
投稿日:2025年3月13日
地域が誇る銘菓やブランド牛、旬の農産物や水産物、店舗や旅行で便利に使用できる電子ポイントなど、ふるさと納税には、バラエティに富んだ返礼品が揃っています。
ふるさと納税の楽しみは、返礼品を選び、受け取ることだけではありません。
縁(ゆかり)のある地方自治体や、お世話になった思い入れのある自治体などへの寄附金の使いみちを選ぶことで、自身の寄附金が町や村に与える影響を知ることも一つの醍醐味となるでしょう。
ふるさと納税バイブルでは、返礼品が目的の寄附だけではない選択肢を知ってもらうために、全国の自治体に寄附金の使いみちを伺い、その想いを発信していきます。
今回取り上げるのは、「子育てしやすいまち日本一」を目指し、子育ての環境整備に力を注いでいる静岡県焼津市の取り組みです。
海と人の恵みがあふれるまち焼津
焼津市は、日本有数の漁業のまちとして知られ、全国でもトップクラスの水揚げ量を誇る港町です。市内には3つの港があり、なかでも遠洋漁業の拠点である焼津港は、マグロやカツオの水揚げ量が日本屈指を誇ります。
また、小川港では近海で獲れるサバやアジ、大井川港ではシラスや、駿河湾でのみ漁獲できる希少なサクラエビが水揚げされるなど、それぞれの港が特色ある水産資源を支えています。こうした豊かな海の恵みにより、焼津市では新鮮な魚介類を手頃な価格で楽しむことができます。
さらに、焼津市は水産加工業も盛んです。市内の加工施設では、新鮮な魚介類を使ったカツオのたたき、カツオ節、塩サバ、ツナ缶などが生産され、全国の食卓へと届けられています。
また、焼津市は温暖な気候や平坦な地形に恵まれ、子育てのしやすい環境としても注目されています。港町ならではの人情味あふれる温かい地域性も魅力のひとつです。
そんな焼津市は、市全体で子育て支援に力を入れていて、安心して子どもを育てられるまちづくりが進められ、家族にとっても暮らしやすい環境が整っています。
集い・遊び・学びの施設「ターントクルこども館」
焼津市では、「子育てしやすいまち日本一」を目指し、安心して子どもを産み育てられる環境づくりを進めています。その一環として、ふるさと納税の寄付金を子どもたちの未来づくりに積極的に活用。今回は、特に注目すべき2つの事業をご紹介します。
そのひとつが、「ターントクルこども館建設事業」です。
少子化が進む中、子育て支援の充実と地域の活力向上を目的に誕生した「ターントクルこども館」。この施設は、「集い」「遊び」「学び」の3つの要素を融合させた、多世代交流型の子育て支援拠点です。
ここは、単なる遊び場ではありません。子どもたちがのびのびと過ごしながら、読書や体験を通じて学び、成長できる環境が整えられています。世代を超えた交流が生まれることで、地域全体で子どもを育てる温かい場となることを目指しています。
こども図書館のラウンジ
「『やっぱりママ・パパになるなら焼津市』をキャッチフレーズに、子育て支援の充実に向けた取り組みの1つとして「子育て環境の整備」を掲げ、子どもを中心に多世代が集い、遊び、学べる施設を建設することにしました。新たな施設には、おもちゃと絵本、さまざまな遊びを楽しめる新しい形の子育て支援の機能のほかに、駅から港につながる地域の賑わいの拠点としての機能も持たせました。(焼津市自治体担当者・以下同)
こうして誕生したのが、「ターントクルこども館」です。コロナ禍の2021年7月に開設され、当初は入場制限を設けながらのスタートとなりましたが、徐々に来場者数を伸ばし、現在では平日150~200人、週末には500~700人が訪れる人気の施設となっています。
2024年4月には、市が創設したこの施設を民営化。市民協働を目的に、「一般社団法人やいづ子育て・多世代交流支援協会ことこと」が運営を引き継ぎ、官民一体となって子育て支援を推進しています。
「『ターントクル』は、焼津地方の方言で『たくさん来る』という意味です。多くの来場者でにぎわう施設になることを願って名付けられました。これからも、友人や知り合いを誘って、たーんと施設に足を運んでいただきたいと思っています。」
焼津市の子育て支援は、市と地域が一体となり、これからも進化を続けていきます。
幅広い年代がのびのびと遊び、学べる施設
『ターントクルこども館』は、1階の子ども図書館「やいづ えほんと」、2階・3階の「焼津おもちゃ美術館」で構成されており、さまざまな世代が楽しめる施設となっています。
1階「やいづ えほんと」——学びと読書の空間
