
投稿日:2025年11月14日
地域が誇る銘菓やブランド牛、旬の農産物や水産物、店舗や旅行で便利に使用できる電子ポイントなど、ふるさと納税には、バラエティに富んだ返礼品が揃っています。
ふるさと納税の楽しみは、返礼品を選び、受け取ることだけではありません。
縁(ゆかり)のある地方自治体や、お世話になった思い入れのある自治体などへの寄附金の使い道を選ぶことで、自身の寄附金が町や村に与える影響を知ることも一つの醍醐味となるでしょう。
ふるさと納税バイブルでは、返礼品が目的の寄附だけではない選択肢を知ってもらうために、全国の自治体に寄附金の使い道を伺い、その想いを発信していきます。
今回ご紹介するのは、地域に根ざしたサッカー文化を活かした次世代育成や、陶芸を核としたまちづくりを推進している静岡県藤枝市の取組です。
暮らしのバランスが整う、安心で快適なまち・藤枝市
静岡県中部に位置する藤枝市は、豊かな自然と都市機能が調和した、暮らしやすさに定評のあるまちです。温暖な気候に恵まれ、冬でもコートやジャケットなしで過ごせる日が多く、年間を通じて穏やかな生活環境が整っています。
観光地としての華やかさは控え目ですが、市街地はコンパクトにまとまっており、車があれば日常生活に不便はありません。駅周辺では再開発が進み、徒歩圏内に多彩な店舗が揃うことで、暮らしの利便性も少しずつ高まっています。
また、藤枝市は子育て支援にも力を注いでおり、待機児童ゼロを達成しています。こども医療費の完全無償化や保育園などのおむつ回収サービス、無料で利用できる屋内子育て支援施設「れんげじスマイルホール」など、子育て世代に寄り添った取り組みが充実しています。
食文化も、藤枝市の魅力のひとつです。近隣に焼津漁港があるため、新鮮な魚介類が手に入りやすく、豊かな食材に恵まれたまちでもあります。また、藤枝市は「志太系ラーメン」の発祥地として知られ、「朝ラーメン」という独自の食文化が地域に根付いています。
「藤枝市は茶業が盛んな地域であり、早朝から働く人々がラーメンを食べる習慣が、朝ラーメン文化の始まりとされています。志太系ラーメンは、出汁の効いたさっぱりとした味わいで、温かいラーメンだけでなく冷たいラーメンもあるのが特徴です」(藤枝市自治体関係者・以下同)


このように藤枝市は、日々の暮らしに寄り添う穏やかな魅力と、地域に根ざした文化の豊かさを併せ持つまちです。
ふるさと納税で育む「藤枝市の未来」―寄附金の使い道
藤枝市では、数々の栄光と伝統を築き上げ、市民に文化として根付くサッカーを核としたまちづくりや、陶芸や温泉、道の駅が一体となった中山間地域の活性化、文化の継承等に力を注いでいます。
これらの取組には、ふるさと納税を通じた寄附金が活用されており、具体的には、以下のような事業に充てられています。
100年の歴史が息づく、“サッカーのまち”藤枝の挑戦
藤枝市は、「サッカーのまち」として知られ、次世代を担う選手の育成や、市民がスポーツに親しむ機会づくりに力を注いでいます。2024年には「サッカーのまち」100周年、市制施行70周年という節目を迎え、地域一体となったスポーツ振興がいっそう活発になっています。
「藤枝市は、『サッカースポーツ少年団』の発祥の地ともいわれています。また中山雅史さん、名波浩さん、長谷部誠さんなど、Jリーグや世界で活躍するサッカー選手を多数輩出しており、藤枝の名はサッカー界に広く知られています」

「サッカーのまち」100周年記念事業
2023年には、地域活性化と次世代アスリートの育成を目的に、長谷部さんが所属するドイツ・ブンデスリーガのクラブ「アイントラハト・フランクフルト」が、藤枝市にジュニアユースチームを立ち上げました。市内のグラウンドを拠点に、ドイツ人指導者による本格的な育成プログラムが展開されており、世界基準の指導が実践されています。
また藤枝市では、学校教育と地域活動が連携し、サッカー文化を根底から支えています。近年では女子サッカーの盛り上がりも目覚ましく、藤枝順心高校の活躍が地域に新たな熱気をもたらしています。自治体職員サッカー選手権大会では、これまでに51回中36回の優勝を誇り、地域の競技力の高さを物語っています。

