ふるさとを離れて頑張っている学生さんに出来ることーー

投稿日：2020年11月4日

コロナ禍でキャンパスに通えない状況が続き、大学生が悲鳴を上げています。講義の大半はオンライン、新入生は友人も作れず孤立。アルバイトや帰省もままならず、特に地元を出た学生達は厳しい環境に置かれていました。そんな中、ふるさと納税を使い学生達に救いの手を伸ばした取り組みが、宮崎県小林市で行われました。

ふるさとを離れて頑張っている学生を応援したいーー。

そんな思いのもと、学生を支えるプロジェクトが立ち上がりました。帰省を自粛している小林市出身の学生を対象に、「ふるさと納税」で集まった寄附金を活用して、ふるさとである小林市から、お米や野菜などの応援物資を届けるというプロジェクトです。応援物資の中には、当時手に入れることが困難であったマスクも同梱。このマスクは、有名ファッションコレクションなどのきらびやかな洋服を作っている市内の会社が、何か役に立てないかと生産したガーゼ布クラフトマスクです。

このプロジェクトでは目標額以上の寄附が寄せられ、230人の出身学生に応援物資を送付できました。学生とは、その後も継続した繋がりを持ち、コロナ禍で拡充される学生支援関連情報などを随時提供しています。応援物資の送付は、市出身学生や市外就職者など、ふるさとを離れる若者との関係を構築する有効な仕組みとして、今後も継続していく予定でいます。