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寄付金の使いみち

地域に根ざした学びが未来を支える―大子町の次世代育成プロジェクト

地域が誇る銘菓やブランド牛、旬の農産物や水産物、店舗や旅行で便利に使用できる電子ポイントなど、ふるさと納税には、バラエティに富んだ返礼品が揃っています。

ふるさと納税の楽しみは、返礼品を選び、受け取ることだけではありません。

縁(ゆかり)のある地方自治体や、お世話になった思い入れのある自治体などへの寄附金の使いみちを選ぶことで、自身の寄附金が町や村に与える影響を知ることも一つの醍醐味となるでしょう。

ふるさと納税バイブルでは、返礼品が目的の寄附だけではない選択肢を知ってもらうために、全国の自治体に寄附金の使いみちを伺い、その想いを発信していきます。

今回取り上げるのは、地域に根ざした教育を通じて、未来を担う人材の育成に力を注ぐ茨城県大子町の取り組みです。

四季の風景と森の恵みが息づくまち

茨城県の最北西端に位置する大子町(だいごまち)は、森林が町面積の約8割を占める、自然豊かなまちです。澄み渡る空気、清らかな水、そして四季折々に彩られる風景は、ここに暮らす人々の心に安らぎをもたらしています。春の新緑、夏の清流遊び、秋の紅葉スポット「月待の滝」や「永源寺」、冬の雪景色と、一年を通して多彩な表情を見せる美しいまちです。

また、大子町は「食の魅力」にあふれています。昼夜の寒暖差と樹上完熟によって生まれるみずみずしく甘みが特長の「奥久慈りんご」、のびのびと育った地鶏「奥久慈しゃも」、そして全国規模のコンテストでも高く評価される「大子産米」など、豊かな自然が育んだ味覚が、多くの人々を魅了しています。

大子町は、高速道路のインターチェンジからはやや距離がありますが、茨城県水戸市と福島県郡山市を結ぶJR水郡線が貴重な公共交通機関として地域の暮らしを支えています。また、町内を走るAI乗合タクシーは、高齢者や移動が困難な方々にとって頼れる移動手段となっています。さらに、子どもの医療費や学校給食費の無償化など、子育て支援にも力を入れており、子育て世代にとっても安心して暮らせる環境が整っています。

春夏秋冬を通じてまちのあちこちで賑わいを見せるイベントも、大子町の魅力のひとつです。よさこい祭りや紅葉ライトアップなど、季節ごとの催しと町民の交流が、訪れる人に温もりと元気を届けています。

若い世代の力で地域を元気に―高校生と地域の連携プロジェクト

大子町では少子高齢化が進行し、特に若い世代の町外流出が深刻な課題となっています。町内で唯一の県立高校・大子清流高校も生徒数の減少という厳しい現実に直面しており、「このまちで学び続けたい」「いつか戻ってきたい」と思えるような教育環境の整備が求められています。

こうした状況を受け、大子町では高校と地域が連携し、教育の魅力と価値を高める取り組みに力を注いでいます。単なる学びの場にとどまらず、高校生が地域と関わりながら未来を描けるような環境づくりを進めることで、持続可能なまちの姿を模索しています。

その一環として、大子町は2024年10月から12月にかけて、クラウドファンディング型のふるさと納税を実施しました。
このプロジェクトを通じて、地域に根ざした教育のブランド化や、未来を担う若者に支持されるまちづくりを推進しています。

プロジェクトに寄せられた寄附金は主に、以下の事業に役立てられています。

公営塾「ことのば」運営による魅力づくり

大子町が大子清流高校と連携して展開する「次世代育成プロジェクト」では、受験指導による基礎学力の向上に加え、推薦入試を含む多様な進路選択を支援する体制が整えられています。授業では、生徒の関心を広げるテーマ学習や地域とつながる挑戦型プロジェクト、そして将来の生き方を探究するキャリアコースなど、学力だけにとどまらない多様な学びを提供しています。

家庭や学校とは異なる「第三の居場所」として位置づけられているのが、公営塾「ことのば」です。ここでは、生徒が自分の可能性に向き合い、挑戦する姿が育まれています。町と高校が一体となり、生徒一人ひとりの成長に寄り添う環境が整えられています。

「授業の内容は、単なる就職活動や大学試験の対策にとどまりません。将来に必要な力を育むために、生活に役立つお金の知識や、仕事・暮らしの場で求められる社会的スキルも学んでいます」(大子町自治体関係者)

生徒が実生活とつながるテーマに向き合いながら、自分の未来をより現実的に思い描けるよう、実践的な学びが重視されています。

まちづくりと接続した総合学習の設計・実行

大子清流高校では、地域の魅力を学びに活かす実践的なカリキュラムが展開されています。代表的な取り組みのひとつが、地元食材を使った「地域おこし弁当」の商品開発です。高校生が地元事業者と協働し、道の駅向けの商品づくりに挑戦するこのプロジェクトでは、地域資源を深く知り、地域の課題を自分ごととして捉える力が育まれています。

また、生徒一人ひとりの意思を尊重したキャリア教育や、町を舞台にした探求型学習にも力を注ぎ、学校は地域に開かれた学びの拠点へと進化を遂げています。知識の習得にとどまらず、地域との関わりを通じて社会で生きる力を育む教育が、このまちで根づいています。

こうした取り組みは、子どもたちが自分の育った地域への感謝や愛着を育むきっかけとなっています。地域の方々と協力して活動する中で、多様な経験を積み重ね、子どもたちは未来の選択肢を広げていきます。その一つひとつの積み重ねが、やがて地域の持続的な活力を支える力となっていくことが期待されています。

