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寄付金の使いみち

やきもののまち常滑市。「やきもの散歩道」の景観を守り、観光資源として活用

地域が誇る銘菓やブランド牛、旬の農産物や水産物、店舗や旅行で便利に使用できる電子ポイントなど、ふるさと納税には、バラエティに富んだ返礼品が揃っています。

ふるさと納税の楽しみは、返礼品を選び、受け取ることだけではありません。

縁(ゆかり)のある自治体や、お世話になった思い入れのある自治体などへの寄附金の使いみちを選ぶことで、自身の寄附金が自治体に与える影響を知ることも一つの醍醐味となるでしょう。

ふるさと納税バイブルでは、返礼品が目的の寄附だけではない選択肢を知ってもらうために、全国の自治体に寄附金の使いみちを伺い、その想いを発信していきます。

今回取り上げるのは、かつて窯業で栄えた風情が残るまち並みを観光資源として活用し、その景観保全に力を注いでいる愛知県常滑市の取り組みです。

懐かしさと新しさが共存するまち

愛知県常滑市は、約1,000年の歴史を誇る焼き物の産地として発展してきたまちです。
市内には「やきもの散歩道」と呼ばれるエリアがあり、窯やレンガ煙突などが点在し、昔ながらの風情あるまち並みが広がっています。
一方で、2005年には中部国際空港(セントレア)が開港し、2019年には愛知県国際展示場(Aichi Sky Expo)が開業。国内外の多くの都市にアクセスできるビジネスや観光の重要な拠点となりました。さらに、常滑駅から名古屋駅までは電車で30分ほど、車では約40分でアクセスでき、交通の利便性が高いです。大型商業施設も立地していて、住みやすいまちとして多くの人から注目を集めています。
このように、昔ながらのまち並みがある懐かしさとセントレアや大型商業施設などの新しさが調和する常滑市は、ふるさと納税の寄附金を活用して、貴重な歴史的景観を守るための取り組みを行っています。

時代とともに進化する常滑焼

常滑焼は、日本六古窯のひとつとして名を馳せ、日本遺産にも認定された伝統的な陶器です。その歴史は平安時代末期に始まり、常滑市を中心に知多半島の丘陵地に多くの窯が築かれました。
 
茶碗づくりから始まった常滑焼は、後に大型の壺や甕(かめ)の生産が盛んになり、その製品は海路を通じて全国各地に運ばれました。
江戸時代後期には急須の登場により需要が広がり、明治時代には西洋技術の導入により、煉瓦や土管、衛生陶器の生産が始まりました。
 
現在、常滑焼は急須や招き猫に加え、現代のライフスタイルに合ったデザインの陶器も多く生み出されています。
このように伝統と革新が融合した常滑焼は、時代と共に進化を遂げ、今もなお多くの人々に愛され続けています。


 

常滑焼の歴史を伝える「やきもの散歩道」

常滑焼の生産を支えてきた常滑市の市街地には、「やきもの散歩道地区」と呼ばれる主に昭和初期栄えた窯業のま並みが残り、当時の様子を色濃く伝えています。
 
レンガ造りの煙突や伝統的な窯屋、焼き物を利用した道や擁壁、黒板塀の工場、陶器の廃材を利用した坂道など、独創的で趣深い風景が広がっています。


この地区には現在も多くの作家や職人が住んでおり、陶芸体験ができる工房や常滑焼を販売する店舗、カフェ、ギャラリーなどが点在しています。
 
現在は、年間およそ30万人の観光客が訪れる常滑を代表する観光地となっており、常滑焼の歴史と魅力を感じながら楽しむことができます。

やきもの散歩道の景観を守る取り組み

常滑市では、歴史ある「やきもの散歩道」の景観を守るための取り組みを行っています。
 
やきもの散歩道を構成する建物やレンガ煙突などの一部で老朽化が見られ、その保全が課題となっています。
 
こうした状況を受け、常滑市は2010年に「常滑市やきもの散歩道地区景観計画」を策定しました。
 
この計画では、良好な景観の形成に向けた方針や、建築物・工作物の景観に関する制限・基準が定められています。
特に、建築物、工作物の色彩や形態の具体的な基準が定められており、工事等を行う際は事前の届出制とすることにより、計画の実効性を持たせています。