図書館には、小さな子どもが絵本を楽しめる読み聞かせ広場や、学生向けの学習スペースが完備されています。絵本だけでなく、ティーン向けの人気コミックスも揃えられており、幅広い年代が思い思いの時間を過ごせるのが魅力です。現在の蔵書数は約7,000冊で、今後も増える予定とのこと。
2・3階「焼津おもちゃ美術館」——遊びと創造の体験型スペース
おもちゃ美術館は、単なる展示スペースではなく、遊ぶ・作るを体験できる体験型施設です。身近な素材を使ったおもちゃづくりのワークショップや、大人向けの体験イベントも開催されており、親子で楽しめる場として親しまれています。
また、館内の建築には静岡県産のヒノキを使用。木の香りに包まれながら、心落ち着くひとときを過ごすことができます。
このように、たくさんのアイデアが詰まった『ターントクルこども館』は、多くの来場者を魅了し続けています。
「来館した多くの方から『1日では遊びきれない、また来たい!』と嬉しい声をいただいています。『ターントクルこども館』は、子どもが元気に遊び回りながら絵本が読める場所です。地域交流センターや図書館では静かに過ごさないといけませんが、ここでは子どもがのびのびできる環境が整っています。イベントも数多く開催しており、市民の交流の場となっています」
館内では数々のイベントが開催されています
『ターントクルこども館』は焼津市外在住の方も利用可能です。焼津を訪れた際は施設に足を運んでみてはいかがでしょうか。
●所在地
〒425-0027 静岡県焼津市栄町5-1-1
●アクセス
JR東海道線「焼津駅」南口より徒歩8分・しずてつジャストライン「市役所入口」下車徒歩4分
東名焼津ICから車で約10分・新東名藤枝岡部ICから車で約20分
●開館時間
やいづ えほんと 9:00~19:00
焼津おもちゃ美術館 10:00~16:00
●休館日
水曜日
火曜日と木曜日が比較的空いており、来場におすすめとのことです。
子どもたちが快適な学校生活を送れるよう、トイレやエアコンを整備
焼津市では子どもたちが快適に学校生活を送れるよう、教育環境整備事業にも力を注いでおり、ふるさと納税寄附金を活用しています。
その一環として進められているのが、小中学校のトイレ改修です。
「子どもたちが衛生的で快適な学校生活を送れるよう、和式・湿式(タイル貼りの床) のトイレを家庭と同様の洋式・乾式(シート貼りの床)に改修しました。“トイレが明るくなった”“清潔で快適に使用できてうれしい”と生徒から喜びの声が届いています」
さらに子どもたちの健康を守るため、 夏の猛暑対策として市内すべての小中学校の体育館にエアコンを整備。
この取り組みは災害時に体育館を避難所として利用した際、市民の健康を守る重要な役割も担っています。
焼津市は教育環境の整備だけでなく、子育て世代への経済的支援にも力を注いでいます。
一例として、0歳から高校卒業までの医療費を無償化し、治療費・入院費の負担をなくしました。
こうした支援を通じて、市民が「焼津市なら、安心して子どもを育てられる」と思えるまちづくりが進められています。
焼津市に寄せられたふるさと納税の寄付金は、「ターントクルこども館」や子どもたちの未来を支える教育環境整備などに活用されています。そのおかげで、多くの親子が安心して子育てができる環境を享受しています。ふるさと納税を利用し、焼津市の未来を支える応援をしてみてはいかがでしょうか。
自治体情報
静岡県中部に位置するまち。
東京と名古屋のほぼ中間に位置し、どちらの都市へも電車で1時間30分、車でなら2時間程度でアクセス可能です。
駿河湾、高草山山地、大井川流域の志太平野など、自然豊かな土地です。
日本有数の港町である焼津市は、観光地としても人気です。
お寿司、マグロをはじめとした海鮮丼、サクラエビのかき揚げなど、おいしいグルメが盛りだくさん。
「焼津さかなセンター」、「うみえ~る焼津」などの魚市場では、新鮮な海の幸を手頃な価格で堪能できます。
また、上質な温泉で評判の「焼津温泉」は市内11か所で楽しむことができます。
焼津市のふるさと納税の返礼品で特に人気の品は、なんといってもマグロです。
大トロ・中トロ・赤身などの刺身やとろける食感が魅力のネギトロ、厳選した素材を使用したツナ缶などバリエーション豊かに楽しんでいただけます。
特に希少価値の高い天然ミナミマグロは「海の赤いダイヤ」とも呼ばれ、引き締まった身と濃厚な味わいが絶品。 極上の品質を誇っており、高級寿司店などで提供されています。
ふるさと納税の返礼品で魅力ある海の幸を堪能し、焼津市を応援してみてはいかがでしょうか。
焼津市のふるさと納税
静岡県焼津市の基礎情報や返礼品をまとめてご覧いただくことができます。
