はちょうど、ふるさと納税の寄附金を活用した改修工事を行って冷房を整備したばかりでした。
単に涼しい場所の利用を呼びかけるだけでなく、実際に避難できる拠点があることは、「地域の安心」の大きな支えとなりました。ふるさと納税の寄附金が命を守るインフラづくりに繋がり、地域の安全と安心を支える確かな力となっています。
このように標津町は、世代を問わずすべての人が安心して暮らせるまちを目指して着実に歩みを進めています。
標津町の地域づくりを支える、ふるさと納税の力
標津町は、北の海と大地が育む豊かな自然と、そこで営まれてきた暮らしを大切にしながら、挑戦を応援するまちづくりを進めています。
飛行機フェスティバルやジェラートづくりなど、チャレンジャーの“やってみたい”を形にする取組は、地域に新しい文化や産業を生み出しつつあります。こうした挑戦を力強く支えているのが、ふるさと納税の寄附金です。
また、寄附金は、子育て支援や産業振興、異常気象への備えとなる安心インフラ整備など、標津町の未来に直結するさまざまな施策に活用されています。
返礼品をお楽しみいただいたそのあとに、ぜひ一度、標津町の魅力を現地で感じてみてください。
あなたの寄附がどのように町の暮らしに生かされているのか。その答えを、きっと目で見て、心で感じていただけるはずです。
ふるさと納税返礼品
ふるさと納税だからこそ出会える、標津町の魅力的な「逸品」をご紹介します。
1.いくら
標津町で水揚げされた秋鮭の卵を丁寧に漬け込んだいくらは、ぷちぷちとした食感と濃厚な旨みが特長です。保存料や香料を使わず、素材本来の美味しさを活かして仕上げており、いくら丼や寿司、酒の肴など幅広く楽しめます。
2025年は秋鮭の不漁により希少性が高まり、価格も上昇しましたが、そのぶん「特別な味わい」としての魅力がいっそう際立っています。自然の恵みを凝縮した、この地ならではの美味しさです。
2.時知らず鮭

「時知らず鮭」は春から初夏に水揚げされる希少な鮭で、脂がほどよくのった上品な旨みと柔らかな身が特長です。旬を外れて獲れることから“時を知らない鮭”と呼ばれ、特別感のある味わいです。
根室海峡に面した標津町では、水揚げされた鮭を新鮮なうちに、塩を加えず素材本来の美味しさを活かして仕上げています。塩焼きやムニエル、刺身や寿司など幅広い料理に合い、脂のりが良く後味はさっぱり。家族みんなに喜ばれる人気の返礼品です。
3.ハム・ソーセージセット

保存料や着色料を使わず、国産豚肉の旨みを活かして仕上げた安心の味わい。バジルやあらびき、行者ニンニク入りウインナー、ベーコン、ロースハムなど多彩な詰め合わせで、朝食やお弁当、パスタなど幅広い料理に活躍します。
脂の旨みと香ばしさが調和し、家族みんなで楽しめる贅沢なセットです。知床連山の麓で育まれた自然の恵みと誠実な製法が息づく、標津町自慢の味わいをぜひご賞味ください。
自治体情報
標津町は北海道東部、根室海峡に面した自然豊かなまちです。北には知床連山、南には日本一の砂嘴・野付半島が広がり、海・山・原野が一体となった雄大な景観が広がります。町の中央を標津川が流れ、自然の恵みと人々の暮らしが調和しています。
交通面では、根室中標津空港から車で約30分とアクセスも良好で、札幌や東京など主要都市から訪問しやすい環境にあります。
こうした自然と利便性を背景に、標津町は漁業と酪農を基盤とした「生産の町」として発展してきました。特に秋鮭の水揚量は全国有数を誇り、ホタテや乳製品とともに町の基幹産業を支えています。
また、標津町を含む地域は「鮭の聖地」として日本遺産に認定されており、縄文時代から続く鮭との暮らしの歴史が町のアイデンティティとなっています。漁港見学や鮭の水揚げ体験、イクラ作りなどの体験型観光も充実しており、訪れる人々に鮭文化を身近に感じてもらえる工夫が施されています。
さらに、豊かな牧草地を活かした酪農も盛んで、約2万頭の乳牛が育てられています。鮭節や鮭冬葉、ゴーダチーズなど、海と大地の恵みを活かした多彩な加工品も町の魅力を広げています。
観光面では、野付半島の原生花園や渡り鳥の群れ、知床連山の雄大な眺めなど、四季折々の自然を楽しめるほか、ポー川史跡自然公園・伊茶仁カリカリウス遺跡など縄文文化の痕跡も残されています。秋には「しべつあきあじまつり」など鮭にまつわる祭りも開催され、地域全体が活気に包まれます。
このように標津町は、豊かな自然と歴史、産業と文化が調和し、訪れる人にも暮らす人にもやさしい、魅力あふれるまちです。
標津町のふるさと納税
北海道標津町の基礎情報や返礼品をまとめてご覧いただくことができます。
