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寄付金の使いみち

未来に響く音色を守る―羽曳野市のパイプオルガン修復プロジェクト

地域が誇る銘菓やブランド牛、旬の農産物や水産物、店舗や旅行で便利に使用できる電子ポイントなど、ふるさと納税には、バラエティに富んだ返礼品が揃っています。

ふるさと納税の楽しみは、返礼品を選び、受け取ることだけではありません。

縁(ゆかり)のある地方自治体や、お世話になった思い入れのある自治体などへの寄附金の使いみちを選ぶことで、自身の寄附金が町や村に与える影響を知ることも一つの醍醐味となるでしょう。

ふるさと納税バイブルでは、返礼品が目的の寄附だけではない選択肢を知ってもらうために、全国の自治体に寄附金の使いみちを伺い、その想いを発信していきます。

今回ご紹介するのは、市の施設に設置されたパイプオルガンの修復を通じて、地域文化の継承に力を注いでいる大阪府羽曳野市の取組です。

古代ロマンと食の恵みに満ちたまち

大阪府の南東部に位置する羽曳野市は、歴史と食文化が穏やかに息づくまちです。
市内には、日本最大級の応神天皇陵古墳をはじめ、大小さまざまな古墳が点在しています。なかでも「百舌鳥・古市古墳群」は、令和に入って初めて世界文化遺産に登録された古墳群です。

また、東西に続く「竹内街道」は、敷設から1,400年以上の歴史を持つ日本最古の官道として、2017年に日本遺産に認定されました。このように羽曳野市は、大阪府内で唯一、世界遺産と日本遺産の両方を有するまちとして、その歴史的価値が高く評価されています。

一方で、羽曳野市は農産物の産地としても知られています。ぶどうやいちじくなどの果物が古くから親しまれており、特に大阪府が全国第3位の出荷量を誇るぶどう「デラウェア」は、羽曳野市が府内でもトップクラスの生産地です。農産物の加工品も豊富で、地元の味を活かした商品づくりが盛んに行われています。市内には「河内ワイン」と「飛鳥ワイン」という2つのワイナリーがあり、それぞれの個性を活かした“大阪ワイン”が楽しめます。

加えて食肉産業も、羽曳野市の特色のひとつです。100年以上の歴史を持ち、食肉加工が発展してきたこの地域では、新鮮で上質な肉はもちろん、馬肉の燻製「さいぼし」や、牛の腸をじっくり揚げた「油かす」など、地元ならではのグルメが数多く親しまれています。近年では、“食のまち”としての魅力にも注目が集まり、羽曳野ならではの味覚を求めて訪れる人も増えています。

「JR大阪駅から約40分とアクセスも良好ですので、大阪観光の際には羽曳野市にもぜひお立ち寄りください。自然豊かな土地を歩きながら、歴史遺産にふれ、羽曳野ならではの特産品や料理を味わう—そんな街歩きを楽しんでいただけます」(羽曳野市自治体関係者・以下同)

このように羽曳野市は、歴史の深みと食の豊かさが共存する、落ち着きと力強さを併せ持つ地域です。

ふるさと納税で育む「羽曳野市の未来」―寄附金の使い道

羽曳野市は、まちの魅力を次世代へ継承するため、地域文化や地域との絆を大切にしたまちづくりに取り組んでいます。
これらの取組には、ふるさと納税を通じた寄附金が活用されており、具体的には、以下のような事業に充てられています。

羽曳野に響き続ける、パイプオルガンの音色

羽曳野市の文化・音楽施設「LICはびきの サムテックホールM」には、2000年の開館当初から本格的なパイプオルガンが設置されています。
スイス・フェルスベルク社製のこのオルガンには、羽曳野市の象徴であるブドウと白鳥の彫刻が施されており、繊細でありながらも存在感のある、極めて貴重な一台です。

「LICはびきの サムテックホールM」では、オルガニストによる本格的なコンサートはもちろん、子ども向けの音楽ワークショップや学校との連携による吹奏楽演奏会、地元音楽団体との共演など、パイプオルガンを活用した多彩なプログラムが展開されてきました。このオルガンは約25年にわたり、コンサートや教育プログラムを通じて多くの方々に親しまれています。

こうした活動を通じて、オルガンの音色は地域の人々の記憶や暮らしの一部となり、世代を越えて愛される存在となっています。

「ふいご」の修復からはじまる、文化資産の継承と支援

前述のとおり、「LICはびきの サムテックホールM」のパイプオルガンは、羽曳野市の音楽文化の象徴ともいえる楽器です。

しかし近年、このオルガンの心臓部ともいえる、空気をパイプに送り出す「ふいご」の革部分が劣化し、空気漏れによる音の不安定さが目立つようになってきました。修復には高度な専門技術と多額の費用が必要となるため、公費のみでは賄いきれないのが現状です。そこで羽曳野市は、ふるさと納税型クラウドファンディングを立ち上げることにしました。

「パイプオルガンのような大型楽器の修理には、海外技術者の渡航費や専門資材の調達など、多くのコストがかかります。そのため、クラウドファンディングや市民の皆さまからのご協力を通じて、継続的な支援体制を築いていく必要があります」

現在、羽曳野市では、ふいごの張り替えに向けて、修復作業のスケジュール調整や技術者の招へい準備を進めています。専門技術を有するスイス・フェルスベルク社のスタッフと連携しながら、作業に必要な資材や工程の確認など、綿密な準備が進められています。

