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寄付金の使いみち

アニメでまちを元気に!小田原市『MFゴースト』プロジェクトが生んだ新しい観光

地域が誇る銘菓やブランド牛、旬の農産物や水産物、店舗や旅行で便利に使用できる電子ポイントなど、ふるさと納税には、バラエティに富んだ返礼品が揃っています。

ふるさと納税の楽しみは、返礼品を選び、受け取ることだけではありません。

縁(ゆかり)のある地方自治体や、お世話になった思い入れのある自治体などへの寄附金の使い道を選ぶことで、自身の寄附金が町や村に与える影響を知ることも一つの醍醐味となるでしょう。

ふるさと納税バイブルでは、返礼品が目的の寄附だけではない選択肢を知ってもらうために、全国の自治体に寄附金の使い道を伺い、その想いを発信していきます。

今回ご紹介するのは、神奈川県小田原市です。小田原城をはじめとする歴史の面影が色濃く残り、海・山・街がほどよい距離感で寄り添うこのまちは、観光地としての魅力はもちろん、暮らしの場としての豊かさにも恵まれています。

近年は、人気アニメ『MFゴースト』とのタイアップを通じて、若い世代やアニメファンとの新たな接点を生み出し、“聖地”としての小田原の魅力を未来へつなぐ取組にも力を注いでいます。

小田原市の魅力

神奈川県西部に位置する小田原市は、歴史と自然、そして都市へのアクセスの良さをあわせ持つまちです。観光地としても高い知名度を誇り、なかでも小田原城は市の象徴的な存在として広く知られています。羽田空港から最も近い天守閣のある城ともいわれ、国内外から多くの人が訪れています。

小田原の魅力は、こうした歴史資源だけにとどまりません。城下町の面影が残る街並みや、風魔忍者にまつわる物語、そして小田原かまぼこをはじめとした特産品など、長い歴史の中で育まれてきた文化が、今も日常の中に息づいています。街を歩けば、観光名所を巡るだけではない、小田原ならではのゆったりとした時間の流れを感じることができます。

海・山・街がそろうコンパクトな暮らし

暮らしの面での大きな魅力は、「海と山と街がコンパクトにまとまっていること」です。小田原駅を中心に見ると、海までは車で約5分、山の自然に触れられるエリアまでも車で約10分ほど。わずか15分ほどの移動の中に、海辺の開放感と山の豊かさ、そして街の利便性がそろっています。海のある暮らしに憧れる人にも、山の近くで落ち着いて暮らしたい人にも、その両方をかなえやすい環境が整っています。

交通の便の良さも見逃せません。小田原駅には新幹線が停車し、東京駅までは約35分、品川駅までは約25分。通勤や通学、休日の外出など、都市との距離感がほどよく保たれています。実際に、都内での仕事や人間関係を大きく変えることなく、小田原へ移住する人も少なくないそうです。

今ある暮らしの基盤を保ちながら、住む場所だけをより豊かな環境へ移すことができる。そんな移住先として、小田原は高い注目を集めています。

自然とともにある子育て環境

子育て環境としても、小田原は魅力的です。海や山、農業、漁港といった自然や産業が身近にあることで、子どもたちは日々の暮らしの中で多様な体験に触れることができます。小田原漁港の新鮮な海の幸や、土地の恵みを感じられる食の豊かさも、家族の暮らしを支える大きな要素です。

都市部に比べると人の密集も少なく、自然に近い環境の中でゆったりと子育てできることも、このまちならではの価値といえるでしょう。

寄附金の使い道の事業内容

『MFゴースト』×小田原市。若い世代に小田原の魅力を届ける、新たな観光のかたち

小田原市が寄附金の使い道として力を入れている取組の一つが、『MFゴースト』とのタイアッププロジェクトです。

『MFゴースト』は、人気モータースポーツ漫画『頭文字D』の流れをくむ作品で、実在の公道を舞台にカーレースが描かれるアニメ・漫画作品。小田原市は、その舞台の一部として作品内に登場しています。


作品に登場した小田原の風景(Ⓒしげの秀一・講談社/MFゴースト製作委員会)

このプロジェクトが始まった背景には、小田原市ならではの観光課題がありました。小田原市は小田原城をはじめ、歴史的な資源に恵まれたまちですが、その分、観光コンテンツが歴史系に偏りやすく、比較的年齢層の高い来訪者に親しまれる傾向がありました。

そこで課題となっていたのが、若い世代への訴求です。小田原の持つ魅力を、これまでとは異なる入口から知ってもらい、新たなファンを生み出す必要がありました。

その可能性を見いだしたのが、『MFゴースト』との連携でした。小田原市の担当者は、作品の舞台として小田原が描かれていることに着目し、著作権元である講談社に直接アプローチ。令和5年度に、タイアップ事業が実現しました。


令和7年度小田原駅バナーフラッグ(Ⓒしげの秀一・講談社/MFゴースト製作委員会)


MFGエスカレーター(Ⓒしげの秀一・講談社/MFゴースト製作委員会)

ふるさと納税を活用し、プロジェクトを継続へ

もともとは観光施策として始まったこの取組ですが、継続的に事業を展開していくためには安定した財源が必要でした。そこで小田原市は、ふるさと納税型クラウドファンディングを活用することを決定します。

集まった寄附金は、小田原駅の装飾やバナー、デジタルスタンプラリーの実施、ARフォトフレームの制作などに活用されています。


【令和5年度】バナーフラッグ画像(Ⓒしげの秀一・講談社/MFゴースト製作委員会)


【令和5年度】マンホール画像(Ⓒしげの秀一・講談社/MFゴースト製作委員会)


マンホールメダル(Ⓒしげの秀一・講談社/MFゴースト製作委員会)

