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寄付金の使いみち

「石岡つくばねハーフマラソン」で市街地に賑わいを。石岡市の取り組み

地域が誇る銘菓やブランド牛、旬の農産物や水産物、店舗や旅行で便利に使用できる優待券など、ふるさと納税には、バラエティに富んだ返礼品が揃っています。

ふるさと納税の楽しみは、返礼品を選び、受け取ることだけではありません。

縁(ゆかり)のある地方自治体や、お世話になった思い入れのある自治体などへの寄附金の使いみちを選ぶことで、自身の寄附金が町や村に与える影響を知ることも一つの醍醐味となるでしょう。

ふるさと納税バイブルでは、返礼品が目的の寄附だけではない選択肢を知ってもらうために、全国の自治体に寄附金の使いみちを伺い、その想いを発信していきます。

今回取り上げるのは、ハーフマラソン大会の開催やランドセルの無償提供など独自の取り組みを行う茨城県石岡市です。

全国から2,000人以上のランナーが集まった「石岡つくばねハーフマラソン」

茨城県石岡市では、「石岡つくばねハーフマラソン」の運営費にふるさと納税の寄附金を充当しています。

この大会は、シャッター街化が進む石岡市の中心市街地の活性化を目指して企画されました。2024年2月18日に開催された第1回大会には、総勢2,459名のランナーが申し込み、地元だけでなく、全国から多くの参加者が集まりました。当日は天候にも恵まれ、沿道に集まった観客から大きな声援が送られ、市街地はいつにも増して賑わいを見せました。多くの市民の皆さんにも喜んでいただけたと思います」(石岡市自治体担当者・以下同)

本大会では、ハーフマラソンに加え、一般5キロ、中学生3キロ、小学生2キロ、親子2キロの全5部門が実施されました。ゲストランナーには、バルセロナ五輪で銀メダル、アトランタ五輪で銅メダルを獲得した有森裕子さんを迎えました。

ハーフマラソンのコースは、石岡市内から八郷地区へと抜けるルートで、石岡市内では歴史的な町並みを、八郷地区では正面に筑波山をのぞむ自然豊かな風景を楽しみながら走ることができます。

コースの途中には鬼越峠という急坂があり、『ここを走るのがキツかった』という声が多く寄せられました。トレーニングに適しているとの評価もあり、今後、この鬼越峠を大会の名物としてアピールしていきたいと考えています

前夜祭として開かれた開会式では鏡割りが行われ、石岡市の名産品である地酒が振る舞われました。また、当日コースに設けられた各給水所では特産品のイチゴが配られるなど、石岡市の魅力を散りばめたもてなしが、参加者から好評を博しました。

ふるさと納税の寄附金は、大会参加者にお渡しする参加賞(Tシャツやスポーツタオルなど)や新聞への掲載費用、タイムの計測やゼッケンの作成といった業務委託費用に活用させていただきました。

また、ふるさと納税の返礼品として大会への参加をお選びいただくこともできます

「石岡つくばねハーフマラソン」の第2回目の開催が2025年2月16日に決定しています。エントリーなどの最新情報は、大会公式サイトをご確認ください。
https://ishioka-half.com/

すべての新小学1年生にランドセルをプレゼント

もうひとつ、石岡市独自の寄附金の使いみちとして、新小学1年生へのランドセルの無償提供があります。

市外の学校に通学するお子さんを含め、石岡市に住民票があるすべての新小学1年生に、入学祝いとしてランドセルを無償提供しております。

この取り組みは、子育て世代の支援を検討する中で、年々上昇するランドセルの金額を考慮し、2012年に始めました。以降、現在まで事業として継続しております」

ランドセルは6色7種類を用意。配布に先立っては見本の展示会を開き、児童や保護者が実物を見て、好きな色や形のランドセルを選ぶことができます。

「最初のお知らせは毎年5月くらいにお送りしています(来年度に小学1年生になるお子さんをお持ちの方が対象)。その後、見本の展示会への参加を含めて申請していただき、翌年の1月を目安に各ご家庭にお渡しする、という流れで進めております」

その他の取り組み

その他にも、石岡市ではさまざまな取り組みにふるさと納税の寄附金を活用しています。その中から2つご紹介します。

・通勤通学者特急券定期券購入補助

ー特急券

石岡駅または土浦駅から特急を利用し、柏駅以南へ通勤・通学をする社会人・学生を対象に、月16,000円を上限として費用の2分の1を補助しています(年間最大192,000円)。現在の利用者は100~200人ほど。

ー定期券

大学生以上の学生を対象に、定期券にかかる費用の補助を行っています。通学先の制限はなく、市内在住で羽鳥・石岡・高浜・神立駅から通い、石岡駅起点で1ヶ月定期券利用金額が9,000円を超える場合は、3分の1(最大3,000円、年間最大36,000円)を補助。現在の利用者は300人ほど。

「いずれも、『通勤通学の金額的負担の軽減になる』とご好評の声をいただいており、転出の抑制につながっています」

・石岡駅のおもてなし装飾

茨城デスティネーションキャンペーン(※)に合わせ、寄附金を活用し、石岡駅におもてなしの装飾を施しました。

※JRグループ6社と地域が一体となって行う国内最大規模の観光キャンペーン。茨城では令和5年10月~12月に開催

駅舎正面に巨大なポスター、ホームに横断幕、コンコースには季節に合わせた生花(バラやクリスマスの装飾など)を展示。また、駅の自由通路には「喋る観光AIポスター」を掲示し、QRコードを読み取るとスマートフォンに「ししまる君(石岡市観光協会キャラクター)」が登場し、楽しく喋って石岡市の魅力を伝える仕掛けも設置しました(現在は終了)。

ハーフマラソン大会で市外から人を呼び込み、魅力を広く発信すると共に、ランドセルの無償提供や通勤通学補助など、市民の生活に寄り添った支援を行っている石岡市。これらの取り組みを応援したいという方は、ぜひ寄附にご協力をお願いいたします。

自治体情報

茨城県のほぼ中央に位置する石岡市は、関東の名峰・筑波山と日本で2番目に大きい湖・霞ヶ浦とに挟まれた平坦な地形を有します。茨城空港からは約10km、東京駅からJR石岡駅までは特急で約1時間。駅周辺の市街地には、瓦葺の商家やアールデコ調の建築など、レトロな町並みが広がり、個性あふれるまち歩きを楽しめます。

ふるさと納税の返礼品にも、魅力的な特産品が盛りだくさん。石岡つくばねハーフマラソンで振舞われたイチゴや日本酒をはじめ、巨峰や梨、柿などの季節の果物を豊富に取り揃えています。

石岡市のふるさと納税

茨城県石岡市の基礎情報や返礼品をまとめてご覧いただくことができます。

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