全国自治体選手権での優勝に歓喜する選手たち
さらに藤枝市では、「全国PK選手権大会 in Fujieda」が開催されており、シニアや女性、子ども、ファミリー、eスポーツ愛好者まで、世代や性別を問わず誰もがスポーツを楽しめる多彩な部門が設けられています。
スポーツを通じた地域振興や世代間交流の支援に役立っており、地域の絆を深めるとともに、市民の心身の健康づくりにもつながっています。
このように藤枝市は、サッカーを核としたまちづくりを通じて、スポーツの力で地域を活性化させながら、未来を担う人材の育成と、誰もが豊かに暮らせる社会の実現を目指しています。

「サッカー少年団発祥の地」と刻まれた記念像
陶芸・アートの力で持続可能な中山間地域をつくる「ふじえだ陶芸村構想」
藤枝市では、陶芸・アートの力を活かした地域づくりの取組として「ふじえだ陶芸村構想」を進めています。
最初のステップとして、アーティストの創作環境の整備や創作活動に対する支援を市、地域、その他の多様な主体が連携して取り組み、陶芸家をはじめとする様々な分野のアーティストの呼び込みとアート活動の活性化を推進していきます。
多彩な創作活動が展開されることで「新たな創作の地」として地域の魅力を高め、人の流れを呼び込むことで地域経済の活性化を図るとともに、アート分野以外の多様な人材、イノベータ―などの地域参入を促進することで、地域に新しい仕事やさらなる魅力を生み出し、人口減少や高齢化への対応が課題となっている中山間地域を持続可能なものにしていくことを目指しています。
この取組を推進する拠点となるのが、『陶芸センター』『温泉施設』『農産物等直売所、飲食施設、展示室等』を一体的に整備し、誕生する『ふじえだ陶芸村拠点施設』です。本施設は「道の駅ゆとりえせとや」として、2025年12月の道の駅登録、2026年4月のオープンを目指しています。

「ふじえだ陶芸村拠点施設(道の駅ゆとりえせとや)」の完成イメージ図
拠点施設内の陶芸センターでは、陶芸やガラスの創作体験を通じて、初心者からプロまで幅広い層がものづくりの魅力に触れられる環境が整えられています。
また、プロ作家によるアーティスト・イン・レジデンスの実施、若手作家の育成、アートイベントの開催など、多様な文化活動が展開される予定です。
東京藝術大学との共同研究事業も進められており、陶芸村構想のコンセプトである「地域の包容力で若手アーティストを支える、新しい創作の地」の具現化に向けて、若手アーティストの円滑な活動・移住の促進に資する施策の研究や新陶芸センターにおける提供サービスの検討等が行われています。
道の駅としては、地元野菜、有機農産物を取り揃えた農産物直売所やカフェ、陶芸作品等の展示スペース、情報発信機能などが整備され、地域ブランドの発信拠点としての役割を担います。これにより、地域内の交流の広がりが生まれ、近隣市や市外からの来訪者の増加、農産物販売額の向上など、地域経済の活性化にもつながることが期待されています。
その他、空き家を活用した取組として、使われていなかった茶工場のアトリエへの改修や空き家を移住者の受け皿として活用するなど、地域の土壌を活かしたソフト・ハード両面の整備が進められています。
このように、陶芸と多様な分野との融合を通じて、藤枝市はヒト・モノ・コトが集積する創造的な地域づくりを推進しています。
これらの取組には、ふるさと納税を通じた寄附金が活用されており、市民の思いとともに、藤枝市の文化とものづくりの未来が着実に育まれています。
こうしたサッカーを活用した次世代育成と、陶芸を核とした創造的なまちづくりは、藤枝市が「暮らしやすく、誇りを持てるまち」として選ばれる理由のひとつです。
制度や施設の整備だけでなく、地域に関わる人々の情熱と温もりが、子どもたちや若手世代の挑戦を支え、日々の安心と希望につながっています。
このように藤枝市のまちづくりは、スポーツや文化を通じて人と地域をつなぎ、市民一人ひとりの協力と地域の連携によって支えられています。ふるさと納税を通じて寄せられた寄附金は、こうした取組に活用され、地域の持続可能な発展と、暮らしの質の向上に貢献しています。
藤枝市の地域づくりを支える、ふるさと納税の力
藤枝市は、サッカーと陶芸を軸に、未来を育むまちづくりを進めています。地域の子どもたちが夢や希望を描ける環境づくりとともに、芸術やものづくりを通じて地域文化を次世代へと受け継ぐ取組が、着実に進められています。 こうした温かなつながりこそが、地域の魅力と活力の源であり、これらの取組を力強く支えているのが「ふるさと納税」の寄附金です。
寄附金は、単なる財源ではなく、スポーツ振興や文化活動の支援など、藤枝市の未来に直結するさまざまな施策に活用されています。
「寄附して終わり」ではなく、ぜひ一度、藤枝市を訪れてみてください。あなたの寄附がどのようにまちの暮らしに生かされているのか。
その答えを、きっと目で見て、心で感じていただけるのではないでしょうか。
ふるさと納税返礼品
ふるさと納税だからこそ出会える、藤枝市の魅力的な「逸品」をご紹介します。
1.「ななや」の濃い抹茶ジェラート 食べ比べセット
抹茶の濃さを段階的に楽しめる、贅沢な食べ比べセット。茶葉本来の香りと旨みを丁寧に引き出したジェラートは、ひと口ごとに異なる表情を見せてくれます。なかでも「No.7」は、世界一濃い抹茶ジェラートとして注目され、抹茶好きにはたまらない濃厚な味わいが魅力です。静岡・藤枝の茶文化と職人の技が織りなす、奥深い味わいをぜひご賞味ください。
2.いちご「やよい姫」