ふるさと納税の寄附金を活用し民間へ支援

また、「常滑市やきもの散歩道地区景観計画」に基づいて、景観保全のために建築物等の所有者である住民や事業者の負担軽減を図る施策を実施しています。
 
「やきもの散歩道の構成資源の大部分は、個人や事業者の所有物です。そのため、常滑市は住民や事業者と協力し、景観の維持・保全に取り組んでいます。景観形成基準に適合した建物の改修等には助成金制度を設け、伝統的なまち並みを守るための支援を行っており、この助成金にふるさと納税の寄附金を活用しています」(常滑市担当者)
 
具体的な支援例として、レンガ煙突の補修には最大200万円の助成があるほか、空き家を活用してカフェなどの事業を開業する際や、既存店舗の修繕費用にも最大50万円の助成もあり、地区内の住民や事業者に活用されています。


 

こうした取り組みにより、歴史的な景観が守られ、観光資源としての価値が向上しています。また、地域の魅力を維持し、賑わいを創出することにもにつながっています。
常滑市では官民一体となり、「やきもののまち」の魅力を未来へと受け継いでいこうとしています。
 
常滑市のふるさと納税の寄附金は、歴史ある「やきもの散歩道」の景観を守るために大切な役割を果たしています。ふるさと納税を利用し、常滑市の取り組みを応援してみてはいかがでしょうか。
 

自治体情報

常滑市は愛知県知多半島の西海岸に位置し、南北に細長い形状をしたまちです。市内には丘陵地が広がり、なだらかな地形が特徴的です。気候は年間を通じて温暖で、適度な雨量があり、農業にも適した環境が整っています。また、海と山の恵みを受けた自然豊かな地域です。
常滑市の海岸線は約19.8キロメートルにわたり、漁業も盛んです。伊勢湾は「魚の宝庫」とも言われ、多種類の魚が獲れるほか、のり養殖も行われています。

ふるさと納税の返礼品
常滑市のふるさと納税の返礼品には、地域の特色を活かした品々があります。特に人気のある返礼品には、以下のものがあります。
1.    常滑焼の急須
 常滑焼の急須は、鉄分を多く含む土を使用しており、お茶の渋みや苦味を吸収してまろやかな味わいを実現します。高温で焼成されるため耐久性が優れており、蓋と本体がぴったりと合う「蓋すり」という技法により、気密性が高くお茶の香りをしっかり閉じ込めます。常滑焼ならではの味わい深い急須です。

2.    中部国際空港セントレアのお食事券
 中部地方の空の玄関口、セントレア内の飲食店で使用できるお食事券です。名古屋名物をはじめとする多彩なグルメを楽しめるため、非常に人気の高い返礼品です。

3.    鬼崎のり
 常滑市の沖に広がる木曽三川と伊勢湾が交わる豊かな漁場で育った鬼崎のりは、栄養価が高く磯の香りが豊かな一品です。炊きたてのご飯に巻いて食べると、香りと旨味が引き立ちます。贈答用にも最適です。

4.    養鶏卵
 常滑市では高品質な卵の生産も行われています。地元産の米を飼料に使用したブランド卵は、その豊かな風味で好評です。地元農家が手掛けた新鮮な卵は、家庭料理にぴったりです。

常滑市ではこれらの返礼品を通じて、地域の特産品や魅力を全国に広めるとともに、ふるさと納税の寄附金を地域活性化や各種支援活動に活用しています。


常滑市のふるさと納税

愛知県常滑市の基礎情報や返礼品をまとめてご覧いただくことができます。

 

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