地域の未来を育む―教育環境の充実と定住支援

大子町では、少子高齢化や若者の町外流出といった課題に向けて、教育環境の充実と定住促進を両輪とした取り組みを進めています。未来を見据えた持続可能な地域づくりを目指し、子育て世代にも安心して暮らすことができる環境づくりに力を注いでいます。

「読書のまち」宣言と読書文化の推進

大子町では2007年に「読書のまち」を宣言し、心を育む読書文化の定着に力を入れています。家庭や地域と連携した「うちどく(家読)」や「あさどく(朝読)」などの活動に加え、読書コンクールや読書集会を通じて、子どもたちに読書の楽しさや豊かさを伝えています。また、町の図書館「プチ・ソフィア」では年間約25,000冊が貸し出されており、多くの町民に親しまれています。

2025年に開館20周年を迎えた「プチ・ソフィア」

「ブリティッシュヒルズ」での英語研修

大子町では、将来を担うグローバル人材を育てることを目的に、「大子町English Camp」という語学研修イベントを開催しています。2024年には、町内の中学2年生が福島県天栄村の「ブリティッシュヒルズ」で2泊3日の研修を行いました。

このプログラムでは、英語での会話に加えて、イギリス文化や歴史にも触れる機会があり、生徒たちは語学への不安を克服しながら、自然に会話力を高めていきました。英語の楽しさや異文化理解の大切さを体感できたことは、生徒たちにとって大きな経験となり、「充実した3日間だった」といった感想も寄せられています。

英語指導助手の招致事業

大子町では、児童生徒の英語力向上と国際理解の促進を目的に、外国人講師による英語教育の充実に取り組んでいます。小中学校へ定期的に講師を配置し、担任や英語担当教員と連携しながら、発音や会話、リスニング指導などを実施しています。小学校低学年から、年齢に応じた簡単な英会話を取り入れることで、子どもたちが自然と英語に親しめる環境を整えています。

大子清流高校との連携

大子清流高校では、農林科学科を設置しており、チェーンソーやドローンなどを活用した実践的な授業を通じて、林業の現場を担う人材の育成に取り組んでいます。森と深く関わる実践的な学びの中で、生徒たちは知識と技術を身につけながら、自らの将来に多様な選択肢を見出しています。

ICT教育環境の充実

大子町ではコロナ禍をきっかけに、小中学校の全児童生徒がタブレット端末を活用したオンライン学習を可能にするなど、ICT教育環境の充実に力を入れています。授業の効率や学習の幅の広がりにより、子どもたちの学習環境がより豊かになっています。

大学との連携

茨城大学・筑波大学・日本体育大学などと連携し、専門的な知見を生かした特色ある授業を実施しています。外部との協働により、子どもたちがより深い学びや新しい視点に触れる機会を得ています。

子どもの医療・保育・学校給食の無料化

大子町では、子育て世帯の経済的な負担を軽減するため、子どもの医療費や保育所・幼稚園の保育料、さらに幼稚園から中学校までの給食費を無償化しています。安心して子育てできる環境づくりが着実に進められています。

空き家の活用

大子町では空き家リフォーム補助金制度と連携し、移住者の定住促進に取り組んでいます。住環境の整備が新たな暮らしの受け皿となり、地域には移住者との新しいつながりが育まれています。

こうした取り組みは、大子町の子どもたちの健やかな成長を支えるとともに、移住・定住の促進にもつながり、地域の未来を築く力となっています。
また、安心して暮らせる環境づくりが、地域の魅力を高め、まちの活力を生み出す原動力につながっています。

あなたもふるさと納税を通じて、大子町の地域づくりと次世代の育成を一緒に応援してみませんか?

ふるさと納税返礼品

1.奥久慈りんご

昼夜の寒暖差と清らかな自然に育まれた奥久慈りんごは、「樹上完熟」で収穫されるため、果汁たっぷりで濃厚な甘みが特長です。品種が豊富で収穫期間も長く、季節ごとに異なる味わいが楽しめるのも魅力の一つです。

2.常陸牛

茨城県が誇る銘柄牛「常陸牛」は、厳選された黒毛和牛だけが名乗れるブランド。なめらかな舌ざわりと、きめ細かい霜降りが生むとろけるような旨みが特長です。飼育と飼料への徹底したこだわりが生む上質な味わいは、贈答品としても多くの支持を集めています。

3.やみぞ森林(もり)のビール

「やみぞ森林ビール」は、地元・八溝山(やみぞさん)にちなんで名付けられました。 ドイツ産の麦とホップを使用し、現地のマイスターによる本格的なレシピでつくられる麦100%の非熱処理ビールです。仕込み水には奥久慈大子の清らかな湧水を使用し、澄んだ香りと深みのある味わいを実現しています。

大子町へのふるさと納税は、まちの未来を支える取り組みであると同時に、魅力ある返礼品を通じて大子町の豊かな恵みを体感していただける機会にもなります。

自治体情報

大子町は、八溝山系と阿武隈山系の山々と久慈川に囲まれた、自然豊かな山間の町です。町の面積は約326平方キロメートルで、茨城県全体の約20分の1を占める広さを誇ります。

北は福島県、西は栃木県に接しており、県境を越えた交流も盛んに行われています。水戸・郡山・宇都宮といった主要都市とは道路・鉄道で結ばれ、快適な交通環境に恵まれています。

また、大子町には奥久慈りんご、奥久慈しゃも、常陸牛など、高品質な特産品が揃っています。 さらに、日本三名瀑のひとつである国名勝「袋田の滝」や、ノスタルジックな木造校舎が印象的な「旧上岡小学校」など、四季折々の自然や歴史を感じられる観光地も大きな魅力です。

大子町のふるさと納税

茨城県大子町の基礎情報や返礼品をまとめてご覧いただくことができます。

 

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