「やよい姫」は、春の訪れとともに旬を迎える希少ないちごです。果肉はしっかりとした食感で甘みが強く、ほどよい酸味との絶妙なバランスが魅力です。美しい円錐形と淡い紅色の果実は、見た目にも華やかで、贈答用はもちろん、ご家庭での特別なひとときにもふさわしい逸品です。藤枝が誇る春の味覚を、ぜひご堪能ください。
3.バスクリン「日本の名湯シリーズ」

バスクリンの「日本の名湯」シリーズは、藤枝市でのみ製造されている入浴剤です。登別や別府をはじめ、全国の名湯の湯質や香りを忠実に再現しており、やさしいにごり湯が温泉気分を演出します。肌なじみの良さや身体の温まり感も本格的で、毎日のバスタイムがまるで旅先の温泉のようなひとときに変わります。
藤枝市へのふるさと納税は、まちの未来を支える取り組みであると同時に、魅力ある返礼品を通じて藤枝市の豊かな恵みを体感していただける機会にもなります。
自治体情報
静岡県中部、志太地域の中心に位置する藤枝市は、豊かな自然と歴史、そして文化とスポーツが調和した、暮らしやすい都市です。2009年の岡部町との合併により、旧藤枝市を中心とした地域が一体となり、新たな都市づくりが進められています。
市の北部には赤石山系の南端が連なり、南には肥沃な志太平野が広がり、瀬戸川が市街地を貫いて流れています。温暖な気候と豊かな水資源に恵まれ、茶の栽培が盛んで、「藤枝茶」は全国的にも知られる特産品です。近年ではイチゴや野菜の栽培も活発で、農業と都市生活がほどよく調和した環境が魅力となっています。
蓮華寺池公園や瀬戸川の桜並木など、四季折々の自然が市民や観光客に癒しをもたらしています。また、茶文化を体験できる施設や、地元食材を活かしたグルメも充実しており、温泉施設や美術館などで心身ともに満たされる時間を過ごすことができます。
さらに、藤枝市では地域ごとの自治活動や、市民参加型のまちづくりが活発に行われています。「フジエダオンパク」などの体験型イベントを通じて、地元の魅力を再発見し、住民同士のつながりを深める取組が展開されています。
こうした活動は、地域の物語を紡ぎながら、未来への希望を育んでいます。
藤枝市のふるさと納税
静岡県藤枝市の基礎情報や返礼品をまとめてご覧いただくことができます。