また、市内事業者と連携したコラボ商品の開発など、アニメの世界観をまちの中に広げる取組にも役立てられています。


GCF限定返礼品(Ⓒしげの秀一・講談社/MFゴースト製作委員会)

特に象徴的なのが、デジタルスタンプラリーです。スタンプを集めるだけではなく、対象店舗で一定額以上の買い物をすると限定ノベルティがもらえる仕組みを取り入れることで、ファンが街を巡ることと地域経済の活性化を結びつけています。


ARとノベルティ画像(Ⓒしげの秀一・講談社/MFゴースト製作委員会)

スタンプスポットには、老舗店舗や歴史文化に関わる施設も含まれており、若い世代の来訪者がアニメをきっかけに、小田原の本来の魅力にも触れられるよう工夫されています。


(Ⓒしげの秀一・講談社/MFゴースト製作委員会)

“聖地”として広がる小田原の可能性

この取組は、地域にも大きな変化をもたらしました。当初は「アニメとのコラボで本当に効果があるのか」と半信半疑だった事業者も、実際に多くのファンが訪れる様子を目の当たりにし、その印象は大きく変わってきました。

第2期の取組では約2万1,000人を誘客し、第3期となる今回の企画では、開催途中の時点で既に約3万5,000人が参加。クラウドファンディングの寄附額も前回を大きく上回る結果となりました。

さらに、小田原市は『MFゴースト』の聖地として「アニメ聖地88」にも選定されました。作品の舞台としてだけでなく、地域全体でアニメ文化を活かした観光施策に取り組んできたことが評価されたものです。

今後は、放送期間に合わせた一時的なイベントにとどまらず、通年で訪れることができる“アニメの聖地”として、小田原の魅力を発信していくことを目指しています。

小田原市の未来を支える、ふるさと納税の力

小田原市では、歴史ある観光資源に加え、アニメという新しい文化を取り入れることで、若い世代や新たな来訪者とのつながりを生み出しています。

『MFゴースト』とのタイアッププロジェクトは、地域の魅力を広く発信しながら、まちの賑わいや経済を支える新しい挑戦です。ふるさと納税を通じた寄附は、こうした取組を後押しし、小田原の魅力を未来へとつないでいく力になります。

返礼品をきっかけに、このまちの新しい物語にもぜひ思いを巡らせてみてはいかがでしょうか。

返礼品の紹介

寄附金の使い道に魅力がある一方で、小田原市の返礼品もまた、まちの個性を映し出す多彩なラインナップがそろっています。ここからは、その中でも特徴的な返礼品をご紹介します。

1.花王やライオンの歯磨き粉・マウスウォッシュ

小田原市には、花王やライオンといった大手メーカーの関連拠点があり、それらに由来する日用品も返礼品として用意されています。

歯磨き粉やマウスウォッシュなど、毎日の暮らしの中で使いやすい実用品は、特に需要が高まっているカテゴリーです。食品とはまた違ったかたちで、小田原の産業やものづくりの一面に触れられる返礼品といえます。

2.小田原を代表する味・かまぼこ

小田原と聞いて真っ先に思い浮かべる人も多いのが、かまぼこです。小田原の名産として全国にその名が知られ、特に年末年始には高い人気を誇ります。

歴史ある城下町の食文化を象徴する存在であり、小田原らしさを感じてもらえる定番返礼品として外せません。土地の歴史や文化とともに味わいたい一品です。

3.人気の高いしゃぶしゃぶ用のお肉

小田原市の返礼品の中で高い人気を集めているのが、しゃぶしゃぶ用のお肉です。家庭で楽しみやすく、満足感のある返礼品として多くの寄附者に選ばれています。

特別な日の食卓はもちろん、贈り物のような気分で楽しめるのも魅力です。実用性とごちそう感を兼ね備えた返礼品として、小田原市のラインナップの中でも存在感を放っています。

自治体情報

神奈川県西部、相模湾に面して広がる小田原市は、歴史と自然、そして都市へのアクセスの良さを兼ね備えたまちです。古くから東海道の要衝として栄え、現在も新幹線や在来線が停車する小田原駅を中心に、多くの人が行き交う地域となっています。

小田原の象徴として知られるのが、戦国時代に後北条氏(小田原北条氏)の本拠地として栄えた小田原城です。白亜の天守がそびえる小田原城址公園は、市民や観光客の憩いの場として親しまれ、春には桜の名所としても多くの人々を惹きつけます。城下町の面影を残す街並みや歴史文化施設も点在し、歩くほどにこのまちの歴史の深さを感じることができます。

また、小田原は古くから水産業や食品加工が盛んな地域でもあります。相模湾の豊かな漁場に支えられた小田原漁港では多くの魚介類が水揚げされ、江戸時代から続く小田原かまぼこなどの食文化が今も受け継がれています。港周辺には飲食店や直売所も集まり、新鮮な海の幸を気軽に味わうことができます。

市の西側には箱根外輪山へと続く山々が広がり、海と山の自然が近い距離で共存していることも小田原の魅力です。海岸沿いの開放的な風景と、里山の穏やかな自然が日常の中に溶け込み、都市部とは異なるゆったりとした時間が流れています。

さらに、小田原駅には東海道新幹線が停車し、東京駅までは約35分。首都圏へのアクセスの良さも、小田原の大きな特徴の一つです。都市との距離を保ちながら、海や山の自然を身近に感じられる環境は、近年、移住先としても注目を集めています。

歴史、文化、自然、そして暮らしやすさ。さまざまな魅力が重なり合う小田原市は、古くから人々が行き交い、暮らしを育んできたまちとして、今も新たな魅力を生み出し続けています。

小田原市のふるさと納税

神奈川県小田原市の基礎情報や返礼品をまとめてご覧いただくことができます。

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