
投稿日:2024年11月5日
地域が誇る銘菓やブランド牛、旬の農産物や水産物、店舗や旅行で便利に使用できる優待券など、ふるさと納税には、バラエティに富んだ返礼品が揃っています。
ふるさと納税の楽しみは、返礼品を選び、受け取ることだけではありません。
縁(ゆかり)のある地方自治体や、お世話になった思い入れのある自治体などへの寄附金の使いみちを選ぶことで、自身の寄附金が町や村に与える影響を知ることも一つの醍醐味となるでしょう。
ふるさと納税バイブルでは、返礼品が目的の寄附だけではない選択肢を知ってもらうために、全国の自治体に寄附金の使いみちを伺い、その想いを発信していきます。
今回取り上げるのは、伝統工芸品「七宝焼」の認知向上と子育て支援に力を入れている愛知県あま市の取り組みです。
“見て・触れて・学び・体験する”総合施設「あま市七宝焼アートヴィレッジ」
国の伝統的工芸品の指定を受けている「尾張七宝」 。
尾張七宝は、愛知県西部の尾張地方で生まれた七宝焼です。
七宝焼とは、金属の表面に色とりどりのガラス質の釉薬をのせて焼き付けたもので、その名は仏教の経典に由来する“七種類の宝をちりばめたように美しいもの”から名づけられたといわれています。
七宝焼の技術は、エジプトやヨーロッパを経て中国から日本に伝わり、1833年に尾張藩士の息子の梶常吉によって七宝の製法が確立されました。その結果、愛知県尾張地方は日本の七宝製造の中心地となったのです。
1867年のパリ万博での出品をきっかけに尾張七宝は世界中に知られるようになりました。第二次世界大戦の生産中断による存亡の危機を乗り越え、1995年には経済産業省指定から伝統的工芸品に指定されています。
あま市は七宝焼の知名度向上を図るため、2004年4月に「あま市七宝焼アートヴィレッジ」を設立。施設の運営には、ふるさと納税の寄附金も一部充当しています。
「あま市七宝焼アートヴィレッジは、4つのゾーンで構成される“七宝焼ふれあい伝承館”と“ふれあい広場”を中心に、作品鑑賞、製作工程の見学、制作体験、各種イベントなど、『七宝』を“見て・触れて・学び・体験する”ことができる総合施設です。ふるさと納税の返礼品として提供される『七宝焼制作体験チケット』を利用して、実際に制作を体験していただくこともできます」
(あま市自治体担当者・以下同)
「七宝焼アートヴィレッジは2024年4月に開館20周年を迎え、今年度は特別イベントとしてシンポジウム、特別企画展、七宝焼特別体験教室、七宝焼街角ミュージアム(尾張七宝花瓶の貸出)などの記念イベントも開催しています」
七宝焼アートヴィレッジの20周年記念イベント「あまつり2024」
特別なイベントが開催されるこの期間に「あま市七宝焼アートヴィレッジ」を訪れてみてはいかがでしょうか。
子育て応援アプリ「あまっこなび あまっこエ~ル」で子育て世代をサポート。
あま市では子育て支援にも力を入れており、子育て応援アプリ「あまっこなび あまっこエ~ル」を開発し、2024年に配信を開始しました。このアプリの運用にもふるさと納税の寄附金を活用しています。
このアプリの機能には以下が含まれます。
- 母子健康手帳機能
- 予防接種スケジューラー
- 検診・子育て教室・子育ての通知
- イベント情報の提供
- 子育て施設・医療機関の検索
- 離乳食サポート
- 多言語対応
アプリだけでなくウェブ版も用意するなど、使いやすさも追及しています。
「妊娠期から子育て世代まで、幅広く個人に応じたていねいな子育て支援と、保護者の利便性向上のために導入しました。 乳幼児健診の記録や予防接種のスケジュール、子育て関連のイベントや施設情報などの発信を行っています」
保健センターに電話することなく、子どもの健診や予防接種のスケジュールや情報を通知で受け取ることができ、子育てで慌ただしい毎日を送るお母さんをサポートする機能が充実しています。また、アプリに成長記録を記すことも可能です。
「母子手帳や健診結果、子育ての記録をアプリに記録したり、お腹の中の赤ちゃんの写真を登録し、写真で成長記録を残すこともできます。このアプリを使って、家族全員で思い出を共有してもらえたらと思います。ぜひとも使っていただきたいですね」
だし汁の取り方などの離乳食のレシピの紹介や、1歳まで気を付けてもらいたい食品の掲載など、離乳食のサポートも行っています。
こうした取り組みの成果により、2024年9月までに397人が「あまっこエ~ル」に登録を行いました。
「今後も、子どもたちの健やかな成長と保護者の負担軽減につながるよう、子育て支援にふるさと納税の寄附金を活用していきます」
伝統工芸品「尾張七宝」の認知向上を目指し、子育て支援で次世代を育成するあま市の取り組みを応援したいという方は、ぜひ寄附をお願いいたします。
自治体情報
愛知県の北西部に位置する市。 2010年3月に海部郡七宝町、美和町、甚目寺町の3町合併により誕生しました。
市内のほぼ全域が海抜ゼロメートル地帯で濃尾平野が広がる一方、名古屋駅へは電車で約15分で到着し、住宅と田園風景の調和の取れたまち。
弥生時代中期の遺跡が発掘されるほど歴史が古く、市内には寺社や史跡が散在しています。
全国で唯一「漬物の神様」を祀る萱津神社では毎年8月21日に「香の物祭」 を開催し、各地から多くの漬物業者が訪れています。
下萱津の藤の花
消防・防災対策や防犯・交通安全対策を強化し、「安全で安心に暮らせるまち」づくりを行っているのも特徴です。
あま市のふるさと納税
愛知県あま市の基礎情報や返礼品をまとめてご覧いただくことができます。