また今後は、ふいごの修復を皮切りに、定期的なオーバーホールや保守管理も視野に入れ、パイプオルガンを次世代へと引き継いでいくための、長期的な保存・活用体制の構築を予定しています。

パイプオルガンが結ぶ地域文化と人の絆

羽曳野市では、クラウドファンディングの開始をきっかけに、多くの方々から温かい応援と支援の声が寄せられています。地域の文化への関心や、音楽を大切に思う気持ちが、着実に集まりはじめています。

「このプロジェクトを通じて実現したいのは、パイプオルガンという貴重な楽器の修復を通じて、地域に根ざした文化を未来へとつないでいくことです。パイプオルガンは、単なる楽器ではありません。音楽を通して人と人とをつなぎ、地域社会に文化の根を張る“文化遺産”のような存在なのです」

今回の修復事業は、「音の未来」を守るための第一歩です。パイプオルガンを本来の姿へとよみがえらせることで、これまで育んできた音楽文化を継承し、次の世代へ引き継いでいくことが可能になります。

さらに、修復という営みそのものが、市民や地域の皆さんにとって、この楽器やホールに「関わる」「支える」きっかけとなり、文化を共有し創造する土壌づくりにもつながると考えられています。

楽器を直すことを通して、地域の文化を守り、育てていく――このプロジェクトには、そんな願いと意義が込められています。そしてこの取組を通じて、地域に根ざした文化活動の大切さが、改めて見つめ直されることも期待されています。

このように、パイプオルガンの修復プロジェクトは、羽曳野市に根ざした音楽文化を未来へとつないでいくための、大切な一歩となっています。

羽曳野市の地域づくりを支える、ふるさと納税の力

このように羽曳野市では、次世代へと地域文化をつなぎ、市民の皆さんが文化を共有するまちづくりが進められています。こうしたあたたかな繋がりこそが、地域の魅力と活力の源であり、その取組を力強く支えているのが「ふるさと納税」の寄附金です。

寄附金は、単なる財源ではありません。パイプオルガンを通じた地域文化の継承をはじめ、羽曳野市の未来に直結するさまざまな施策に活用されています。

「寄附して終わり」ではなく、ぜひ一度、羽曳野市を訪れてみてください。あなたの寄附がどのように村の暮らしに生かされているのか。その答えを、きっと目で見て、心で感じていただけるのではないでしょうか。

ふるさと納税返礼品

ふるさと納税だからこそ出会える、羽曳野市の魅力的な「逸品」をご紹介します。

1.いちじく

羽曳野市の温暖な気候と豊かな土壌は、いちじくの栽培に理想的な環境です。なかでも「羽曳野いちじく」は、ひときわ大ぶりでジューシー。甘みと香りが際立ち、果肉のとろけるような食感が魅力です。まるで自然の宝石のような味わいで、健康効果も期待される果物として、多くの人に親しまれています。

 

2.デラウェア

羽曳野市のデラウェアは、農家の皆さんが手間ひまを惜しまず育てたぶどうです。実は締まりが良く、糖度も高いため、ひと粒ごとに口の中ではじけるようなみずみずしさが広がります。甘みと爽やかな酸味が絶妙に調和したその味わいは、記憶に残る美味しさです。

3.あぶらかす

羽曳野市のソウルフード、牛の腸の素揚げ。じっくり時間をかけて揚げることで、余分な脂や水分が抜け、旨味がぎゅっと凝縮されます。少量加えるだけで料理に深みが生まれる、高たんぱく・コラーゲン豊富な万能食材です。一度食べるとクセになる味わいで、リピーターも続出。生産地が限られているため、他ではなかなか出会えない特別な美味しさです。

羽曳野市へのふるさと納税は、まちの未来を支える取り組みであると同時に、魅力ある返礼品を通じて羽曳野市の豊かな恵みを体感していただける機会にもなります。

自治体情報

大阪府南東部に位置する羽曳野市は、河内平野の緩やかな丘陵地に広がる都市です。市域は、生駒・金剛・葛城の山々に囲まれ、石川や飛鳥川が流れる水資源に恵まれた地形を有しており、自然環境に富んだ地域として知られています。

羽曳野市は、1959年1月に市制を施行しました。市域の面積は約26.45平方キロメートル、人口はおよそ10万人です。河内平野の丘陵地に広がるこのまちは、歴史と自然が穏やかに調和する都市として歩みを重ねてきました。

市の木にはタチバナ、市の花にはモモが選定されています。いずれも香り高く、四季の移ろいの中で羽曳野の風土にやさしく寄り添い、市民の暮らしに静かな彩りを添えています。

羽曳野市では豊かな自然を活かし、ぶどうやイチジクをはじめとする果樹栽培が盛んに行われており、農業は地域の特色ある産業の一つです。また、食品加工や精密機器などの製造業に加え、医療・福祉・小売を中心としたサービス業も幅広く展開されており、羽曳野市の産業構造は多様性と安定性を兼ね備えたものとなっています。

羽曳野市では、こうした地域資源を活用した産業振興に取り組み、歴史と自然に根ざした持続可能なまちづくりを推進しています。

羽曳野市のふるさと納税

大阪府羽曳野市の基礎情報や返礼品をまとめてご覧いただくことができます。

 

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