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決めるのは住民~寄附金の使いみち~

投稿日:2021年1月9日

坂井市ではふるさと納税をスタートした当初、返礼品を扱っていなかった。『返礼品を選ぶ時のようにワクワクしていただきたい』と、大切にしていたのは、寄附金の使い道。
全国からいただいた寄附金を、既存事業や経常経費に充当するということは一切せず、市民公募により集まった事業提案の中から、市民をメンバーに含む検討委員会にて寄附金の使い道を決定し、そこで決定した事業についてのみ寄附金を充当している。
それを実現しているのが、ふるさと納税を活用した市民参画によるまちづくり「寄附市民参画制度」という取り組みだ。

寄附市民参画制度

ふるさと納税とは、もともと想定されていない、いわば付加的な税源である。坂井市は、寄附金の使い道については経常的経費ではなく、より政策的な事業に投入すべきと考えた。市民から寄附金で実現したい事業案を募集し、それを応援する市民あるいは坂井市の縁故者から応援を受けて事業を進めていくのが寄附市民参画制度の基本的な考え方である。

市民に誇りを持ってほしい

『市民が寄附を通じて誇りを持って市政に参加してほしい』という思いのもと、議員発議によって平成20年4月1日「坂井市寄附による市民参画条例」が制定された。
寄附金を募る事業を市民が提案し、その決定にまで市民の意思を反映させる条例は、全国でも例がなく、寄附を通じて市民の政策参加を可能にすると同時に、寄附金の使い道を明確化した。条例の概要は以下のとおり。

①寄附金の使い道は市民公募による
②使い道の決定は市民をメンバーに含む検討委員会により決定する
③使い道それぞれに目標額を定め、達した段階で事業化する

③については条例で明文化されているわけではないが、制度設立当初よりいわば「常時クラウドファンディング」状態で、明確な事業を寄附者に提示し寄附金を募ってきた。ポータルサイト上では目標額の達成速報を定期的に更新している。
 

更なる拡大を目指して

『ふるさと納税の使い道がとても具体的で共感が持てました。目標達成まで頑張ってください。』
使い道を応援する温かいコメントを数多くもらう中、寄附金の使い道を支持する声や、他の使い道も設定して欲しいといった声も寄せられており、寄附金の使い道をしっかりと見て、選んで寄附をいただけていることが分かった。一方で平成28年当時、坂井市は寄附額の低迷という課題を抱えていた。このままでは目標額400万円の事業を達成するのに、13年以上かかるという試算結果だった。

返礼品でまちをPR

『より早く、より多くの、より大きな、そしてより夢のある市民提案事業を実現したい!』
このような思いから、市役所の若手職員でプロジェクトチームを発足し、寄附金を全国から広く募るため、また、特産品を通じてまちをPRしたいという思いから、返礼品を導入することを決めた。結果、平成28年は約530万円程度であった寄附金額は、平成29年度に約4億5000万円と飛躍し、以降、平成30年度は約5億5500万円、令和元年度は約8億8400万円と、その実績を伸ばし続けた。制度拡充前は年間約300万円程度であった事業費への充当額が、現在では年間約1憶円にまで増加。こうして、制度拡充により、目標としていた事業規模の拡充や事業化のスピードアップを実現することができた。

担当者から一言!坂井市ふるさと納税

寄附市民参画制度により、これまで様々な事業を実施することができました。なかでも、特に印象に残っているのは、平成30年度より実施しているUIJターン就職奨学金返還支援事業です。坂井市に帰ってくる若者の奨学金返済について、上限100万円を支援する補助制度を、寄附金を財源に新設しました。
縁あって、支援対象者の新卒社会人の若者と話す機会がありました。当初は大学卒業後、坂井市に帰ってくるつもりはなかったそうですが、制度が後押しとなり、Uターン就職を決めたそうです。その時、『全国からの応援で奨学金を返せている。責任をもって坂井市に貢献したい。』とアツく語ってくれたことが印象に残っています。このように感じてくれた若者が帰ってきてくれたことは市の財産です。ふるさと納税を通じて、一人の人生が変わったのだと実感し、寄附金を活用して行う事業の責任を強く感じました。
「ふるさと納税」と聞くと、ややもすると『返礼品をもらえるお得な制度』というイメージを持ってしまいがちですが、それはふるさと納税の本当の魅力、姿ではありません。
ふるさと納税とは、寄附者が税の使い道について自らの想いを反映させることができる制度であるという原点に立ち、その趣旨を理解した上で各自治体が取り組むべきものと考えます。
市民参加型だからこそ実現できた寄附金の活用事例を一つでも多く増やし、より一層市民参画のまちづくりにつながるよう、そしてこの地域を豊かにすることが、寄附者に対するする一番の「恩返し」になるんだとの信念のもと、これからもふるさと納税に向き合ってまいります。
 

自治体情報

坂井市は福井県の北部に位置し、景勝地「東尋坊」に代表される海岸線や現存十二天守の一つ「丸岡城」を有する県内随一の観光地です。
また、コシヒカリの生みの親(故)石墨慶一郎博士の出身地であり、コシヒカリのふるさとと言われ親しまれております。その他、若狭牛、甘えび、越前がに、花らっきょう、越前そば、油揚げなど豊かな食に恵まれています。

返礼品情報

坂井市産極上たまごかけご飯セット 〜坂井平野の恵み〜
寄附金額: 10,000円

画像出典: 楽天

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寄附金額: 10,000円

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寄附金額: 55,000円

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