新型コロナウイルス対策費の増加で、地方自治体の財政に赤信号が灯り始めています。2021年度予算は、企業の収益悪化などから税収不足がさらに深刻化するといわれており、このまま自治体の税収が少なくなれば、教育や子育て、医療、福祉など、これまで住民が受けていた行政サービスが受けられなく可能性があります。
「ふるさと納税」を利用したクラウドファンディング
仕事や雇用を失い、生活に困窮する人々の増加を防ぐとともに、ウィズコロナに適応した社会経済システムを構築していく必要があるため、財政支出の拡大は避けられません。このピンチを乗り切るために、「ふるさと納税」を利用したクラウドファンディングが、兵庫県南あわじ市で実施されています。ふるさと納税は寄附金の使い道を寄附者自身で選ぶことができますが、より使い方を限定し寄附を募る方法が、ふるさと納税を利用したクラウドファンディングです。
南あわじ市では新型コロナウイルス感染症「緊急総合対策事業」として、市民の笑顔のために活用する取り組みが予定されています。
・国の定額給付金制度の基準日以降に生まれた新生児1人につき、10万円を独自給付。
・市独自のポイント還元を実施することにより地域経済の下支えを図る事業。
・感染症拡大を防ぐ学校や避難所の環境整備。
・公共交通機関が行う感染防止策の支援。
このプロジェクトを通して、あなたの思い・ふるさと納税を自治体へ届け、一緒に新型コロナウィルス対策への取り組みと促進の課題の解決を応援しませんか?皆様からのご支援・ご協力をお待ちしております。
自治体情報
兵庫県最南端のまち「南あわじ市」は、京阪神への「食」の供給基地として大きな役割を果たしています。また、淡路人形浄瑠璃に代表される歴史と文化の豊かな地域でもあります。甘くやわらかい淡路産玉ねぎや伝統のある「淡路島牛乳」、「神戸ビーフ」「松阪牛」のもと牛になる淡路和牛の生産地でもあります。近年では新たな特産として、通常2年で流通するフグを、さらに1年かけてじっくり育てる「淡路島3年とらふぐ」や「淡路島サクラマス」が養殖されています。